情報番号:001302 【更新日:2006.11.07】
各アカウントのバックアップ手順と復元手順<Microsoft(R)Outlook(R)Express 6>
対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種 |
|
対象OS |
Windows(R)XP, Windows(R)XP TabletPC Edition, Windows(R)XP Media Center Edition 2004 |
カテゴリ |
メール、バックアップ、メール関連バックアップ |
回答・対処方法
はじめに
Windows XPに標準で搭載されている「Outlook Express6」で設定した各アカウントのバックアップ方法と復元方法について説明します。
他パソコンに同じアカウント情報を登録する場合や何らかの問題で「Outlook Express 6」の設定をやり直す場合などに有効に活用できます。
■バックアップとは?復元とは?
バックアップとは、大切なデータをフロッピーディスクやハードディスク、CD-Rなどの記憶媒体に保存(バックアップ)することをいいます。また復元(バックアップの復元)とは、データが壊れたときなどに保存(バックアップ)したデータから元の環境に復元することです。
バックアップ
■準備:記憶媒体の用意
バックアップを行なうには、バックアップしたデータを保存する記憶媒体が必要です。記憶媒体には、フロッピーディスク(FD)、CD-R、USBフラッシュメモリなどさまざまな媒体が存在しておりますがそれぞれ容量や用途が異なります。またご使用のパソコンによっては、フロッピーディスクドライブやCD-Rドライブが装備されていない場合があります。事前にご使用のパソコンの仕様についてご確認ください。
以下は、記憶媒体の一例です。その他にSDカードなど様々な記憶媒体がございます。ご使用の環境に合わせた媒体をご準備ください。
表の詳細 記憶媒体の種類 | 容量について |
フロッピーディスク(FD) | 容量が1.44MBしか保存できないため、大きなデータの保存には適しません。 |
CD-R | 容量が640MB~700MBの大きなデータを保存することができます。 |
USBフラッシュメモリ | 32MBや512MBなど種類によって容量が異なります。 |
■操作手順
以下手順は、例としてハードディスク上の[マイドキュメント]にバックアップしたいデータを書き出してから記憶媒体にコピーする方法について説明しています。
フロッピーディスクやUSBフラッシュメモリ、SDカードなど直接記憶媒体に保存したい場合は、保存する場所で各記憶媒体のドライブを指定してください。
- 「Outlook Express 6」を起動します。
- メニューバーの[ツール(T)]→[アカウント(A)]の順にクリックします。
- 「インターネットアカウント」画面が表示されます。「メール」タブをクリックし、バックアップしたいアカウントを選択して[エクスポート(E)]ボタンをクリックします。
※ 他のタブにバックアップしたいアカウントがある場合は、そのタブをクリックしバックアップしたいアカウントを選択して[エクスポート(E)]ボタンをクリックします。
(図1)
- 「インターネットアカウントのエクスポート」画面が表示されます。
”保存する場所(I)”から[マイドキュメント]を選択し、”ファイル名(N)”に任意の名前を入力して[保存(S)]ボタンをクリックします。
※アカウントのバックアップファイルを他の記憶媒体に保存したい場合は、”保存する場所(I)”で使用する記憶媒体のドライブを指定してください。
例:フロッピーディスクの場合は、[3.5インチFD(A:)]を指定します。
(図2)
- 「インターネットアカウント」画面に戻ります。[閉じる]ボタンをクリックしてください。
以上でバックアップ作業は終了です。
選択した保存場所にアクセスし、正常にバックアップできているか確認してください。保存したファイルの拡張子は*.iafで登録されます。
(図3)
※[マイドキュメント]フォルダに保存したアカウントのバックアップファイルをCD-Rにバックアップする場合は、以下のリンクをご参照ください。
[001258:「Roxio Easy CD Creator5」を使用してデータをバックアップする方法]
[001264:「Drag'n Drop CD」を使用してデータをバックアップする方法]
[002841:「RecordNow! for TOSHIBA」を使用して、CDやDVDにデータを保存する]
[005196:「TOSHIBA Disc Creator」を使用して、CDやDVDにデータを保存する]
復元
■準備:CD-Rなどのメディアにデータをバックアップした場合
※フロッピーディスクやUSBフラッシュメモリ、SDカードなどの記憶媒体にバックアップした場合は、本準備を行なう必要はありません。
CD-Rなどのメディアにデータをバックアップした場合、保存されたファイルは属性が読み取り専用に変更されます。読み取り専用属性のデータを復元することはできません。いったんハードディスク上([マイドキュメント]フォルダなど)にデータをコピーし属性を解除してください。
- [スタート]ボタン→[マイコンピュータ]をクリックし、「マイコンピュータ」画面からCD-Rドライブをダブルクリックして開きます。
- バックアップしたデータをコピーするフォルダを開きます。
※ここでは、例として[マイドキュメント]にコピーします。[スタート]ボタン→[マイドキュメント]をクリックします。 - CD-Rに保存しているバックアップデータを選択します。
※メニューバーの[編集(E)]→[すべて選択(A)]をクリックするとCD-Rに保存しているファイルすべて選択されます。 - 選択したファイルをコピー先のフォルダ画面上にドラッグ・アンド・ドロップします。
(図4)
- ファイルがコピーされます。コピーしたバックアップファイルをマウスの右ボタンでクリックし、表示されるメニューから[プロパティ(R)]をクリックします。
(図5)
- プロパティの「全般」タブ画面が表示されます。”属性”項目の[□ 読み取り専用(R)]にチェックが付いている場合は、クリックしてチェックをはずしてください。
(図6)
- [適用(A)]→[OK]ボタンをクリックします。
- 同様の操作を行ない、すべてのバックアップファイルをハードディスク上にコピーし、読み取り専用属性が解除されていることをご確認ください。
■操作手順
※以下手順は、CD-Rにバックアップしたファイルをハードディスク上の[マイドキュメント]にコピーしたことを前提としています。フロッピーディスクやUSBフラッシュメディア、SDカードなどの記憶媒体にデータをバックアップした場合は、各ドライブを指定してください。
- 「Outlook Express 6」を起動します。
- メニューバーの[ツール(T)]→[アカウント(A)]の順にクリックします。
- 「インターネットアカウント」画面が表示されましたら、「メール」タブをクリックし[インポート(I)]ボタンをクリックします。
(図7)
- 「インターネットアカウントのインポート」画面が表示されます。”ファイルの場所(I)”項目から[マイドキュメント]を選択し、アカウントのバックアップファイルを選択して[開く(D)]ボタンをクリックします。
※[マイドキュメント]以外の場所にアカウントのバックアップファイルを保存している場合は、保存先の記憶媒体のドライブ名を指定してください。
例:フロッピーディスクの場合は、[3.5インチFD(A:)]を指定します。
(図8)
- 「インターネットアカウント」画面に復元したアカウントの名前が表示されましたら[閉じる]ボタンをクリックしてください。
(図9)
以上で復元作業は終了です。
【注意】
バックアップ元と復元先との間で、ダイヤルアップネットワーク接続設定に違いがある場合は、作業終了後に再度設定を行なう必要があります。
- メニューバーの[ツール(T)]→[アカウント(A)]の順にクリックします。
- 「インターネットアカウント」画面が表示されましたら「メール」タブをクリックし、復元したアカウントを選択して[プロパティ(P)]ボタンをクリックします。
- プロパティ画面が表示されましたら、「接続」タブをクリックし設定を行なってください。
関連情報
[001301:メールのバックアップ手順と復元手順<Microsoft(R)Outlook(R)Express 6>]
[001303:アドレス帳のバックアップ手順と復元手順<Microsoft(R)Outlook(R)Express6>]
以上