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情報番号:011196  【更新日:2010.08.19

「PC引越ナビ(R) Ver4.0.2」前のパソコンのデータを移行する

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7
カテゴリ その他のプレインストールソフト、バックアップ、インターネット関連バックアップ、メール関連バックアップ、データのバックアップ

回答・対処方法

内容と対応

パソコンを買い替えたときは、それまでに使用していたパソコンと同じ環境にするために、設定やデータの移行といった準備が必要です。「PC引越ナビ」は、設定やデータを1つにまとめ、新しいパソコンへの移行の手間を簡略化することができるプログラムです。事前に次の点を確認しておくと、よりスムーズに操作ができます。

ここでは、移行したい設定やデータが保存されているパソコンを「前のPC」、設定やデータを移行したいパソコンを「新しいPC」として説明します。

※一部の機種では、パソコンご購入時に「PC引越ナビ」がインストールされておりません。あらかじめインストールする必要があります。インストール方法については、以下のリンクをご参照ください。
[011197:「PC引越ナビ(R) Ver4.0.2」インストール方法]

パソコンの仕様を確認する

■前のPCの動作環境を確認する

「PC引越ナビ」は、「前のPC」で実行するこん包プログラムを別途、準備しております。こん包プログラムは、以下の環境で動作します。

※下記以外の環境での動作は保証されません。

<ハードウェア>

  • 当社製コンピューターのみサポート

※他メーカー製は、サポート対象外となります。

<OS>

  • Windows XP
  • Windows Vista
  • Windows 7

※マイクロソフト社が提供している最新のService Packを適用していること。

※「Internet Explorer 6 SP1」以上のバージョンであること。
このバージョンより前の場合は、「Internet Explorer 6 SP1」の適用を行なってください。その際に「Outlook Express」のインストールも行なってください。

【こん包ファイルを使った引っ越しの制限事項】

  • こん包プログラムで作成するこん包ファイルが分割される場合、分割された1つのこん包ファイルの最大は、2GBとなります。
  • 2GBを越える大きさのファイルは、こん包ファイルに含めることができないため、引っ越しできません。
  • 「PC引越ナビ」が同時に引っ越しできるファイル数は、最大65,000ファイルです。
  • こん包プログラムでこん包ファイルを作成するには、作成される予定のこん包ファイルの大きさの約2.3倍の容量が、保存先の装置に必要です。

■使用できる環境を確認する

設定やデータを移行する引っ越し方式には、次の3種類の方法があります。
「前のPC」と「新しいPC」の仕様を確認し、共通して使用できる方法の中から、移行する設定やデータの容量に適した方法を選んでください。

  • USBフラッシュメモリを使用する
    [◎ USBメモリで引っ越し]を選択すると、USBフラッシュメモリを使って、こん包プログラムを「前のPC」へコピーします。「前のPC」からUSBフラッシュメモリを使って、「新しいPC」へデータを引っ越しします。

    <この引っ越し方式を使える条件>
    ・512MB以上のUSBフラッシュメモリを持っている。
    ・「前のPC」と「新しいPC」の両方でUSBフラッシュメモリを使用できる。

    ※こん包プログラムのコピーについては、USBフラッシュメモリの他にSDメモリカードを使用することもできます。「前のPC」と「新しいPC」の両方でSDメモリカードが使用できることを確認してください。

    <光ディスクや他のリムーバブルディスクをお持ちの方>
    こん包ファイルの荷造りで、USBフラッシュメモリの他に、以下の光ディスクやリムーバブルディスクが使用できます。
    ・ブルーレイディスク(BD-R、BD-RE)
    ・DVD(DVD-R、DVD-RW、DVD+R、DVD+RW、DVD-RAM)
    ・CD(CD-R、CD-RW)
    ・SDメモリカード
    ・外付けハードディスク、ポータブルハードディスク

    BDやDVDなどの大容量の光ディスクは、引っ越しデータが大きく、こん包ファイルが分割される場合などにご使用をおすすめします。
    ※BD/DVD/CDにデータを書き込むときは、書き込みソフトウェア(ライティングソフト)を使用する必要があります。ライティングソフトの操作は、そのソフトに添付されている取扱説明書またはヘルプを参照してください。
    ※BD/DVD/CDなどを使用する場合は、あらかじめ「前のPC」と「新しいPC」の両方で使用できることを確認してください。

    この引っ越し方式を使用する方法については、[011198:「PC引越ナビ(R) Ver4.0.2」使用方法<USBメモリ編>]を参照してください。

  • USBフラッシュメモリとネットワークを使用する
    [◎ USBメモリとネットワークで引っ越し]を選択すると、USBフラッシュメモリを使って、「こん包プログラム」を「前のPC」へコピーします。「前のPC」からネットワークを使って、「新しいPC」へデータを引っ越しします。

    <この引っ越し方式を使える条件>
    ・512MB以上のUSBフラッシュメモリを持っている。
    ・「前のPC」と「新しいPC」の両方で、USBフラッシュメモリを使用できる。
    ・「前のPC」と「新しいPC」の両方が同一のネットワークに接続されている。
    ・「前のPC」と「新しいPC」のセキュリティソフトまたはWindowsのファイアウォール機能をオフにしている。

    ※こん包プログラムのコピーについては、USBフラッシュメモリの他にSDメモリカードを使用することもできます。「前のPC」と「新しいPC」の両方でSDメモリカードが使用できることを確認してください。

    この引っ越し方式を使用する方法については、[011200:「PC引越ナビ(R) Ver4.0.2」使用方法<ネットワーク編(USBメモリ利用)>]を参照してください。

  • USBフラッシュメモリとクロスケーブル(有線LAN)を使用する
    [◎ USBメモリとクロスケーブルで引っ越し]を選択すると、USBフラッシュメモリを使って、「こん包プログラム」を「前のPC」へコピーします。「前のPC」からクロスケーブルを使って、「新しいPC」へデータを引っ越しします。

    <この引っ越し方式を使える条件>
    ・512MB以上のUSBフラッシュメモリとクロスケーブルを持っている。
    ・「前のPC」と「新しいPC」の両方で、USBフラッシュメモリを使用できる。
    ・「前のPC」と「新しいPC」がクロスケーブルで接続されている。
    ・「前のPC」と「新しいPC」のセキュリティソフトまたはWindowsのファイアウォール機能をオフにしている。
    ・無線LANをオフにしている。

    ※こん包プログラムのコピーについては、USBフラッシュメモリの他にSDメモリカードを使用することもできます。「前のPC」と「新しいPC」の両方でSDメモリカードが使用できることを確認してください。

    この引っ越し方式を使用する方法については、[011199:「PC引越ナビ(R) Ver4.0.2」使用方法<クロスケーブル編(USBメモリ利用)>]を参照してください。

引っ越し可能な設定とデータ

引っ越しできる設定とデータは、以下のものです。これ以外は、引っ越しできませんので、ご注意ください。

※引っ越し対象となる設定とデータは、「PC引越ナビ」を起動したときにログインしているユーザーの情報となります。
※「前のPC」から「新しいPC」へ引っ越しされた設定とデータが「前のPC」から削除されることはありません。

  • 「Internet Explorer」の設定
    ※「Internet Explorer 6 SP1」以上

    ・お気に入り
    ・RSSフィード
    ・Cookie
    ・ホームページ(スタートページ)
    ・ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定

  • 「Outlook Express」、「Windows メール」、「Windows Live メール」の設定とデータ
    ※「Outlook Express 6 SP1」以上


    ・アドレス帳
    ・メールデータ
    ・アカウント情報(メールアカウント、ニュースアカウント、ディレクトリサービスアカウント)

    「indows Live メール 2011」のアドレス帳について
    【注意:「Windows Live メール 2011」のアドレス帳について】
    「PC引越ナビ Ver4.0.2」では「Windows Live メール」または「Windows Live メール 2011」(引っ越し元)のアドレス帳を、「Windows Live メール 2011」(引っ越し先)のアドレス帳に引っ越しすることをサポートしておりません。「Windows Live メール 2011」のアドレス帳については、以下のリンクを参照し、手動でバックアップ/復元を行なってください。
    [011545:「Windows Live(TM)メール 2011」アドレス帳をバックアップする方法<Windows(R)7>]
    [011546:「Windows Live(TM)メール 2011」バックアップしたアドレス帳を復元する方法<Windows(R)7>]


  • 「Outlook」の設定とデータ
    ※「前のPC」は「Outlook 2002」以上、「新しいPC」は「Outlook 2003」以上

    ・個人用フォルダーに含まれるデータ
    ※[受信トレイ]など[個人用フォルダー]の階層下に表示されるフォルダー、[連絡先](アドレス帳)も含まれます。

    ・電子メールアカウント設定(Exchange Serever、POP3、IMAP、HTTP)

    ・個人アドレス帳
    ※通常は存在しません。ユーザーが追加すると作成されます。

    ・仕訳(仕分け)ルール

    ・署名
    ※作成するメールの種類に対応して3種類。html、rtf、txt

  • [マイドキュメント(ドキュメント)]フォルダーに含まれるファイル
  • デスクトップ上のファイル
  • 任意のフォルダーに含まれるファイル

【引っ越し可能な設定とファイルの注意制限事項】

インターネット、メール関連の設定やデータは、「Internet Explorer 7/8」から[Internet Explorer 6 SP1]への引っ越し、「Windows Live メール」から「Windows メール」や「Outlook Express」への引っ越しといった前のバージョンへの引っ越しはできません。また「新しいPC」にすでに設定やデータの登録を行なっている場合、引っ越しするデータによっては「前のPC」の設定やデータに入れ替わってしまいます。

詳細については、「PC引越ナビのヘルプ」を確認してください。ヘルプの起動方法は、次の<注意制限事項を確認する>手順1~2を参照してください。

「目次(C)」タブの[ようこそ、PC引越ナビへ]→[引っ越し可能な設定とファイル]、またそのヘルプ内の「引っ越しできる設定とファイルの説明」に引っ越しの注意制限事項が記載されております。あらかじめ、各項目をよくお読みください。

図1(図1)

注意制限事項を確認する

次の手順で、「PC引越ナビ」の注意制限事項を確認することができます。

  1. [スタート]ボタンスタート→[すべてのプログラム]→[PC引越ナビ]をクリックします。
  2. 「PC引越ナビ」が起動し、”使用許諾”画面が表示されます。画面右下の[ヘルプ?]ボタンをクリックします。
    図2(図2)

  3. 「PC引越ナビのヘルプ」画面が表示されます。「目次(C)」タブで[注意制限事項とメッセージ]をクリックし、画面右側に表示される各項目をよくお読みください。
    図3(図3)

以上