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情報番号:013973  【更新日:2013.01.29

「PC引越ナビ(R) Ver5」使用方法<BD、DVD編(USBメモリ利用)>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)8,Windows 8.1
カテゴリ その他のプレインストールソフト、バックアップ、インターネット関連バックアップ、メール関連バックアップ、データのバックアップ

回答・対処方法

はじめに

この情報ではBD(Blu-ray Disc)、DVD、CDなどの光ディスクを利用した「PC引越ナビ」の使用方法について説明します。

注意事項
【Windows 8.1へアップデートして使用されている方へ】
本情報は、Windows 8プレインストール時の操作手順となります。
Windows 8.1へアップデート後も同様の操作を行なうことができますが、若干手順が異なる場合があります。
Windows 8.1の一般的な操作手順については、<Windows 8.1 FAQ情報>を参考ください。

「PC引越ナビ」については、以下のリンクを参照してください。
[013970:「PC引越ナビ(R) Ver5」前のパソコンのデータを移行する]

本手順では、移行したい設定やデータが保存されているパソコンを「前のPC」、設定やデータを移行したいパソコンを「新しいPC」として説明します。

※この情報では、BD(Blu-ray Disc)、DVD、CDなどの光ディスクと一部USBメモリを使用して操作をすることを前提に説明しています。他の装置をご使用の場合はその装置に置き換えて手順を実行してください。

※USBメモリの取扱方法に関しては、以下のリンクを参照してください。
[013921:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows(R)8>]
[009970:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows(R)7>]
[006042:USBメモリの取扱方法<Windows Vista(R)>]
[004839:USBメモリの取扱方法<Windows(R)XP>]

<この引っ越し方式を使える条件>

  • USBフラッシュメモリを持っている。
    ※USBフラッシュメモリは、使用前に内容を確認して、初期化(フォーマット)してください。フォーマットする方法は、[013976:USBフラッシュメモリをフォーマットする方法<Windows(R)8>]を参照してください。
    ※USBフラッシュメモリ以外に、SDメモリカード、メモリースティックなども使用できます。「前のPC」と「新しいPC」の両方でSDメモリカード、メモリースティックなどが使用できることを確認してください。

  • 前のPCと新しいPCの両方で、USBフラッシュメモリを使用できる。
  • 「前のPC」と「新しいPC」の両方で、BD(Blu-ray Disc)、DVD、CDの読み書きができる。

【操作にあたって】

こん包ファイルを使った引っ越しには、1つのこん包ファイルの最大のサイズ、同時に引っ越しできるファイル数、保存先装置の空き容量に制限があります。制限はご使用の機種により異なります。確認方法は、[013970:「PC引越ナビ(R) Ver5」前のパソコンのデータを移行する]<ヘルプの起動方法>の「こん包ファイルを使った引っ越しの制限事項の確認方法」を参照してください。

<作業の流れ>

「PC引越ナビ」は、下記の順に作業を進めていきます。

作業の流れ
作業内容 操作PC 説明
【ステップ1】
引っ越しの準備
新しいPC
新しいPC
<こん包プログラムのコピー>
「前のPC」で荷造りするためのこん包プログラムを作成し、
USBメモリへコピーします。
USBメモリ
USBメモリ
<「新しいPC」からUSBメモリの取りはずし>
こん包プログラムがコピーされたUSBメモリを
「新しいPC」から取りはずし、「前のPC」へ接続します。
【ステップ2】
引っ越し荷物の荷造り
前のPC
前のPC
<こん包プログラムの実行>
移行するためのデータをこん包します。
光ディスク
BD、DVD、CDなど
<こん包ファイルの書き込み>
こん包したデータを「新しいPC」へ持っていくために
BD、DVD、CDなどの光ディスクに書き込みます。
【ステップ3】
引っ越し荷物の開こん
新しいPC
新しいPC
<こん包ファイルを開こん>
「前のPC」の情報を「新しいPC」に移行します。


操作手順

ステップ1:引っ越しの準備

新たに環境を作成する「新しいPC」から作業を行ないます。

<こん包プログラムのコピー>

「前のPC」で荷造りするためのこん包プログラムを作成し、USBメモリへコピーします。

  1. スタート画面で、[デスクトップ]タイルをクリックします。
    図1(図1)

  2. デスクトップ画面が表示されます。[PC引越ナビ]アイコンをダブルクリックします。
    ※[PC引越ナビ]アイコンがない場合は、[013610:デスクトップから検索して目的のアプリやファイルを起動する方法<Windows(R)8>]を参照して「引越ナビ」とキーワードを入力して「PC引越ナビ」を起動してください。
    図2(図2)

  3. 「PC引越ナビ Ver.5」が起動し、”使用許諾”画面が表示されます。内容をよく読み、[◎ 同意する]をクリックして選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
    図3(図3)

  4. ”注意事項”画面が表示されます。内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
    図4(図4)

  5. ”機能説明”画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。
    図5(図5)

  6. ”引っ越し方式の選択”画面が表示されます。[◎ USBメモリとBD、DVDで引っ越し]をクリックして選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
    図6(図6)

  7. ”ステップ1 引っ越しの準備”画面が表示されます。画面の指示に従い操作を進めます。
    図7(図7)

  8. フォーマット済みのUSBメモリを「新しいPC」へ接続します。
    図8(図8)

  9. ”(1) USBメモリをこの新しいPCへ接続してください。”項目の[接続したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
    図9(図9)

  10. ”(2) USBメモリの場所を指定してください。”項目でUSBメモリの場所を確認し、[指定したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
    ※ご使用の環境により、USBメモリの場所は異なります。ここでは”F:\”として認識されています。
    ※USBメモリの場所が表示されない場合や場所が間違えている場合は、[参照]ボタンをクリックして指定してください。
    図10(図10)

  11. ”(3) USBメモリに「こん包プログラム」をコピーします。”項目の[コピースタート!]ボタンをクリックします。
    図12(図12)

  12. コピーを開始します。
    図13(図13)

  13. コピーが終わりましたら、”コピーが完了しました。”メッセージが表示されます。[完了したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
    図14(図14)

  14. USBメモリにこん包プログラムがコピーされていることを確認します。
    [リムーバブルディスク]→[こん包セット]フォルダーの中に「tcpip」フォルダー、「HIKKOSHI.ini」ファイル、「pcpack.exe」ファイルが保存されています。
    ※ご使用の環境により、「.exe」、「.ini」などの拡張子は表示されない場合があります。
    図15(図15)

  15. 「新しいPC」からUSBメモリを取りはずします。
    ※USBメモリの取りはずしかたは[013921:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows(R)8>]<USBフラッシュメモリの取りはずしかた>を参照してください。
    ※「PC引越ナビ」は終了しないでそのままにしておいてください。

  16. 「PC引越ナビ Ver.5」画面に戻ります。[次へ]ボタンをクリックします。
    図16(図16)

  17. ”ステップ2 引っ越しの荷造り”画面が表示されます。この画面の説明を確認しながら、「前のPC」を操作します。
    図17(図17)


ステップ2:引っ越し荷物の荷造り

ここからは「前のPC」で作業を行ないます。

※「新しいPC」の画面で説明を確認しながら、「前のPC」を操作します。

<こん包プログラムの実行>

「新しいPC」へ引っ越し(移行)するためのデータをこん包します。

  1. こん包プログラムがコピーされたUSBメモリを「前のPC」へ接続します。
    図18(図18)
新しいPCの画面確認
【ここで、「新しいPC」の画面を確認】
”(1) USBメモリを前のPCへ接続してください。”項目の[接続したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
図19(図19)
  1. こん包プログラムが保存されている場所(USBメモリ内の[こん包セット]フォルダー)を開き、[pcpack.exe]ファイルをダブルクリックして実行します。
    ※「前のPC」のOSによって、画面や操作が若干異なります。
    ※ご使用の環境により、拡張子(.exe)は表示されない場合があります。
    ・例1:デスクトップのタスクバーの[エクスプローラー]アイコン→[リムーバブルディスク]→[こん包セット]→[pcpack.exe]ファイルをダブルクリックします。
    ・例2:デスクトップ上の[マイコンピュータ]アイコン→[リムーバブルディスク]→[こん包セット]→[pcpack.exe]ファイルをダブルクリックします。
    ・例3:[スタート]ボタン→[コンピュータ](または[マイコンピュータ])→[リムーバブルディスク]→[こん包セット]→[pcpack.exe]ファイルをダブルクリックします。
    図20(図20)
新しいPCの画面確認
【ここで、「新しいPC」の画面を確認】
”(2) USBメモリの中に「こん包セット」フォルダがあります。”項目の[起動したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
図21(図21)
  1. 「PC引越ナビ Ver.5」が起動し、”PC引越ナビ 注意事項”が表示されます。内容を確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
    図22(図22)

  2. ”PC引越ナビ 機能選択”画面が表示されます。[◎ おまかせ]または[◎ 引っ越し項目指定]のどちらかをクリックして選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
    ※[◎ 引っ越し項目指定]を選択すると、より細かく引っ越しするデータを選択できます。ここでは[◎ おまかせ]の手順を説明します。
    図23(図23)

  3. ”PC引越ナビ 引っ越し方式指定”画面が表示されます。[◎ BD、DVDを使って、引っ越しをします。]をクリックして選択します。
    図24(図24)

  4. ”引っ越しに使う、光ディスクを選択してください。”項目の[V]をクリックして光ディスクの種類を選択します。
    ※引っ越し荷物(こん包ファイル)の大きさが書き込み可能な光ディスクの容量より大きくなると、光ディスクに格納できる大きさに引っ越し荷物(こん包ファイル)を分割する機能があります。引っ越しに使う光ディスクに合わせて、BD(Blu-ray Disc)、DVD、CDから選択してください。
    図25(図25)

  5. 選択しましたら、[実行]ボタンをクリックします。
    図26(図26)

  6. ”保存先[C:\hikkoshi]は、存在しません。作成してもよろしいですか?”メッセージ画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
    図27(図27)

  7. ”PC引越ナビ 実行中”画面が表示され、こん包ファイルの作成が始まります。
    図28(図28)

  8. こん包が終わると、”・・・こん包を完了しました。・・・”メッセージが表示されます。[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
    図29(図29)

  9. ”PC引越ナビ 完了”画面が表示されます。こん包ファイルの保存場所を確認し、[終了]ボタンをクリックします。
    図30(図30)

  10. 手順11で確認した保存場所にこん包ファイル([Disc*]フォルダー)が保存されていることを確認してください。
    ※こん包ファイルは、光ディスクの容量に合わせて、[Disc01]、[Disc02]・・・と複数に分割されて保存されます。[Disc*]の「*」には数字が入ります。
    図31(図31)
新しいPCの画面確認
【ここで、新しいPCの画面を確認】
”(3) こん包プログラムの操作を開始して、荷造りをしてください。”項目の[荷造りが終ったらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
図32(図32)

<こん包ファイルの書き込み>

[C:\hikkoshi]フォルダーに保存されたこん包ファイルをBD、DVD、CDなどの光ディスクに書き込みます。
※書きこむ際には、BD、DVD、CD書き込みソフトウェア(ライティングソフト)が必要です。

  1. 空のBD、DVD、CDなどの光ディスクを「前のPC」にセットします。
    図33(図33)

  2. [C:\hikkoshi]フォルダーに保存されたこん包ファイル([Disc01]フォルダー)をBD、DVD、CDなどの光ディスクに書き込みます。
    ※こん包ファイルが[Disc01]、[Disc02]・・・と複数に分割されて保存された場合は、それぞれのフォルダーを光ディスクに書き込んでください。

    操作方法は、以下のリンクを参照してください。
    ・Windows 8
    [013783:Windowsの書き込み機能を使ってCD/DVD/ブルーレイディスクにデータを書き込む方法(マスター形式)<Windows(R)8>]
    [013782:「Roxio Creator LJ」CD、DVD、ブルーレイディスクにデータを書き込む方法<Windows(R)8>]

    ・Windows 7
    [010180:「TOSHIBA Disc Creator」CDやDVDにデータを保存する<Windows(R)7>]
    [012884:「Roxio Creator LJ」CD、DVD、ブルーレイディスクにデータを書き込む方法<Windows(R)7>]
    [010288:ブルーレイディスクにデータを書き込む方法<Windows(R)7>]

    ・Windows Vista
    [005970:「TOSHIBA Disc Creator」を使用して、CDやDVDにデータを保存する<Windows Vista(R)>]

    ・Windows XP
    [005196:「TOSHIBA Disc Creator」を使用して、CDやDVDにデータを保存する]

新しいPCの画面確認
【ここで、新しいPCの画面を確認】
a.”(4) 荷造りした引っ越し荷物は、一時的フォルダ(C:\hikkoshi)の中のこん包フォルダ(Disk01)に保存されます。”項目の[書き込んだらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
図34(図34)

b.”(5) 前のPCの作業は、終了しました。[次へ]ボタンを押してください。”項目で[次へ]ボタンをクリックします。
図35(図35)


ステップ3:引っ越し荷物の開こん

ここからは「新しいPC」で作業を行ないます。

<こん包ファイルを開こん>

  1. こん包ファイルが保存された光ディスクを「新しいPC」へセットします。
    図36(図36)

  2. ”(1) こん包ファイルのあるBD、DVDをこの新しいPCに挿入してください。”項目の[挿入したらチェック □]をクリックしチェックを付けます。
    図37(図37)

  3. ”(2) こん包ファイルの場所を指定してください。”項目で光ディスクの場所を確認し、[指定したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
    ※ご使用の環境により、光ディスクの場所の場所は異なります。ここでは”E:\”として認識されています。
    ※光ディスクの場所が表示されない場合や場所が間違えている場合は、[参照]ボタンをクリックして指定してください。
    図38(図38)

  4. ”(3) 引っ越し荷物を開こんします。”項目の[開こんスタート!]ボタンをクリックします。
    図39(図39)

  5. ”開こん処理を実行すると、引っ越し先のXXXは、上書きされます。”メッセージ画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
    図40(図40)

    【注意】
    ※「Outlook Express」、「Windows メール」のデータを引っ越しした場合、変換のために、”ユーザー名”、”パスワード”を入力する画面が数回表示される場合があります。その場合は、「Outlook Express」、「Windows メール」のユーザー名、パスワードを入力するか、[キャンセル]ボタンを押してください。

  6. こん包ファイルの開こんを開始します。「新しいPC」へデータを設定します。
    ※光ディスクが複数ある(こん包ファイルが分割されている)場合は、メッセージに従って、順番に光ディスクを入れ替えてください。
    図41(図41)

  7. 開こんが完了すると、”・・・開こん処理を完了しました。”メッセージが表示されます。[開こんしたらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
    図42(図42)

  8. ”(4) 新しいPCの作業は、終了しました。[次へ]ボタンを押してください。”項目で[次へ]ボタンをクリックします。
    図43(図43)

  9. ”引っ越しの完了”画面が表示されます。[終了]ボタンをクリックします。
    図44(図44)

  10. ”コンピュータの再起動が必要です。再起動してもよろしいですか?”メッセージ画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
    図45(図45)

以上で作業は終了です。
「新しいPC」にデータが引っ越しされていることを確認してください。

<補足:引っ越し状況の確認>

「前のPC」と「新しいPC」ともにデスクトップに、[HIKKOSHI.LOG]ファイル(引っ越しの結果)が作成されます。引っ越しを行なったときのPCの状態によって、引っ越し対象項目の一部が引っ越しされていない場合があります。必ず、[HIKKOSHI.LOG]ファイルの内容を参照して、引っ越しの状況を確認してください。
※[HIKKOSHI.LOG]ファイルを確認する方法は、[013975:「PC引越ナビ(R) Ver5」引っ越しの結果(ログ)を確認する方法]を参照してください。

関連情報

以上