情報番号:017544 【更新日:2023.12.29】
高速スタートアップを無効にする方法<Windows 10>
対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種 |
|
対象OS |
Windows 10 |
カテゴリ |
Windowsの操作/設定、Windowsの起動と終了 |
回答・対処方法
はじめに
Windows 10は既定で高速スタートアップが有効になっています。そのため、シャットダウン時にシステム情報をファイルに保存し、次回パソコン起動時にそのファイルを読み込んで起動します。それによって、パソコンの起動時間が速くなります。
しかし、BIOSの設定を変更したあとや更新プログラムがインストールされたあとに再起動せずにシャットダウンしたり、シャットダウン中に周辺機器を取りはずしたり取り付けたりしたあとにPCを起動すると、前回シャットダウン時のシステム情報と一致しなくなり、動作が不安定になったり、周辺機器が認識されないなどのトラブルが発生する場合があります。
ここでは、高速スタートアップを無効にする方法について説明します。
高速スタートアップを無効にすると、シャットダウン時にWindowsが完全に終了となり、次回パソコン起動時にシステム情報を一から構築するため、有効のときと比べ、パソコンの起動時間が長くなります。しかし、高速スタートアップの影響で発生していたトラブルについては、改善することができます。
操作手順
※本手順は、Windows 10 2022 Update(Windows 10 バージョン 22H2)を元に作成しています。バージョンが異なると若干手順や画面が異なる場合があります。ご了承ください。お使いのパソコンのWindows 10バージョンを確認するには、[017041:Windowsのバージョンとビルド番号を確認する方法<Windows 10>]を参照してください。
※本設定を行なうには、管理者アカウントでサインインする必要があります。
- タスクバーの[スタート]ボタンをクリックします。
(図1)
- [スタート]メニューが表示されます。[設定]をクリックします。
(図2)
- 「設定」画面が表示されます。[システム]をクリックします。
(図3)
- 「システム」画面が表示されます。[電源とスリープ]をクリックします。
(図4)
- 「電源とスリープ」画面が表示されます。“関連設定”の[電源の追加設定]をクリックします。
※“関連設定”項目が表示されない場合は、画面をスクロールしてください。
(図5)
- 「電源オプション」画面が表示されます。[電源ボタンの動作の選択]をクリックします。
(図6)
- 「システム設定」画面が表示されます。“シャットダウン設定”がグレーアウト表示され、設定の変更ができない場合は、[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリックします。
(図7)
- “シャットダウン設定”の[□ 高速スタートアップを有効にする(推奨)]をクリックしてチェックをはずします。
※“シャットダウン設定”項目が表示されていない場合は、画面をスクロールしてください。
(図8)
- [変更の保存]をクリックします。
(図9)
- 「電源オプション」画面に戻ります。右上の[×]をクリックして閉じます。
(図10)
- 「電源とスリープ」画面に戻ります。右上の[×]をクリックして閉じます。
(図11)
設定は以上です。
高速スタートアップが無効になります。いったんパソコンをシャットダウンし、再度パソコンを起動して動作を確認してください。
※高速スタートアップを有効に戻したい場合は、上記操作を行ない、手順8で“シャットダウン設定”の[□ 高速スタートアップを有効にする(推奨)]にチェックを付けてください。
関連情報
以上