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Environment 環境 環境のことを考えてPCを選んでいますか。
たとえばCO2排出量の削減に貢献すること。環境汚染につながる有害物質を使用しないこと。資源循環型社会にふさわしいPCを創造すること。東芝はノートPCのパイオニアとして、そうした社会のニーズにきちんと応える環境調和型PCを推進しています。
 
 
[省電力] 低消費電力のPCこそ、CO2排出量減少に役立ちます。
地球温暖化を抑止するため世界188カ国が同意して温室効果ガス(CO2等)の削減目標を定めた「京都議定書」が2005年2月16日に発効しました。ノートPCは、デスクトップPCに比べて平均消費電力が格段に少ないというメリットがあります。これによりオフィスの消費電力の削減が可能となり、電気料金の削減はもとよりCO2排出量の減少にも役立ちます。誰もが日常的に実践できる取り組みであり、企業の社会的なイメージ向上にも貢献します。
みんなで止めよう温暖化 チーム・マイナス6%
京都議定書で定められた日本の目標は、2008年〜2012年の5年間で温室効果ガスを6%削減するというもの。目標達成のために日本政府が推進するプロジェクトが「チーム・マイナス6%」です。東芝は、その趣旨に賛同しチーム・マイナス6%に参加しています。
 
こんなに違う、デスクトップPCとノートPCの消費電力
CO2 排出量の比較
 
システム消費電力の比較
*システム消費電力の測定は、工場出荷状態の設定でおこなっております。
 
※PC利用時に排出されるCO2の削減効果をデスクトップPCとノートPCのそれぞれの場合において自社調査し、比較したものです。なおCO2は、実際にはPC生産時・利用時・廃棄時とそれぞれの時点で発生するものですが、利用時の発生量が圧倒的に多いという自社分析結果により、利用時に発生するCO2に限定して比較し説明しています。
※年間240日、1日8時間使用する場合。デスクトップPCのシステム消費電力を102W、dynabook SS S21〔Pentium® Mプロセッサー 超低電圧版753(1.20GHz)、2次キャッシュ2MB〕のシステム消費電力を18Wとして算出。  
●デスクトップPC(102W)とdynabook SS(18W)との消費電力の差…74W(102-18)×8h(1日)×240日(年間)=161,280W
●上記消費電力の差をCO2排出量に換算………………………161,280W×0.357(温室効果ガス排出量算定に関する検討結果による排出係数)×0.001=57.57696kg
●デスクトップPC(102W)の消費電力を電気料金に換算………102W×0.001×8h(1日)×240日(年間)×22円(/kWh)=4,308.48円
●dynabook SS(18W)の消費電力を電気料金に換算…………………18W×0.001×8h(1日)×240日(年間)×22円(/kWh)=760.32円
 
さらに、東芝だから実現できるユーティリティ
 
東芝が業界に先駆け、インテル、マイクロソフトとともに共同で開発した省電力規格。 ■省電力規格ACPI
CPU開発企業インテル、OSを提供するマイクロソフト、ノートPCを知り尽くす東芝の3社共同で省電力機能を規格化したものがACPI*です。CPUや液晶画面、HDDなどの電源をBIOSやOSから細かく設定・管理し、バッテリの電力消費を抑えることができます。さらに、電源が切られた状態からの復帰も高速です。電源を切る直前の作業状態をメモリではなくHDDに記憶しておき、停止中に電力を消費せず、しかも高速起動を可能にする「休止状態」モードがサポートされています。ACPIはノートPCにおける省電力規格のデファクトスタンダードになっています。
* ACPI=Advanced Configuration and Power Interface
 
使用状況やバッテリ残量に応じて、 電源設定をきめ細かくコントロールすることが可能。 ■省電力設定ユーティリティ (TOSHIBAオリジナル)
東芝は、ACPIを最大限に活用しユーザが電源設定を自由におこなえる省電力設定ユーティリティを開発。使用状況やバッテリ残量に応じて、CPU処理速度、モニタ輝度、操作していないときのHDD休止やモニタ電源切断などをきめ細かくコントロールできます。
省電力設定ユーティリティ
 
電力のピーク時間帯、バッテリ電源を効率的に使うことにより、環境負荷の低減に貢献します。 ピークシフト機能
ピークシフト機能イメージ東芝ノートPCのピークシフト機能は、電力のピーク時間帯(特に夏季の日中13時〜16時)に入ると、自動的にAC電源からの供給を止め、電力需要の少ない時間帯に蓄えた充電式電池(バッテリ)を電源として動作させる電源管理機能です。CO2排出量の削減など、環境負荷の低減に貢献します。
*上図は、ピークシフトについての概念を説明したものであり、実際のピークシフト有効時間については、本体に内蔵されているバッテリパックの種類や残量により変化いたします。
 
きめ細かい電源管理でさらに長時間駆動。 ドライブ電源OFF機能
ドライブは、読み込みや書き込みをおこなっていない場合でも、電力を消費します。ドライブ電源OFF機能は、ドライブの電源をユーザがON/OFFすることができる機能であり、それにより、より長時間バッテリ駆動を実現します。
 
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[有害物質発生の抑制] 東芝は廃棄時のことまできちんと考えます。
環境調和型PCイメージノートPCは、使いやすさや壊れにくさを実現するために、精密な電子回路や、燃えにくいプラスチックなどで構成されています。それらの部品にはさまざまな化学物質が含まれているため、使い終わったPCが廃棄される際に、それらの物質が生物にとって有害であったり、環境を汚染したりすることのないようにしなければなりません。東芝はそうした観点から、ノートPCの開発を推進しています。
 
 
有害物質の使用禁止を定めた 「RoHS*指令」施行に先駆け対応。
東芝では、これまでも地球環境に配慮したノートPCの開発に努め、2005年1月からはプリント基板と筐体についてEU(欧州連合)RoHS*指令に対応したノートPCを発売してきました。dynabook SSシリーズ(M35/S21)では、製品全体がRoHS*指令に対応しています。これは2006年7月のRoHS指令の施行に先駆ける取り組みです。
*RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
EU(欧州連合)25カ国では、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質(6物質群)の使用禁止を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されます。
〔対象となる特定有害物質〕
●鉛(Pb) ●六価クロム(Cr6+) ●水銀(Hg) ●カドミウム(Cd) ●ポリ臭化ビフェニル類(PBBs) ●ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDEs)
当社のパソコン製品本体に組み込まれる各部品については、RoHS適合を確認する詳細な回答書を部品メーカーから取得しています。さらに当社内でも部品の成分分析をおこなう二重の確認体制をとることで、もし、RoHS規格外品(基準を超える規制物質を含む部品)が混入した場合でも、直ちにRoHS対応部品への切り替えをおこないます。
 
 
焼却処理時にダイオキシン類を発生させない。 環境調和型プリント基板の開発と採用
環境調和型プリント基板 石油からできているプラスチックは燃えやすい素材です。それを燃えにくくするための難燃剤として使用されるハロゲンやアンチモンは、焼却時にダイオキシン類を発生させる危険があります。東芝は1998年、こうした危険のないハロゲン・アンチモンフリー材を使用した環境調和型多層プリント配線板の量産化に成功。世界で初めてノートPCに採用しました。
 
鉛を用いないはんだで品質安定性を追求。 鉛フリーはんだ採用
イメージ 電子回路の製造に欠かせない、はんだ。鉛は融点が低いため、はんだ材料に適していますが、環境にとっては有害です。東芝は、鉛を用いない新しいはんだ材料の開発を進める一方で、基板材料・部品の耐熱性や温度変化による伸び縮み、はんだの接合安定性など、さまざまな角度から検討を重ね、PC全機種での鉛フリーはんだ採用に取り組んでいます。
 
すべてリサイクル可能な材料を使用。 環境調和型筐体
イメージ 今日では、回収されたPC筐体の多くが、リサイクルの対象となっています。廃棄プラスチックなどのリサイクルには、樹脂として再生利用するマテリアルリサイクル、化学原料にするケミカルリサイクル、燃料にするサーマルリサイクルという方法があります。燃料として利用する際に発生するダイオキシン類を減らすため、東芝では、PC筐体のプラスチック素材にノンハロゲン系難燃材を使用した環境調和型筐体を採用しています。
 
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[リサイクル] 東芝はひとつとしてムダがないPCを目指しています。
ノートPCの製造では、金属からプラスチックまでさまざまな資源が使われ、また、電力その他のエネルギーにも深く依存しています。東芝では、ノートPCの開発・製造・使用・廃棄の製品ライフサイクルを通じて、リサイクルを容易にし、エネルギーの効率的な利用を図るため、ライフサイクルアセスメント(LCA)システムを構築。環境調和型製品の開発、有害廃棄物の削減、使用済み製品の回収・リサイクルなどに取り組んでいます。
ライフサイクルアセスメント
 
全国10カ所にリサイクル拠点を展開。 使用済み製品の回収・再資源化
東芝パソコンリサイクルセンター 東芝では、事業系使用済みPCの回収・再資源化に対応するため、横浜市に「東芝パソコンリサイクルセンター」を設置。札幌、仙台、名古屋、大阪、北九州などの全国主要都市10カ所のリサイクル拠点で有料による回収・再資源化をおこなっています。
 
表示や構造を工夫し回収・リサイクルを促進。 バッテリのリサイクル
Li-ion ノートPCの充電式電池(バッテリ)には、再利用可能な金属材料が使われています。東芝では資源利用促進法に基づき、小型二次電池の使用の表示、排出時の取り外しが容易な構造にするなど、回収・リサイクルの促進に努めています。
 
紙資源の節約を推進。 電子マニュアル/ 再生紙使用
イメージ 製品マニュアルは電子化し、PC画面上で読むことのできるPDF形式で提供することで、紙資源の節約を実現。また、添付の製品マニュアルについては再生紙を使用しています。
 
ダンボールと衝撃吸収構造を採用。 製品パッケージの「発泡スチロールレス化」を実現
イメージ 石油製品を主原料とする発泡スチロールの使用を可能な限り少なくするため、製品パッケージには、リサイクル率の高いダンボールを主に利用。衝撃が吸収できる構造を工夫することで、発泡スチロールと同等以上の安全な梱包を実現しています。
 
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PCグリーンラベルの基準に対応
PCグリーンラベルロゴ 本製品はPC3R「PCグリーンラベル制度」の審査基準(2005年度版)を満たしています。
詳細はWebサイトをご覧ください。http://www.pc3r.jp/greenlabel.html
 
エコシンボルを独自に設定
東芝グループ地球環境マーク 東芝では、当社製品が環境に配慮したものであるか否かを適正に評価する「東芝国内パソコン環境自主基準」を設定。この基準を満たした製品には「東芝グループ地球環境マーク」を表示しています。
詳細はWebサイトをご覧ください。https://dynabook.com/pc/eco/kijyu.htm
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Quality 品質
東芝はノートPCのパイオニアとして、設計・製造・出荷までの全プロセスで信頼性と安全性を追求し、トータルな品質向上に取り組んでいます。
 
 
自社開発のBIOSで、より強力なセキュリティ機能を提供しています。
ハードウェアとOSを結ぶ重要な役割を果たすBIOS。東芝は、このBIOSを自社開発し、PCの安全性を高める独自のセキュリティ技術を組み込んでいます。そのひとつが、BIOS自体の改ざんを防止するChain of Trust技術。これによりBIOS起動の高速性を損なわずに各種セキュリティ機能の信頼性を向上させることができました。 ハードウェアとOSを結ぶBIOSのイメージ図
 
高い技術力と品質に裏打ちされた東芝PCだからこそ高い信頼性を実現できます。
東芝は液晶パネル、ハードディスク、各種ドライブから、PCの基本的な制御をおこなうBIOSにいたるまで、ノートPCの重要なコンポーネントをグループ内で開発できる技術力を持つ世界でも数少ないメーカーです。そして、これにより蓄積された技術的ノウハウを使い、他社部材を調達する場合でも、品質チェックを厳しくおこない、お客様に満足いただける製品の提供をめざしています。 イメージ
 
 
[生産工場] 品質・環境の国際規格を取得
生産工場イメージ 東芝では、PC国内製造拠点*1のみならず海外の製造拠点*2でも、品質の国際規格「ISO9000」、環境の国際規格「ISO14001」を取得し、環境や品質の向上に向け、自らマネジメント、定期的な監査をするなど、積極的な取り組みを続けています。
*1. 東芝青梅事業所
*2. 東芝システム欧州社(東芝レーゲンスブルク工場) 東芝コンピュータシステムズ上海社
   東芝情報機器杭州社
▼    
[設計] シミュレーション技術を駆使して筐体の設計品質向上
3次元CADイメージ 3次元CADを活用し、放熱性、静音性、軽量化や部品点数の軽減を考慮した筐体設計をおこなっています。たとえば、設計に用いたCADデータをベースに、熱、耐久性、剛性などのシミュレーションをおこない、試作前の段階で問題を発見し、設計にフィードバック。こうした総合的なアプローチにより設計品質を向上させています。
▼    
[設計試験] 厳しい評価基準に基づく品質検査
静電気テスト 振動テスト 落下衝撃テスト(短作用時間)
静電気テスト   振動テスト   落下衝撃テスト(短作用時間)
落下衝撃テスト(長作用時間)   自由落下衝撃テスト   キーボードトランポリンテスト
落下衝撃テスト(長作用時間)   自由落下衝撃テスト   キーボードトランポリンテスト
キーボード打鍵テスト   ヒンジ開閉テスト   パームレスト加圧テスト
キーボード打鍵テスト   ヒンジ開閉テスト   パームレスト加圧テスト
ディスプレイ衝撃テスト   一点加圧テスト   熱シミュレーション
ディスプレイ衝撃テスト   一点加圧テスト   熱シミュレーション
応力シミュレーション   落下衝撃シミュレーション    
応力シミュレーション   落下衝撃シミュレーション ※筐体の写真は実際のものとは異なります。
▼  
[製造] 品質コントロールセンターによる製造プロセスの集中管理
▼ 東芝では、品質コントロールセンターを設け、統一した工程管理システムで、全製造拠点の集中品質管理をおこなっています。
[出荷前検査] 出荷前におこなわれる各種検査
▼ 外観検査  機能検査  安定度検査
[出荷]
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高品質のノートPCは、TCOの改善につながります。
企業において、情報システムの導入から保守・運用、維持管理まで含めて、それを所有するのに必要な総コスト(TCO=Total Cost of Ownership)の削減が常に重要課題となっています。TCOを削減する目的で価格の安いノートPCを導入しても、そのセットアップや修理対応にIT部門の時間が費やされてしまうと、結果としてTCOは膨らんでしまうかもしれません。逆に少し購入価格が上がっても、故障率の低いノートPCを購入したほうが保守関連のコストが抑えられ、TCOの改善につながります。
 
TCOの改善につながる6つの機能
抑止 不要なコストの原因となる不具合の発生を抑止すること。高品質の製品や、ウイルス耐性の高いセキュリティ対策の実現が重要なポイントになります。 予防 起こりうる不具合から被害を受けないように予防すること。たとえば、不慮の衝撃に対してHDDデータを保護するプロテクト機能がこれにあたります。
       
防御 PCに侵入するウイルスや不正アクセスなどに対する防御。ネットワークの発達によりこうしたリスクは高まっており、セキュリティ対策は必須です。   検出 ハードウェアの異常検出など、被害の発生をいち早く知ること。これにより被害を最小限に抑え、より迅速な回復につなげることが可能になります。
       
回復 むずかしくて手間のかかるシステムの回復。ワンクリックでデータが回復できるバックアップツールの整備などによって、このコストも抑えられます。   継続性 PCを買い替えても新しい操作方法を覚え直す必要がないこと。これによってPC切り換えにともなう作業効率の低下や教育コストの発生を抑えられます。
 
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