内蔵ハードディスクドライブ、または増設したハードディスクドライブを使用する際のポイントや、使用する際に発生する現象についてご紹介します。それぞれの現象の対処方法にリンクされている情報をご参照ください。
●増設したハードディスクドライブを使用する際の注意
増設したハードディスクドライブは領域(パーティション)が確保されていない為、接続しただけではWindows(R)98/Windows(R)95で扱う事は出来ません。「FDISK」コマンドを使用して領域の確保を行ってください。「FDISK」の詳しい使用方法は[000392:FDISK コマンドの使用方法]をご参照ください。
※領域を確保した際に付けられるドライブ名(Cドライブ・Dドライブなど)のルールについては[000262:増設したハードディスクのドライブ名について]をご参照ください。
●FDISKを使用して領域の確保を行い、ハードディスクドライブをフォーマットした後にファイルを書き込んだら、”ロングファイル名に対応していません”と表示された
ハードディスクフォーマット直後にファイルを書き込もうとすると、上記のエラーが発生します。コンピュータを再起動するか、ハードディスクドライブの再読み込みを行ってください。詳しくは[000069:ハードディスクへファイル書き込み時に”ロングファイル名に対応していません”と表示された場合の回避手順]をご参照ください。
●SCSIホストコントローラに接続ハードディスクが認識しない
PCカード形式や拡張BIOSを搭載していないSCSI ホストコントローラに接続する場合は、ハードディスクドライブを”Int 13hユニット”として設定する必要があります。詳しくは[000084:SCSI接続のハードディスクを増設する際の設定方法]をご参照ください。
●Windows(R)98のドライブコンバータで、グレーに表示されて、FAT32に変換出来ないドライブがある
ドライブコンバータ(FAT32)では、以下の様なドライブを変換する事は出来ません。
・ドライブコンバータでは、ハードディスクの容量が512MB未満の領域をFAT32に変換する事が出来ません。
・不良セクタのあるハードディスクはFAT32に変換する事が出来ません。
・圧縮されたドライブはFAT32に変換する事が出来ません。
ドライブコンバータ(FAT32)ではその他にも一部制限が設けられていますので、詳しくは[000037:ドライブコンバータ(FAT32)の制限事項]をご参照ください。
●Windows(R)95で2GB以上のハードディスクドライブの容量をチェックしたら、円グラフが全て空き領域(ピンク色)で表示された
Windows(R)95では、空き領域が2GBまでしか表示できない為に上記の現象が発生します。空き領域が2GB未満になると正常に表示します。これは仕様です。詳しくは[000073:ディスクの空き容量が2GB以上表示出来ない]をご参照ください。
●ハードディスクドライブのアイコン(
)が、他のアイコンに変わってしまった
アイコンの形が「
リムーバブルディスク」に変わってしまった場合は、[000041:ハードディスクのアイコンがリムーバブルディスクになっている]をご参照ください。
その他のアイコンになった場合は[000105:ディスクドライブのアイコンが変更されている場合]をご参照ください。
●ハードディスクの空き容量を増やしたい
ハードディスクの空き容量を増やすには、下記の様な方法があります。
・インストールした不要なアプリケーションのアンインストール
・不要なTEMPフォルダ内のファイルの削除
・インターネット一時ファイルの削除
・ごみ箱内のファイルの削除
詳しくは[000214:プログラムインストール時に「ディスクがいっぱいです」と表示されてインストールが出来ない場合]や[000231:ハードディスクの空き容量が急激に減ってしまった場合のチェックポイント]をご参照ください。