※「株式会社リクルート キーマンズネット2008年6月26日掲載記事より転載」


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  掲載日: 2008/06/26

環境性能で一歩先を行くビジネスノートPCとは!
 一時の「内部統制」のように、今、「グリーンIT」がブームだ。中でも“PC選び”は環境への配慮における重要なポイントの1つといえる。優れた環境性能を評価する仕組みとしては、国内の「PCグリーンラベル」をはじめ、欧州の「Ecma」、「RoHS指令」などが一般的だが、2007年7月に最初の活動レポートが発表され、最近注目されつつあるのが、米国の総合環境性能基準『EPEAT』だ。『EPEAT』のユニークな点として、エントリー製品の環境性能をポイント化、優劣が判断できる格付け表を公表していることがあげられるが、今回、最新のその格付け(ノートPC部門)を見て驚いた。Gold評価獲得製品の大半が、東芝製品で占められていたからだ。

 国内有力他メーカーとは大きく差がつく結果となっている。この快挙の理由(ポイント)はいったいどこにあるのだろうか?今回は、同社の技術陣におうかがいしたお話しを元に、高評価を得た2製品(国内では「RX」「Satellite Kシリーズ」)を取り上げつつ、このギモンに対する「答え」をご紹介したい。

 今回ノートPCにフォーカスする理由は単純明快だ。それはデスクトップPCとのCO2排出量比較を見れば一目りょう然。更にシステム消費電力量が少ないなど、ノートPCの環境性能の高さはデスクトップPCを大きく上回る。もし、企業が保有するPCをすべてデスクトップからノート型に替えることができれば、それだけで環境負荷を大幅に削減することができるのだ。

※2007年東芝調べ(LCA評価手法に基づく当社測定法より算出)
※LCA算出時の使用条件は、企業内使用(9時間/日)、240日/年、5年使用として算出しています。また、CO2排出量は、一般的にもっとも利用されているタイプの当社ノートPC「dynabook Satellite」(15型程度の液晶/CeleronタイプのCPU)と、基本的なスペックが同等のLCD付きデスクトップPC「EQUIUM」とを比較しています。
EPEATノートPC部門における東芝製品に対する高い評価をカンタンにまとめると以下のようなものとなる。
(出典:本原稿を執筆した2008年6月6日時点のEPEAT公表データ)
 以下では、Goldの評価を獲得した両製品の特長など同社からお聞きした内容を元に、高評価のポイント(理由)について徹底解剖してみたい。

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 最新EPEAT格付け表において、8分野中「環境に影響を与えうる材料の使用削減・除去」「リサイクルに配慮した設計」「耐用年数」「使用済み製品の管理」「企業としての活動」の5分野で“満点”、総合22点の単独最高評価を得た。

 1スピンドルモデル/2スピンドルモデルとも軽量化に優れたRXは、卓越した省資源性を実現しているノートPCであることは間違いない。東芝の技術陣にお聞きしたところ、高い評価を得た理由(ポイント)として、『環境調和と軽量化の相乗効果をねらった独自の設計・技術』が浮かび上がってきた。

 RXは2006年に発表したdynabookの旧モデルと比較して、質量55%、体積33%の大幅削減を果たしており、調達フェーズの省資源性などを含め、環境負荷LCAデータ(CO2排出量換算)もTOTALで26%削減を果たしている。
 世界トップクラスを誇るRXのモバイル性は、さまざまな独自技術によって実現されている訳だが、例えば「LEDバックライト採用」は有害物質である水銀を排除すると同時に、液晶ユニットの小型化・軽量化、更にはPCとして消費電力を大幅に低減している。このほか、堅牢性を高める技術は、結果的に修理・交換に要する資源の節減につながるなど、1つの技術がモバイル性能だけでなく環境性能をも同時に向上させる相乗効果をもたらしている。そういう意味ではこれに該当する以下のような独自技術についても注目していただきたい。
 EPEATの格付けでもGoldの評価を得たのが、国内では「Satellite Kシリーズ」として販売されているノートPCだ。高い堅牢性を誇る東芝ノートPCにおいて、この「Satellite Kシリーズ」は、更に低い故障発生率を目標に設計・開発。メイン基板を1枚にするよう設計したり、ネジ穴の配置にまで配慮した基板を設計するなど、故障を少なくするため様々な技術やノウハウが注がれている。その結果、100cm落下や100cc浸水など不慮のトラブルに耐える高い堅牢性を実現している。この堅牢性とスペックの両立の難しさを実現した東芝の高い技術力により、ユーザ企業は自社のビジネスを止めることなく、生産効率を上げることが可能となっている。

 前述の通り、故障が少なく長く使える…ということは、何より省資源につながり、PCのライフサイクルで見たときに環境性能を大きく左右する要素。買い換えサイクルが長くなることで、売上(販売台数)に影響を及ぼすにも関わらず、“環境調和を優先する”という、東芝の取り組みの本気度をうかがい知ることができ非常に興味深い。
 更に、先述の「RX」にはない「Satellite Kシリーズ」の特長となるのが、15.4型WXGA(1280×800)を誇る大解像度液晶ディスプレイに代表される高いパフォーマンスだ。もはや一般的なオフィスワークならこれ一台で十分対応可能で、“企業が保有するPCをすべてノートPCにすることができれば…”という理想を一歩現実に近づける能力を持つビジネスノートPCだと言えよう。
自社設計の専用基板によりトラブルの発生を低減

 東芝はPCの基板(マザーボード)そのものも自社で設計・開発を行っている。メイン基板を1枚にすることで、複数基板をコネクタなどで接合する場合と比較して、トラブルの発生を低減することができる。基幹部品を自社で開発する東芝ならではの取り組みだ。

ネジ穴の配置にまで配慮

 基板のネジ穴周辺には、外部から力が加わった際の応力が発生しやすい。Kシリーズではネジ穴の周辺には重要な部品を配置しないよう設計段階から対策を施している。


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 衝撃に弱いHDDを搭載するPCを持ち歩くことなど誰も考えもしなかった1985年に、モバイル使用を想定した世界初のラップトップ型PC「T1100」を世に出した東芝。そのビジネスノートPC開発の歴史は、モバイル性能向上の歴史であり、環境性能追求の歴史でもある…ということがご理解いただけただろうか。
 「生産性の向上」はもちろん、これからの企業に求められる「環境調和」を考慮してPCを選ぶなら、今回ご紹介した東芝のビジネスノートPCは、絶対にはずせない候補の1つだと言えよう。
 最後に、EPEATの格付けでもGoldを獲得した「RX」および「Satellite Kシリーズ」について主なスペックをまとめておくのでぜひ参考にして欲しい。

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