※株式会社リクルート キーマンズネットに2010年08月25日に掲載された記事より転載
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掲載日: 2010/08/25

東芝
13.3型液晶画面で世界最軽量!インテル 最新プロセッサー搭載!更にスリム化を実現!/dynabook RX3

 2010年6月、東芝ノートPC技術の粋を集めた「dynabook RX3」がデビューした。シルバー基調のRX1/RX2に対し、今度のRX3はブラックボディに大変身。デビュー当時世界最軽量/世界最薄を誇ったRXだが、RX3は更に薄型化されているほか、PCのエンジンともいえるCPUを強化するなど、大きく進化を遂げている。
 今回、東芝のご厚意で実機をお借りすることができたので、実際に操作してみての印象を含め、RX3の魅力(ビジネスにおけるメリット)をできる限りお伝えしたいと思う。






※アンケートおよびプレゼントの応募受け付けは終了しておりますのでご了承ください。

 1985年、ノートPCの原型とも言える世界初(※)のラップトップPC[T1100]を世に送り出して四半世紀の節目となるこの6月、再び東芝から新しい時代を切り拓く新製品が登場した。世界をアッと驚かせた名機[dynabook SS RX1/RX2]の後継となる[dynabook RX3]がそれだ。後継モデルと言っても、RX1→RX2が外観など変更のないマイナーチェンジであったのに対し、今回のRX3では筐体デザインを含めすべてを一新、ALL NEWモデルとして大きく進化している。
 下表にその根拠となる、主な“進化のポイント”をまとめたので、まずはご覧いただきたい。

※1985年 自社調べ。世界初のラップトップPCを欧州で発売。

※1:光学ドライブ搭載の12.1型ワイド液晶搭載ノートPCとして。2009年11月、自社調べ

※2:光学ドライブ搭載の13.3型ワイド軽量薄型LED液晶搭載ビジネス・ノートPCとして。2010年6月、自社調べ


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 ここからは、東芝のご厚意でお借りしたRX3実機ベースで筆者の印象をレポートしたい。

 箱から取り出し手にとってまず気に入ったのが「派手さはないがジェントルでクールな印象の外観デザイン&カラー」と「高い質感」だ。マグネシウム天板の塗装面にはヘアライン加工が施され、あらゆるビジネスの現場にフィットしそうなイメージ。サイズが一回り大きくなっているが、黒くてシンプルな外観デザインの効果もあり引き締まって見える。ちなみにこの幅(316mm)は、JIS規格の引き出しに収まるよう意識したサイズだそうだ。引き出しに収納&施錠して退社する必要のある企業では、こうした点も見逃したくない。

 RX2よりも薄型化されているにも関わらず、液晶を開く際の“しっかり感”はむしろ向上している。しかも、開いた状態でパームレスト端を片手で持ってもボディのたわみがほとんどない! カタログを見て、RX2では縦方向のみであったマグネシウムボディのリブ構造が、RX3ではハニカム形状に進化しており、縦方向のみならず斜め方向の強度も確保された結果だと分かった。
 このハニカムリブ構造をマグネシウム合金で実現するのは“至難のワザ”だったらしく、「真空鋳造」という独自の方法で実現しているというから感心だ。


 よりワイド化(大画面化)されHD対応となった13.3型(1366×768ドット)液晶は、省電力/長寿命/水銀フリー/キレイ…を実現するLED液晶(省電力LEDバックライト)が採用されている。
 この液晶を搭載するため、幅と奥行が一回り大きくなったRX3だが、前述のハニカムリブ構造の採用などにより、厚みに関してはRX2よりも若干薄くなっており、重量増も+80gと若干程度に抑えられている。この1.26kgという質量は、光学ドライブ搭載13.3型ワイド液晶ビジネス・ノートPCとしては世界最軽量で、RX2に続き、再びトップに君臨する製品となっている。

 OSにはWindows(R) 7 Professional 32ビット/64ビット正規版(セレクタブルOS ※一部のモデルを除く)を採用、ニーズに合わせたOS選択が可能になっている。更にビジネスの現場で便利なのが標準搭載の「Windows(R) XP Mode」だ。仮想化技術により、Windows(R) 7上にWindows(R) XP環境を実現し、XP用の自社開発アプリケーションなどをそのまま利用し続けることができるのだ。アプリ改修コストや手間が不要になるだけに、企業にとっては実に嬉しい機能だ。
 ちなみに、キーマンズネット原稿制作システムは現状Windows(R) XP対応であるが、この「Windows(R) XP Mode」を利用することで難なくサーバアップなどの作業ができた。

 RX3のハイライトとも言うべき進化が、新世代CPUの搭載だ。仮想コアによる能力UPや処理性能の自動調節などにより、高速処理と優れた電力効率を実現し、ハイエンド・デスクトップPCを中心に搭載モデルが急増中なことは皆さんご存知の通り。しかし、小型・軽量を突き詰めるモバイルノートの世界では、発熱対策のためのスペースの余裕もなく、搭載は非常に困難を極める。そこでRX3では、これまでの手法とは一線を画する「新空冷技術」を、ナント、インテル(R)と共同開発することで、これら高性能CPU搭載を実現している。

 今回、長時間にわたりRX3で様々な作業を行う中で、現在メインで使用している某社のモバイルノートPCのようにパームレストが熱くなることもなく、おまけに、低速回転の大口径冷却ファンのせいか音も静かで、実に「新空冷技術」の絶大な効果を体感することができた。



 キーボード形状も一新。タイプミスを減らし、ホコリが入りにくい、19mm間隔のタイルキーボードを採用している。実際に入力してみると、キーピッチだけでなく、ストロークも余裕があり、使用頻度の高いEnterキーが大型化されるなど、使いやすさに対する“こだわり”が感じられる。タッチパッド上部には、マウス使用時などの誤操作防止に配慮した「タッチパッド オン/オフボタン」も配置されている。

 もう1点見逃していただきたくないのが、裏面からの内蔵HDD脱着などメンテナンス性の向上だ。例えば液晶が故障してしまった時など、HDDを簡単に取り外してほかのPCに装着できれば、ビジネスが止まる時間を最小限に留めることができる。従来のRX2はHDDの取り外しにくい構造となっていただけに、一般的な工具でネジ4本を外すだけでカンタンに脱着できるRX3は、よりビジネス向けに最適化されたと言えよう。


※製品を分解、改造した場合は、メーカーの保証(無料修理)及びその他のサービスが受けられなくなります。


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 オプションではあるが、ビジネスユースで是非オススメしたいのが「ポート拡張ユニット」だ。USB2.0×4に加えUSB2.0の約5倍(理論値)の転送速度を誇るUSB3.0を2基備え、ケーブル類をイチイチ脱着する必要がなくワンアクションでデスクから持ち出ししたり、再装着したりが可能で大変便利だ。
 「ポート拡張ユニット」は、同じくオプションの9セルバッテリ装着時にも利用できるほか、搭載されるHDMI端子と本体のHDMI端子を同時に利用してフルHDのマルチディスプレイ表示も可能だ。

※Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Core、Core Inside 、Pentium、Pentium Insideは、アメリカ合衆国及びその他の国における Intel Corporation の商標です。


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株式会社東芝
部署名:デジタルプロダクツ&ネットワーク社 PC第一事業部
住所:東京都港区芝浦1-1-1
URL: https://dynabook.com/pc/business/


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