<前提条件>
(1)二酸化炭素排出係数は、下記の通り。
(出典:環境省「(家庭からの二酸化炭素排出量算定用)排出係数一覧」
平成18年6月
|
種類 |
単位 |
値 |
エネルギーの使用 |
電力 |
kg-CO2/kWh |
0.39 |
都市ガス |
kg-CO2/m3 |
2.1 |
LPG |
kg-CO2/kg |
3.0 |
kg-CO2/m3 |
6.5 |
灯油 |
kg-CO2/ |
2.5 |
軽油 |
kg-CO2/ |
2.6 |
ガソリン |
kg-CO2/ |
2.3 |
水道 |
|
kg-CO2/m3 |
0.36 |
(2)世帯構成人員(平均)は、平成17年国勢調査「一般世帯の一世帯当たりの人員数」の2.55人とする。
■風呂の残り湯を洗濯に使いまわす
<前提条件>
- ○風呂の残り湯50リットルを毎日洗濯等に使用する。
- ○水道の二酸化炭素排出係数:0.36[kg-CO2/m3]
【年間の二酸化炭素削減量】
50×10-3[m3/日]×365[日/年]×0.36[kg-CO2/m3]=6.6[kg-CO2/年]
二酸化炭素削減量(1人/1日)
6600g÷365日÷2.55人約7g
■白熱電球を電球形蛍光ランプに替える
<前提条件>
- ○54Wの白熱電球を12Wの電球形蛍光ランプに替える。
- ○一日当たり、約8時間利用を想定する。
【年間の二酸化炭素削減量】
(53-15)×8[時/日]×10-3[kWh/日]×365[日/年]×0.39kg-CO2kWh=43.3kg
二酸化炭素削減量(1人/1日)
43300g÷365日÷2.55人約45g
■レジ袋を使わず、マイバッグを持ち歩く
<前提条件>
- ○○レジ袋の使用量は、年間約300億〜500億枚。
- ○国民一人あたり、約1.06枚/日とする。
(以上、2002年実績日本ポリオレフィンフィルム工業組合様調べを参考)。
- ○レジ袋1枚作るのに必要な石油は、18.3ミリリットル必要。
- ○石油製品の二酸化炭素排出係数は、3.2kg-CO2/と仮定する。
二酸化炭素削減量(1人/1日)
18.3ml×1.06枚×3.2kg-CO2/ 62g
■テレビなどのコンセントをこまめに抜く
待機電力を50%削減する。
<前提条件>
- ○「機能上支障のない機器をコンセントから抜いた場合、待機時消費電力量は308[kWh/年・世帯]が158[kWh/年・世帯]となり、49%の削減となる」
(出典:「平成17年度待機時消費電力調査報告書」(財)省エネルギーセンター http://www.eccj.or.jp/standby/)
- ○電力の二酸化炭素排出係数:0.39[kg-CO2/kWh]
- ○電気の金額換算係数:22[円/kWh]
【年間の二酸化炭素削減量】
308[kWh/年・世帯]×0.5×0.39[kg-CO2/kWh]=60.1[kg-CO2/年・世帯]
二酸化炭素削減量(1人/1日)
60100g÷365日÷2.55人65g
■シャワーを1日1分減らす
シャワーを1日1分家族全員が減らす。
<前提条件>
- ○10リットル/分のシャワーを家族3人が1人1分ずつ削減する。
- ○都市ガスで、熱効率90%の給湯器を使用し、水温を25℃上昇させるものとする。
- ○都市ガスの発熱量:41.1[MJ/N/m3](出典:環境省「算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧」平成18年6月
http://www.env.go.jp/earth/ghg-santeikohyo/material/itiran.pdf[PDF])
- ○1cal=4.19J(1cm3=10-6m3の水を1℃上げるのに必要な熱量)
- ○都市ガスの二酸化炭素排出係数:2.1[kg-CO2/m3]○水道の二酸化炭素排出係数:0.36[kg-CO2/m3]
- ○都市ガスの金額換算係数:149[円/kWh]
- ○水道の金額換算係数:228[円/m3]
【年間の二酸化炭素削減量】
-
(1)ガスの削減分
(10×10-3)[m3/分]×3[分/日]×25[度]×4.19×106[J/m3・度]×10/9÷(41.1×106[J/Nm3])×365[日/年]×2.1[kg-CO2/m3]=65.1[kg-CO2/年]
- (2)水道の削減分
(10×10-3)[m3/分]×3[分/日]×365[日/年]×0.36[kg-CO2/m3]=3.9[kg-CO2/年]
- (3)計
(1)+(2) 65.1[kg-CO2/年]+3.9[kg-CO2/年]=69.0[kg-CO2/年]
二酸化炭素削減量(1人/1日)
69000g÷365日÷2.55人74g
■PCをデスクトップからノート型に替える
<前提条件>
- ○PCの利用時間については、1週間で15時間使用。(動作状態10時間、待機状態5時間。) 1年を52週として算出。PC利用は5年間として測定しています。
- ○CO2排出量は、製品の製造から廃棄段階までの生涯排出量で比較。LCA評価手法に基づく当社測定法より算出。
- ○一般的に最も利用されているタイプのPC(15型液晶/セレロンタイプのCPUを搭載)で比較。
- (1)Co2排出量の比較
■ノートPCの場合、年間約24kg
■LCD付きデスクトップPCの場合、年間約53kg
- (2)ノートPCと、デスクトップPCのCO2排出量の差分を算出
(年間) 53kg−24kg=29kg
二酸化炭素削減量(1人/1日)
29kg×10-3÷365日約80g