東芝ならでは、そしてRX3ならではの環境への取り組みについて教えてください。
- 梅津
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無駄な電力は極力使わない!
そのために、BIOSレベルで消費電力を制御するということを考えました。
つまり、BIOSのセットアップメニューにモジュール単位で電源のON/OFFを設定する機能を持たせたということです。
例えば、有線のLANしか使わないお客様は、無線LANの電源をOFFにして無駄な電力消費を防ぐことができます。
BIOS内でこのように細かな電源制御が設定できるのは、BIOSの自社開発にこだわっている東芝だからなのです。
- 辻
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RX3は、モバイルPCでありながら通常電圧版CPUを搭載し、なおかつ長時間駆動を実現しています。
なぜ、消費電力の高いCPU搭載と長時間駆動という、相反するものを両立させることができたのか、それは、東芝が長年かけて積み上げてきた独自の省電力技術64項目をフル実装しているからなのです。
例えるならば、すべての生き物をもれなく救うという千手観音さながらの技術であると自負しています。
通常電圧版CPU搭載なのに長時間駆動。
これは、先にお話した「新空冷技術」も深くかかわっていて、どちらが欠けても実現できなかったことなのです。
- 安藤
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RX3ならではの環境への取り組みとして挙げたいのは、充電をコントロールして、バッテリーの長寿命化をサポートする新機能「東芝バッテリーマネージャー」の搭載です。
「東芝バッテリーマネージャー」を使って80%程度の充電に抑える「eco充電モード」にしておくと、バッテリーの寿命を延ばすことができます。
バッテリーの寿命が延びるということは、買い替えが減るのでお客様にとってもメリットが大きいですし、省資源化にも貢献できます。
もちろん、「東芝バッテリーマネージャー」は、「通常充電モード(100%充電)」にも切り替えが可能です。
- 安藤
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さらに、従来機にも搭載されていた「TOSHIBA ecoユーティリティ」を使えば、消費電力のモニターやecoモードへの切り替えがワンタッチで操作でき、面倒な操作なしでエコに貢献できます。