操作性という観点から、今回のRX3で工夫した点を教えてください。
- 細田
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今回は、キーボードにかなり力を入れています。
モバイルPCにはボディサイズの制限があるため、「キーボードが小さかったり、入力しにくかったりしても仕方がない」と我慢されていたお客様も多かったのではないでしょうか。
RX3では、そんなお客様の声に応えるべく、タイルキーボードを採用して使いやすさにこだわりました。
キーピッチはA4ノートPCと同じ19mm、キートップには0.1mmのくぼみを入れ、ストロークはあえて大きめの1.6mmとしていますので、モバイルPCであることを忘れてしまうくらいに快適なキータッチになっていると思います。
これも、13.3型というボディサイズだからこそ実現できたのです。
また、「タイプミスが少なくて入力しやすい」と好評のタイルキーボードは、隙間がないため埃が入りにくく、キートップが外れにくいというメリットもあります。
- 古賀
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ほかに使いやすさにこだわったところといえばタッチパッドですね。
前機種よりも面積を広げたので、カーソルの移動がラクになったと思います。
新しい機能として、3本の指で1秒間タッチし続けると設定したアプリを起動する「マルチジェスチャーコントロール」を搭載しました。
初期設定ではメモ帳が起動するように設定されていますが、お客様の好みにより変更することも、もちろん可能です。
その他、拡大/縮小、ページめくりなども、タッチパッド上の指の動きで操作できるようになっていますので、今までよりも感覚的、かつ快適に操作できると思いますよ。
- 梅津
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電源ボタンを押してから、起動するまでの時間を短くできたことも今回のポイントですね。
スピードを求めるビジネスユーザーにとって、サッと起動して素早く作業に取りかかれることは、大きなアドバンテージになると思います。
これは、自社開発BIOSのソースコードを細部まで見直し、全体の処理をシンプルにしたことによるメリットです。
メインマシンとしても使えるならば、拡張性も気になるところですが?
- 古賀
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お客様にとってもっと身近で、本当に使いやすいモバイルとは何か?というコンセプトで開発されたRX3ですから、当然、拡張性も忘れていません。
USB3.0×2、USB2.0×4、HDMI端子、RGB、LANなどの豊富なインターフェイスを装備した「ポート拡張ユニット(オプション)」を用意しています。
ユニットは、大容量バッテリーを装着したままで着脱できるようになっていますので、接続に手間を取られることはありません。
さらに、本体にあるHDMI端子と、ポート拡張ユニットのHDMI端子を同時に使ってマルチディスプレイ表示にすることができます。
大きな画面領域が必要な作業でも快適に行うことができます。