|
グリーン購入法をはじめ、あらゆる企業に環境への配慮が求められる時代。たとえば環境汚染につながる有害物質を使用しないこと。CO2排出量の削減に貢献すること。資源循環型社会にふさわしいPCであること。それがビジネスPCの重要な選択基準です。東芝はノートPCのパイオニアとして、社会のニーズにきちんと応える環境調和型PCの開発を推進しています。 |
|
|
ノートPCは、使いやすさや壊れにくさを実現するために、精密な電子回路や、燃えにくいプラスチックなどで構成されています。それらの部品にはさまざまな化学物質が含まれているため、使い終わったPCが廃棄される際に、それらの物質が生物にとって有害であったり、環境を汚染したりすることのないようにしなければなりません。東芝はそうした観点から、ノートPCの開発を推進しています。 |
|
|
東芝では、これまでも地球環境に配慮したノートPCの開発に努め、2005年1月からはプリント基板と筐体についてEU(欧州連合)RoHS*指令に対応したノートPCを発売してきました。dynabook
Satellite P10では、製品全体がRoHS*指令に対応しています。これは2006年7月のRoHS指令の施行に先駆ける取り組みです。 |
|
EU(欧州連合)25カ国では、コンピュータや通信機器、家電などで特定有害物質(6物質群)の使用禁止を定めたRoHS指令が2006年7月から施行されます。
〔対象となる特定有害物質〕
●鉛(Pb) ●六価クロム(Cr6+) ●水銀(Hg)
●カドミウム(Cd) ●ポリ臭化ビフェニル類(PBBs) ●ポリ臭化ジフェニルエーテル類(PBDEs) |
|
電子回路の製造に欠かせない、はんだ。鉛は融点が低いため、はんだ材料に適していますが、環境にとっては有害です。東芝は、鉛を用いない新しいはんだ材料の開発を進める一方で、基板材料・部品の耐熱性や温度変化による伸び縮み、はんだの接合安定性など、さまざまな角度から検討を重ね、PC全機種での鉛フリーはんだ採用に取り組んでいます。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
地球温暖化を抑止するため世界188カ国が同意して温室効果ガス(CO2等)の削減目標を定めた「京都議定書」が2005年2月16日に発効しました。ノートPCは、デスクトップPCに比べて平均消費電力が格段に少ないというメリットがあります。これによりオフィスの消費電力の削減が可能となり、電気料金の削減はもとよりCO2排出量の減少にも役立ちます。誰もが日常的に実践できる取り組みであり、企業の社会的なイメージ向上にも貢献します。 |
|
京都議定書で定められた日本の目標は、2008年〜2012年の5年間で温室効果ガスを6%削減するというもの。目標達成のために日本政府が推進するプロジェクトが「チーム・マイナス6%」です。東芝は、その趣旨に賛同しチーム・マイナス6%に参加しています。 |
|
|
|
|
|
|
|
※PC利用時に排出されるCO2の削減効果をデスクトップPCとノートPCのそれぞれの場合において自社調査し、比較したものです。なおCO2は、実際にはPC生産時・利用時・廃棄時とそれぞれの時点で発生するものですが、利用時の発生量が圧倒的に多いという自社分析結果により、利用時に発生するCO2に限定して比較し説明しています。
|
※年間240日、1日8時間使用する場合。デスクトップPCのシステム消費電力を102W、Satellite
P10〔Celeron® M プロセッサー370(1.50GHz)、2次キャッシュ1MB〕のシステム消費電力を35Wとして算出。 |
● デスクトップPC(102W)とSatellite
P10(35W)との消費電力の差
・・・・・・67W(102-35)×8h(1日)×240日(年間)=128,640W |
● 上記消費電力の差をCO2
排出量に換算
・・・・・・142,080W×0.357(温室効果ガス排出量算定に関する検討結果による排出係数)×0.001=45.92448kg |
● デスクトップPC(102W)の消費電力を電気料金に換算
・・・・・・102W×0.001×8h(1日)×240日(年間)×22円(/kWh)=4,308.48円 |
● Satellite P10(35W)の消費電力を電気料金に換算
・・・・・・35W×0.001×8h(1日)×240日(年間)×22円(/kWh)=1,478.4円 |
|
|
|
|
|
東芝ノートPCに標準装備された「省電力設定ユーティリティ」は、省電力に関するさまざまな設定をおこなうためのユーティリティです。使用状況やバッテリ残量に応じて、CPU処理速度、モニタ輝度、操作していないときのHDD休止やモニタ電源切断などをきめ細かくコントロールできます。 |
|
|
|
|
|
ノートPCの製造では、金属からプラスチックまでさまざまな資源が使われ、また、電力その他のエネルギーにも深く依存しています。東芝では、ノートPCの開発・製造・使用・廃棄の製品ライフサイクルを通じて、リサイクルを容易にし、エネルギーの効率的な利用を図るため、ライフサイクルアセスメント(LCA)システムを構築。環境調和型製品の開発、有害廃棄物の削減、使用済み製品の回収・リサイクルなどに取り組んでいます。 |
|
|
|
|
東芝では、事業系使用済みPCの回収・再資源化に対応するため、横浜市に「東芝パソコンリサイクルセンター」を設置。札幌、仙台、名古屋、大阪、北九州などの全国主要都市10カ所のリサイクル拠点で有料による回収・再資源化をおこなっています。 |
|
|
|
|
ノートPCの充電式電池(バッテリ)には、再利用可能な金属材料が使われています。東芝では資源利用促進法に基づき、小型二次電池の使用の表示、排出時の取り外しが容易な構造にするなど、回収・リサイクルの促進に努めています。 |
|
|
|
|
製品マニュアルは電子化し、PC画面上で読むことのできるPDF形式で提供することで、紙資源の節約を実現。また、添付の製品マニュアルについては再生紙を使用しています。 |
|
|
|
|
石油製品を主原料とする発泡スチロールの使用を可能な限り少なくするため、製品パッケージには、リサイクル率の高いダンボールを主に利用。衝撃が吸収できる構造を工夫することで、発泡スチロールと同等以上の安全な梱包を実現しています。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
省エネルギー法改正により導入された省エネ基準である「省エネトップランナー方式」。そこで定められたPCのエネルギー消費効果に関する基準を2005年までに達成することが求められ、東芝では、すでにPC全機種で達成目標値をクリアした製品づくりをしています。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|