東芝クライアントソリューションは、法人向けのPCにおいても既にWindows 10搭載モデルを商品化しました。長らくビジネス用途ではWindows® 7が多く使われていましたが、Windows 10ではさまざまな機能が追加され、性能やセキュリティも向上しており、ビジネスに有用なOSと期待されています。
従来のWindowsはバージョンごとにライフサイクルが決まっていました。Windows® XPサポート終了問題で示されたように、サポートが終わると更新プログラムが提供されなくなります。その結果、脆弱性が発見されても対応されなくなるため、特にビジネス利用においては、セキュリティ面から使用継続は不可能になります。
最新OSであるWindows 10は、従来のライフサイクルとはまったく異なる「Windows as a Service」というコンセプトを掲げ、将来にわたって継続的なサービスとして提供されます。そのため、将来に搭載される新機能、セキュリティなどの最新機能を利用することが可能になります。
基本的にノートPCは内蔵ディスプレイが1面だけです。仮想デスクトップは、仮想的に複数のデスクトップ画面を作る機能です。1面だけのディスプレイであっても仮想デスクトップを切り替えたり、1面のディスプレイに複数の仮想デスクトップを表示させたりして、あたかも複数のディスプレイで作業するように仕事が進められます。
Enterprise Data Protectionは、企業データを保護するための機能です。企業データを暗号化したり、アプリケーション間のコピー&ペーストなどのデータ交換をブロックしたりすることができます。ビジネスPCを社外へ持ち出した際の紛失や盗難、不正利用に対して企業データを守ることが可能になります。
バッテリーの充電量が減ったときに、バックグラウンドで働いているアプリケーションを停止させる機能です。停止させては困るアプリケーションに関しては、充電量が減ったときでも起動させておく設定も可能です。