中井精也 × dynabook KIRA V834
インテル® Core™
i5 プロセッサー
KIRAを使ってみて、まずタッチパネルに驚いた。取扱説明書がなくても、スマートフォンのように簡単に操作できるのは、初心者にもうれしい機能だ。僕の撮影では車での移動が欠かせないため、地図をよく見る。縮小や拡大もスマートフォンと同じ操作で行え、とても重宝している。快適な操作感で、PCとスマートフォンのいいとこ取りといった様相だ。
僕は、車中泊をしながら撮影を続けることもある。撮った写真のバックアップをするだけでなく、写真を見てセレクトしたり、必要に応じてプリントアウトしたりすることもある。ときには原稿も書いて送る。RAW+JPEGで撮影し、RAW現像をすることも多い。KIRAなら、そういった画像処理も快適な作業速度で進められる。
各地で行っているセミナーや、トークショーではスライドショーを見せている。スライドショーには、音楽をのせ、より心地よく写真を見てもらえるよう工夫している。これまでのノートPCとは一線を画す音質は、仕事の合間に好みの音楽をかけて、リラックスするときにも使うことができる。ハードな仕事だけでなく、休息もともにできる、僕の相棒だ。
車のなかでは、締め切りを抱えた状況でも、ひととおりの仕事ができるよう、小さなデスクを備え、プリントアウトまでできる。1台ずつ色調整された※1ディスプレイは、美しいプリントを出すためにも、とても魅力的である。
解像度が高く、美しい色を再現してくれるディスプレイは、写真家にとって大きなアドバンテージだ。撮り終えた写真のピントのチェックをすると、さすが高精細ディスプレイ。細かいところまできちっと表示される。拡大率も低くて済むので、全体を見ながらピントチェックができるのもよい。車内ではPCに正対できないときもある。KIRAはとても視野角が広く、斜めや上から見ても、色や明るさが変わったと感じさせないほど美しい色で表示してくれる。
薄くコンパクトなボディからは想像できない高音質を実現するharman/kardon®ステレオスピーカーを内蔵している。世界有数のオーディオメーカーと協業し、机の上に置くことを想定し、机からの反響まで計算された専用設計だ。僕はトークショーで使用するスライドショーを作成する際、写真とともに雰囲気にあった音楽を入れている。切り替えるタイミングなどを調整するときに、臨場感のあるサウンドで聴けるのはとても魅力的だ。