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情報番号:010825  【更新日:2010.10.05

「Windowsタスクマネージャー」について<Windows(R)7>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7
カテゴリ Windowsの操作/設定、Windowsの便利な使いかた、Windowsソフトウェア

回答・対処方法

はじめに

Windows 7の「Windowsタスクマネージャー」について説明します。
タスクマネージャーには、現在コンピューター上で実行されているプログラム、プロセス、サービス、ネットワークの状態が表示されます。タスクマネージャーを使用すると、コンピューターのパフォーマンスを監視したり、応答していないプログラムを終了したりできます。

起動方法

◆方法1:タスクバーから起動する方法

  1. タスクバーの何もない部分をマウスの右ボタンでクリックします。
    図1(図1)

  2. 表示されるメニューから、[タスクマネージャーの起動(K)]をクリックします。
    図2(図2)

  3. 「Windowsタスクマネージャー」が起動します。

◆方法2:キーボード操作で起動する方法

  1. キーボードの[CTRL]キー、[SHIFT]キー、[ESC]キーを同時に押します。
  2. 「Windowsタスクマネージャー」が起動します。

「Windowsタスクマネージャー」の各タブについて

◆「アプリケーション」タブ
現在実行されているアプリケーションの一覧が表示されます。

図3(図3)

  • [タスクの終了(E)]ボタン
    一覧に表示されているアプリケーションを選択して[タスクの終了(E)]ボタンをクリックすると、該当するアプリケーションは強制終了されます。プログラムの実行中に入力されたデータや変更されたデータのうち、保存されていないデータは失われます。

  • [切り替え(S)]ボタン
    一覧に表示されているアプリケーションを選択して[切り替え(S)]ボタンをクリックすると、手前に表示されます。

  • [新しいタスク(N)]ボタン
    クリックすると、「新しいタスクの作成」画面が表示されます。”名前(O)”欄に起動させたいアプリケーション名を入力して[OK]ボタンをクリックすることで新規にアプリケーションを起動することができます。
    ※例として下図では”mspaint”と入力して[OK]ボタンをクリックすると、「ペイント」が起動します。
    図4(図4)


◆「プロセス」タブ
Windows上で動作しているプロセス(アプリケーションやサービス)の一覧が表示されます。ここでは、各プロセスの”イメージ名”、”ユーザー名”、”CPU”、”メモリ(プライベートワーキングセット)”(メモリ使用量)、”説明”が表示されます。

図5(図5)

  • [すべてのユーザーのプロセスを表示(S)]ボタン
    クリックするとすべてのユーザーのプロセスを一覧表示します。
    ※「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は[はい(Y)]ボタンをクリックしてください。

  • [プロセスの終了(E)]ボタン
    一覧から終了したいプロセスを選択して[プロセスの終了(E)]ボタンをクリックすることで選択したプロセスを終了させることができます。プロセスを終了させるには注意が必要です。アプリケーションを終了させると、保存されていないデータが失われます。システムサービスを終了させると、システムの一部が正しく機能しなくなることがあります。

<補足:実行中のプログラムの優先度を変更する方法>
「プロセス」タブでは実行中のプログラムの優先度を変更することができます。
※プロセスの優先度を変更すると(優先度を高くするか、低くするかによって)、プロセスの実行速度を速くしたり、遅くしたりすることができますが、ほかのプロセスのパフォーマンスが悪影響を受けることがあります。

  1. 変更したいプロセスをマウスの右ボタンでクリックします。
  2. 表示されるメニューから[優先度の設定(P)]にマウスポインターをあわせ、[リアルタイム(R)]、[高(H)]、[通常以上(A)]、[通常(N)]、[通常以下(B)]、[低(L)]のいずれかを選択します。
    図6(図6)


◆「サービス」タブ
Windowsのサービスの一覧が表示されます。
サービスとは、他のプログラムにサポートを提供するコンピュータープログラムまたはプロセスのことで、バックグラウンドで実行されます。

図7(図7)

  • [サービス(S)]ボタン
    クリックすると「サービス」の設定画面が表示されます。
    ※「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は[はい(Y)]ボタンをクリックしてください。
    図8(図8)


◆「パフォーマンス」タブ
コンピューターのパフォーマンス(”CPU使用率”、”CPU使用率の履歴”、”メモリ”、”物理メモリの使用率の履歴”、”物理メモリ(MB)”、”システム”、”カーネルメモリ(MB)”)に関する情報が動的に表示されます。

図9(図9)

  • [リソースモニター(R)]ボタン
    クリックすると「リソースモニター」画面が表示され、CPU、ディスク、ネットワーク、およびメモリの使用状況をリアルタイムに監視することができます。
    ※「ユーザーアカウント制御」画面が表示された場合は[はい(Y)]ボタンをクリックしてください。
    図10(図10)


◆「ネットワーク」タブ
現在のネットワークの使用率が表示されます。このタブは、消費されているネットワーク帯域幅を判断するためのクイックリファレンスとして利用できます。複数のネットワーク接続を使用している場合は、”アダプター名”から選択することで各接続のトラフィックを簡単に比較できます。
※詳しくは、[010826:「Windowsタスクマネージャー」ネットワークの使用率やリンク速度を確認する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

図11(図11)


◆「ユーザー」タブ
ユーザーごとの現在の状態が表示されます。”ユーザー”には、このコンピューターにログオンしているユーザーが表示されます。”状態”が”アクティブ”になっているユーザーは、現在利用しているユーザーです。”切断”になっているユーザーは、ユーザーの簡易切り替えやリモートログオンなどによって現在動作が中断しているユーザーです。

図12(図12)

  • [切断(D)]ボタン
    一覧からアクティブなユーザーを選択して[切断(D)]ボタンをクリックすると切断し、「ようこそ」画面に戻ります。

  • [ログオフ(L)]ボタン
    一覧からアクティブなユーザーを選択して[ログオフ(L)]ボタンをクリックすると、強制的にログオフさせることができます。

以上