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情報番号:012608  【更新日:2011.11.15

パソコンを起動/シャットダウンした日時を自動的に記録する方法<Windows(R)7 Professional>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7
カテゴリ Windowsの操作/設定

回答・対処方法

はじめに

Windows 7 Professionalの標準機能でパソコンを起動、シャットダウンした日付、時刻を自動的に記録する方法について説明します。

※本機能はWindows 7 Home Premium/Starterでは使用できません。

操作手順

まずはじめに、パソコン起動時の記録用に「start.bat」ファイル、シャットダウン時の記録用に「shutdown.bat」ファイルを作成します。
※ここではCドライブの「log.txt」ファイルに起動/シャットダウンの日時を記録するためのbatファイルを作成します。

  1. 「メモ帳」を起動します。
    ※[スタート]ボタンスタート→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[メモ帳]をクリックします。

  2. 「メモ帳」に以下の内容を記載します。
    メモ帳に記載する内容
    @echo off
    >>c:\log.txt echo ***起動記録***
    >>c:\log.txt echo.
    >>c:\log.txt echo %date% %time:~0,-3% %username%
    >>c:\log.txt echo.
    >>c:\log.txt echo ***************
    >>c:\log.txt echo.
    >>c:\log.txt echo.
    図1(図1)

  3. メニューバーの[ファイル(F)]→[名前を付けて保存(A)]をクリックします。
    図2(図2)

  4. 「名前を付けて保存」画面が表示されます。「start.bat」の名前で任意の場所に保存します。
    ”ファイル名(N)”欄に start.bat と入力し、[保存(S)]ボタンをクリックします。
    ※ここでは、例としてユーザーの「マイドキュメント」フォルダーに保存しています。

    【注意】
    保存した「start.bat」ファイルを削除、移動をするとパソコンの起動日時の記録が取れなくなります。移動、削除をしない/されない場所に保存先を指定してください。

    図3(図3)

  5. 再度「メモ帳」を起動します。
  6. 「メモ帳」に以下の内容を記載します。
    メモ帳に記載する内容
    @echo off
    >>c:\log.txt echo ***終了記録***
    >>c:\log.txt echo.
    >>c:\log.txt echo %date% %time:~0,-3% %username%
    >>c:\log.txt echo.
    >>c:\log.txt echo ***************
    >>c:\log.txt echo.
    >>c:\log.txt echo.
    図4(図4)

  7. メニューバーの[ファイル(F)]→[名前を付けて保存(A)]をクリックします。
    図5(図5)

  8. 「名前を付けて保存」画面が表示されます。「shutdown.bat」の名前で任意の場所に保存します。
    ”ファイル名(N)”欄に shutdown.bat と入力し、[保存(S)]ボタンをクリックします。
    ※ここでは、例としてユーザーの「マイドキュメント」フォルダーに保存しています。

    【注意】
    保存した「shutdown.bat」ファイルを削除、移動をするとパソコンをシャットダウンした日時の記録が取れなくなります。移動、削除をしない/されない場所に保存先を指定してください。

    図6(図6)

  9. 保存先に「start.bat」ファイル、「shutdown.bat」ファイルが保存されていることを確認してください。
    図7(図7)

続いて、作成したbatファイルを「ローカルグループポリシーエディター」に追加します。

  1. [スタート]ボタン→[プログラムとファイルの検索]をクリックします。
    図8(図8)

  2. [プログラムとファイルの検索]欄に gpedit.msc と入力し、[ENTER]キーを押します。
    図9(図9)

  3. 「ローカルグループポリシーエディター」画面が表示されます。[コンピューターの構成]→[Windowsの設定]→[スクリプト(スタートアップ/シャットダウン)]の順に展開します。
    図10(図10)

  4. [スクリプト(スタートアップ/シャットダウン)]を選択しましたら、画面右側の[スタートアップ]をクリックして選択します。
    図11(図11)

  5. 「スタートアップのプロパティ」画面の「スクリプト」タブが表示されます。[追加(D)]ボタンをクリックします。
    図12(図12)

  6. 「スクリプトの追加」画面が表示されます。[参照(B)]ボタンをクリックします。
    図13(図13)

  7. 「参照」画面が表示されます。手順4で保存した場所から「start.bat」ファイルを選択し、[開く(O)]ボタンをクリックします。
    ※ご使用の環境により、拡張子(bat)は表示されない場合があります。
    図14(図14)

  8. 「スクリプトの追加」画面に戻ります。”スクリプト名(N)”欄に「start.bat」ファイルのパスが表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
    図15(図15)

  9. 「スタートアップのプロパティ」画面に戻ります。”名前”一覧に「start.bat」ファイルのパスが表示されていることを再度確認し、[OK]ボタンをクリックします。
    図16(図16)

  10. 「ローカルグループポリシーエディター」画面に戻ります。[スクリプト(スタートアップ/シャットダウン)]が選択された状態で、画面右側の[シャットダウン]をクリックして選択します。
    図17(図17)

  11. 「シャットダウンのプロパティ」画面の「スクリプト」タブが表示されます。[追加(D)]ボタンをクリックします。
    図18(図18)

  12. 「スクリプトの追加」画面が表示されます。[参照(B)]ボタンをクリックします。
    図19(図19)

  13. 「参照」画面が表示されます。手順8で保存した場所から「shutdown.bat」ファイルを選択し、[開く(O)]ボタンをクリックします。
    ※ご使用の環境により、拡張子(bat)は表示されない場合があります。
    図20(図20)

  14. 「スクリプトの追加」画面に戻ります。”スクリプト名(N)”欄に「shutdown.bat」ファイルのパスが表示されていることを確認し、[OK]ボタンをクリックします。
    図21(図21)

  15. 「シャットダウンのプロパティ」画面に戻ります。”名前”一覧に「shutdown.bat」ファイルのパスが表示されていることを再度確認し、[OK]ボタンをクリックします。
    図22(図22)

  16. 開いている画面を右上の[×]ボタンをクリックして閉じます。
  17. 一度パソコンをシャットダウンし、再起動します。

以上で設定は終了です。

パソコンを起動/シャットダウンした日時が自動的に記録されるようになります。

補足:起動/シャットダウンした日時を確認する方法

※上記手順2、6に記載した「c:\log.txt」ファイルに起動/シャットダウンの日時が記録されています。

  1. [スタート]ボタンスタート→[コンピューター]→[Cドライブ]をクリックします。
  2. 「Cドライブ」内の「log.txt」ファイルをダブルクリックします。
    ※ご使用の環境により、拡張子(txt)は表示されない場合があります。
    図23(図23)

  3. 「log」ファイルが開きます。”***起動記録***”でパソコンを起動した日時、”***終了記録***”でパソコンをシャットダウンした日時を確認できます。
    図24(図24)

以上