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情報番号:014089  【更新日:2013.03.12

パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)8,Windows 8.1
カテゴリ リカバリー、ハードディスクのデータ消去

回答・対処方法

内容と対応

最近パソコンは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってきています。
これらのパソコンに使われている “ハードディスク” という記憶装置に、お客様の重要なデータが記録されています。
したがって、パソコンを譲渡あるいは廃棄するときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。
ところが、このハードディスクに書き込まれたデータを消去するのは、それほど簡単ではありません。

「データを消去する」という場合、一般的に

  • データを「ごみ箱」に捨てる
  • 「削除」操作を行なう
  • 「ごみ箱を空にする」コマンドを使って消す
  • ソフトウェアで初期化(フォーマット)する
  • 再セットアップ(リカバリー)を行ない、購入時の状態に戻す

などの作業をしますが、これらの作業では、ハードディスク上に記録されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際はデータが見えなくなっているだけの状態です。

つまり、一見消去されたように見えますが、WindowsなどのOSのもとで、それらのデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、実際のデータは、まだ残っているのです。

したがって、特殊なデータ回復のためのソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読みとることが可能な場合があります。

このため、悪意のある人により、ハードディスク内の重要なデータが読みとられ、予期しない用途に利用される恐れがあります。

お客様が廃棄・譲渡などを行なう際に、ハードディスク内の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用ソフトウェアあるいはサービス(共に有料)を利用するか、ハードディスク上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊して読めなくすることをおすすめします。

なお、ハードディスク上のソフトウェア(OS、アプリケーションソフトなど)を削除することなくパソコンを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、十分な確認をする必要があります。

データ消去については、次のホームページも参照してください。
http://dynabook.com/pc/eco/haiki.htm

以上