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情報番号:015678  【更新日:2014.09.24

USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法<dynabook Tab S50/23M、26M、36M、W*Mシリーズ>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows 8.1
カテゴリ リカバリー、リカバリーメディアの作成

回答・対処方法

はじめに

本製品にトラブルが発生したときに、本製品を購入時の状態(初期状態)に戻すことを「リカバリー」といいます。

本製品には、システムやアプリケーションを購入時の状態に戻すためのリカバリーツールが搭載されています。
あらかじめ、リカバリーツールのバックアップをとっておくこと(リカバリーメディアの作成)をおすすめします。
作成したリカバリーメディアは大切に保管してください。
何らかのトラブルで内蔵フラッシュメモリからリカバリーできない場合でも、リカバリーメディアからリカバリーをすることができるようになります。

ここでは、USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法を説明します。

<メモ>
リカバリーメディアがない状態で、内蔵フラッシュメモリからリカバリーが行なえない場合は、修理が必要になる可能性があります。
dynabook あんしんサポートに相談してください。

【リカバリーを行なうと】

リカバリーをすると、内蔵フラッシュメモリ内に保存されているデータ(文書ファイル、画像・映像ファイル、メールやアプリケーションなど)はすべて消去され、設定した内容(インターネットやメールの設定、Windowsパスワードなど)も購入時の状態に戻る、つまり何も設定していない状態になります。
また、データのバックアップについては、普段から定期的に行なっておくことをおすすめします。
※バックアップについては、[014926:パソコン本体に保存したデータを他の記録メディアにバックアップ(コピー)したい<Windows 8.1>]を参照してください。

リカバリーメディアに使用できる記録メディア

USBフラッシュメモリを使用できます。何もデータが書き込まれていないものを用意してください。
リカバリーメディアの作成に最低限必要な容量が表示されます(手順12参照)。
表示される容量より大きい容量のUSBフラッシュメモリを用意してください。

【お願い リカバリーメディアの作成にあたって】

USBフラッシュメモリに書き込みを行なうときは、次の注意をよく読んでから使用してください。
守らずに使用すると、書き込みに失敗するおそれがあります。また、振動や衝撃などの本体異常や、メディアの状態などによっては処理が正常に行なえず、書き込みに失敗することがあります。

  • 書き込みに失敗したメディアの損害については、当社はいっさいその責任を負いません。
    また、記憶内容の変化・消失など、メディアに保存した内容の損害および内容の損失・消失により生じる経済的損害といった派生的損害については、当社はいっさいその責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
  • リカバリーメディア作成時はmicroUSBコネクタを使用するため、本製品に電源コードとACアダプターを接続できません。バッテリー駆動で使用中にバッテリーの消耗などにによって書き込みに失敗するおそれがありますので、あらかじめバッテリーの充電を完了(フル充電)してください。
  • 書き込みを行なうときは、本製品の省電力機能が働かないようにしてください。電源OFF/スリープ/休止状態/再起動を実行しないでください。
  • 次に示すような、ライティングソフトウェア以外のソフトウェアは終了させてください。
    ・スクリーンセーバー
    ・ウイルスチェックソフト
    ・ディスクのアクセスを高速化する常駐型ユーティリティ
    ・音楽や映像の再生アプリケーション
    ・LANなどの通信アプリケーション など
    ソフトウェアによっては、動作の不安定やデータの破損の原因となります。
  • ウィンドウを開く、ユーザーを切り替える、画面の解像度や色数の変更など、本製品の操作を行なわないでください。
  • 本製品に衝撃や振動を与えないでください。
  • 書き込み中は、周辺機器の取り付け/取りはずしを行なわないでください。
  • 本製品から携帯電話、およびほかの無線通信装置を離してください。

操作手順

  1. 電源コードとACアダプターを接続し、バッテリーをフル充電の状態にします。

  2. 電源コードとACアダプターを取りはずします。

  3. 本製品のmicroUSBコネクタに、市販のセルフパワーのUSBハブを接続します。
    ※セルフパワーのUSBハブとは、接続しているUSB対応機器にUSBハブのACアダプターから給電ができるタイプのものです。 USBハブのプラグがmicroBタイプではない場合、本製品のmicroUSBコネクタに直接接続することができません。市販のmicroBタイプの変換ケーブルを使用してください。

  4. 本製品を起動します。

  5. スタート画面で、画面の中央から上に向かってスライドします。
    図1(図1)

  6. アプリビューが表示されます。「Windowsシステムツール」の[コントロールパネル]をタップします。
    図2(図2)

  7. 「コントロールパネル」画面が表示されます。[コンピューターの状態を確認]をタップします。
    図3(図3)

  8. 「アクションセンター」画面が表示されます。[回復(R)]をタップします。
    図4(図4)

  9. 「回復」画面が表示されます。[回復ドライブの作成]をタップします。
    図5(図5)

  10. 「ユーザーアカウント制御」画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをタップします。
    図6(図6)

  11. 「回復ドライブの作成」画面が表示されます。[□ 回復パーティションをPCから回復ドライブにコピーします。]にチェックが付いていることを確認して、 [次へ(N)]ボタンをタップします。
    図7(図7)

  12. 「USBフラッシュドライブの選択」画面が表示されます。”ドライブは16GB以上のデータを格納できる必要があり、ドライブ上のすべてのデータは削除されます。”メッセージが表示されます。必要な容量のUSBフラッシュメモリをUSBハブに接続します。
    接続後、[次へ]ボタンをタップします。
    図8(図8)

  13. 「回復ドライブの作成」画面が表示されます。”ドライブ上のすべてのデータが削除されます。このドライブに個人ファイルが含まれている場合は、バックアップしているか確認してください。”メッセージが表示されます。 [作成]ボタンをタップします。
    図9(図9)

  14. 「回復ドライブを作成中」画面が表示され、作成しているリカバリーメディアの進捗状況が表示されます。
    USBフラッシュメモリの内容はすべて削除されます。 作成を途中で中止する場合は、[キャンセル]ボタンをタップしてください。
    図10(図10)

  15. 「回復ドライブの準備ができました」画面が表示されます。[完了(F)]ボタンをタップします。
    図11(図11)

USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法は以上です。
作成したリカバリーメディアには、「リカバリーメディア」であることがわかるように目印をつけてください。

<補足>
リカバリーメディアが作成されたUSBフラッシュメモリ内部は以下のようなフォルダー構成になっています。
※ファイルやフォルダーの変更・削除を行なうと、リカバリーができなくなりますのでご注意ください。
図12(図12)

関連情報

以上