情報番号:018939 【更新日:2022.06.23】
Webカメラで撮影すると紫色の色かぶりが発生したり、色が淡く表示される<顔認証センサー搭載モデル>
対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種 |
|
対象OS |
Windows 11,Windows 10 |
カテゴリ |
Webカメラ、Windowsのトラブル、使用中のトラブル |
回答・対処方法
内容と対応
顔認証センサーを搭載する製品のWebカメラで撮影を行うときに、特定の照明や特定の時間帯の太陽光の下で撮影を行うと、カメラアプリなどのプレビュー画像や撮影した画像に、紫色の色かぶりが発生したり色が淡く表示されたりするなどの、色ずれが発生することがあります。
この色ずれは被写体を照らす光源や照明に近赤外線が多く含まれると発生します。
たとえば下記のような光源や照明に近赤外線が多く含まれることがあります。
- 日の出、日の入り時の太陽光
- 炎
- タングステン電球
- 白熱電球
- ハロゲン電球
- キセノン電球
この色ずれはRGB-IR CMOSセンサーの特性による制限です。RGB-IR CMOSセンサーはカメラで撮影する可視光と、顔認証で使用する近赤外線の両方を同時に捉えることができるセンサーであり、該当製品のWebカメラに搭載されています。
RGB-IR CMOSセンサーで撮影を行う際に、同時に多くの近赤外線をセンサーが捉えると、カメラのホワイトバランス調整に影響を与え、その結果色ずれが発生することがあります。
この色ずれを回避したり緩和したりするためには、次のような方法があります。
- 太陽光や近赤外線が多く含まれる照明の光を、カーテンや衝立、暗幕などで遮ります。
- 窓に赤外線反射フィルムを貼ります。
- 近赤外線をあまり含まないLED電灯や蛍光灯に照明を交換します。
- 赤外線反射コーティングが施された電球に交換します。
以上