情報番号:001018 【更新日:2007.01.10】
リチウムイオンバッテリ(バッテリパック)の寿命を延ばすには
対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種 |
|
対象OS |
Windows(R)7 |
カテゴリ |
バッテリー |
回答・対処方法
内容と対応
上記該当機種のノートパソコンに搭載されたリチウムイオンバッテリー(以下バッテリーパック)は、次の点に気をつけて使用するとバッテリーの機能低下を遅くすることができます。
- パソコンとACアダプターをコンセントに接続したままの状態で、パソコンを長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントからはずしてください。
- 1ヶ月以上の長期間バッテリーを使わない場合は、パソコン本体からバッテリーをはずして、風通しの良い涼しい場所に保管してください。
<バッテリーパック保管時の注意点>
※充電状態のバッテリーパックを放置しておくとバッテリーが機能低下し、もう一度充電したときの容量が減少してしまいます。この機能低下は、保存温度が高いほど早く進みます。
※バッテリーパックを単体で保管するときは、バッテリーパックの電極(金属部分)がショートしないように、金属製ネックレス、ヘアピンなどの金属類と混在しないようにしてください。
※落下したり衝撃がかかったりしないよう安定した場所に保管してください。
- おもにACアダプターを接続してパソコンを使用し、バッテリーパックの電力をほとんど使用しないなど、100%の残量近辺で充放電をくり返すとバッテリー機能低下を早める場合があります。
- 1ヶ月に1度は、ACアダプターをはずしてバッテリー駆動でパソコンを使用してください。
バッテリーパックの再充電方法
※バッテリーパックの温度が極端に高いまたは低いと、正常に充電されないことがあります。バッテリーは5~35℃の室温で充電してください。
※バッテリーパックを充電するときは、お使いのパソコン用の正しいACアダプターを使用してください。他の機種用のものなど、正しくないACアダプターを使用すると、バッテリーパックが充分に充電されないなど、バッテリーパックの安全性を損なう原因になります。
- パソコン本体の電源を切ります。
- パソコン本体からACアダプターをはずし、パソコンの電源を入れます。
※電源が入らない場合は、手順4へ進んでください。
- 5分程度バッテリー駆動を行ないます。
※この間、”Battery LED”(システムインジケータにあるバッテリ状態を表示する乾電池マークのランプ)が点滅するか、充電が少なくなった等の警告が表示された場合は、速やかにACアダプターを接続し、手順4へ進んでください。
- パソコン本体にACアダプターを接続し、電源コードの電源プラグをコンセントに差し込みます。
”DC IN LED”(システムインジケーターにある電源状態を表示するコンセントマークのランプ) と”Battery LED” が点灯しますと、充電が開始されます。電源のON/OFFにかかわらずフル充電になるまで充電されます。
- ”Battery LED” が充電完了表示色になるまで充電してください。
※”DC IN LED” が消灯している場合は、電源が供給されていません。ACアダプター、電源コードの接続を確認してください。
※”Battery LED”の点灯色は機種によって異なります。詳しくは、取扱説明書を確認してください。例)充電中:オレンジ色など、充電完了:緑色、白色など
参考情報
- バッテリーパックを長期間充電しないままにしておくと、再充電に非常に長い時間がかかる場合があります。
- バッテリーパックのパフォーマンスは、温度の低い環境下では一時的に悪くなる場合があります。
- 集中計算や高性能のグラフィック・アプリケーションの実行中など、パソコンが、バッテリーパックから電力を大量に消費するとき、バッテリーパックとパソコンの温度が上昇する場合があります。
以下のWebサイトもご参考にしてください。
■社団法人 電子情報技術産業協会
関連情報
以上