回答・対処方法

はじめに

「東芝ファイルレスキュー」を使うと、Windows(システム)が起動しなくても、データのバックアップ＝救助(レスキュー)することができます。Windowsが起動せず、リカバリーをしなくてはならない場合などは、「東芝ファイルレスキュー」を使って、あらかじめデータを救助しておいてください。

以下にWindowsが起動しない状態で、データのバックアップをとる方法について説明します。

※「東芝ファイルレスキュー」を使用してデータを救助(バックアップ)する注意事項やデータの救助用に使用できる記録メディアについては、以下のリンクを参照してください。
［010166：「東芝ファイルレスキュー」について＜Windows(R)7＞］

操作手順

1. 救助するデータの保存先となる記録メディアをパソコンに接続し、電源を切ります(シャットダウン)。
   ※ここでは、例としてUSBフラッシュメモリを接続します。
   
   
2. 「詳細ブート オプション」を起動します。
   
   a.電源を入れます。
   b.製品ロゴが表示されて消えたらすぐに、キーボードの［F8］キーを数回押します。
   
   ※機種によっては上記手順2の操作で「詳細ブート オプション」が起動できない場合があります。その場合は、以下の操作を行なってください。
   
   a.電源を入れます。
   b.製品ロゴが表示されたらキーボードの［F8］キーを押し、製品ロゴが消えたら手をはなします。
   ※各種パスワードを設定している場合は、パスワードの入力をうながすメッセージが表示されます。パスワードを入力して［ENTER］キーを押した後、すぐに［F8］キーを再び数回押してください。
   
   
3. キーボードの［↑］［↓］キーで［コンピューターの修復］を選択し、［ENTER］キーを押します。
   (図1)
   
   
4. しばらくすると「システム回復オプション」”キーボード レイアウトを選択してください”メッセージ画面が表示されます。［▼］ボタンをクリックし、一覧から［日本語］を選択し、［次へ(N)>］ボタンをクリックします。
   (図2)
   
   
5. ”回復オプションにアクセスするには、ローカル ユーザーとしてログオンしてください。”メッセージ画面が表示されます。”ユーザー名：”項目の［▼］をクリックし、一覧からログオンするユーザー名をクリックし、”パスワード：”欄にWindows ログオンパスワードを入力して［OK(O)］ボタンをクリックします。
   ※管理者ユーザーのアカウントでログオンすることをおすすめします。
   (図3)
   
   
6. ”回復ツールを選択してください”メッセージ画面が表示されます。［TOSHIBA Recovery Tools］をクリックします。
   (図4)
   
   
7. 「＜ツールの選択＞」メッセージ画面が表示されます。［◎　TOSHIBA File Rescue］を選択し、［次へ(N)>］ボタンをクリックします。
   (図5)
   
   
8. 「東芝ファイルレスキュー」が起動します。”はじめに”メッセージ画面で免責事項と使用上のご注意を確認し、［◎　はい、同意します。］を選択し、［次へ］ボタンをクリックします。
   (図6)
   
   
9. ”救助データ”メッセージ画面が表示されます。
   
   ◆すべてのユーザーのユーザーデータを救助する場合
   何もしないで［次へ］ボタンをクリックします。
   
   ＜ユーザーデータとは＞
   ［コンピューター］→［ハードディスクドライブ(C:)］→［ユーザー］内の各ユーザー名のフォルダーに保存されるファイルやフォルダーです。ユーザー名フォルダーにはアドレス帳やお気に入りなどのデータが保存されています。
   
   (図7)
   
   
   ◆救助するファイルやフォルダーを指定したい場合
   
   a.［□ 任意のファイルやフォルダを手動で指定する］をクリックしてチェックを付け、［次へ］ボタンをクリックします。
   (図8)
   
   b.”救助データの指定”メッセージ画面が表示されます。”救助データの一覧”から救助したいファイルやフォルダーにチェックを付け、［次へ］ボタンをクリックします。
   (図9)
   
   
10. ”救助データ計算中”メッセージ画面が表示されます。救助するデータの大きさの計算が終わるまでしばらくお待ちください。
    (図10)
    
    
11. ”保存先の指定”メッセージ画面が表示されます。”保存先の一覧”から救助データの保存先を指定し、［次へ］ボタンをクリックします。
    (図11)
    
    ※外付けハードディスクドライブまたはUSBフラッシュメモリの容量が足りない場合や、記録メディアを何も接続していない場合などは、赤い字でメッセージが表示されます。メッセージに従って、適切な記録メディアを選択してください。
    (図12)
    
    
12. ”救助データの確認”メッセージ画面が表示されます。救助データの内容と保存先を確認し、［実行］ボタンをクリックします。
    (図13)
    
    
13. ”データの救助を開始しますか？”メッセージ画面が表示されます。［OK］ボタンをクリックします。
    (図14)
    
    
14. ”データ救助中”メッセージ画面が表示されます。データの救助の進捗状況が示されます。しばらくお待ちください。
    ※救助には、長時間かかることがあります。必ず電源コードを接続した状態でご利用ください。
    ※救助中は保存先の記録メディアを取りはずさないでください。
    (図15)
    
    
15. ”データ救助完了”メッセージ画面が表示されます。［完了］ボタンをクリックします。
    (図16)
    
    ※［救助結果］ボタン
    クリックすると、ファイル単位で救助の結果を表示します。
    このとき、ファイルが壊れているなどの理由で救助できなかったデータがあると、そのファイル名の左に赤い×が表示されます。
    
    ※［復元手順］ボタン
    クリックすると、救助データを復元する手順を表示します。
    
    
16. 電源が切れます(シャットダウン)。

データのバックアップをとる操作は以上です。

引き続き、リカバリーを行なう場合は、取扱説明書「準備しよう」または「セットアップガイド」の「買ったときの状態に戻すには」を参照してください。

※標準ユーザーのデータを復元するときは管理者ユーザーの認証が必要になりますので、リカバリーをしたあとは、必ずWindows セットアップでWindowsログオンパスワードを設定してください。

関連情報

• 上記手順で救助(バックアップ)したデータを復元する方法については、以下のリンクを参照してください。
  ［010168：「東芝ファイルレスキュー」バックアップしたデータを復元する方法＜Windows(R)7＞］
  
  

以上