情報番号:014966 【更新日:2014.03.04】
「PC引越ナビ(R) Ver5」使用方法<USBメモリ編><Windows 8.1>
対応機種 | |
---|---|
対象OS | Windows 8.1 |
カテゴリ | その他のプレインストールソフト、バックアップ、インターネット関連バックアップ、メール関連バックアップ、データのバックアップ |
回答・対処方法
はじめに
この情報ではUSBメモリ(USBフラッシュメモリ)を利用した「PC引越ナビ」の使用方法について説明します。
※本情報は、「PC引越ナビ」Ver5.0を元に作成しています。バージョンが異なると若干操作手順/画面が異なる場合があります。
「PC引越ナビ」については、以下のリンクを参照してください。
[014965:「PC引越ナビ(R) Ver5」前のパソコンのデータを移行する<Windows 8.1>]
本手順では、移行したい設定やデータが保存されているパソコンを「前のPC」、設定やデータを移行したいパソコンを「新しいPC」として説明します。
※この情報では、USBメモリを使用して操作をすることを前提に説明しています。他の装置をご使用の場合はその装置に置き換えて手順を実行してください。
※USBメモリの取扱方法に関しては、以下のリンクを参照してください。
[014959:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows 8.1>]
[013921:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows(R)8>]
[009970:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows(R)7>]
[006042:USBメモリの取扱方法<Windows Vista(R)>]
[004839:USBメモリの取扱方法<Windows(R)XP>]
◆dynabook Tab シリーズの場合
- USBフラッシュメモリを使用するには、市販のUSBケーブルで、本製品に接続する側のプラグがmicroBタイプのものを使用してください。microUSBコネクタを使用するため、本製品に電源コードとACアダプターを接続できません。バッテリー駆動で使用中にバッテリーの消耗などによって書き込みに失敗するおそれがありますので、あらかじめバッテリーの充電を完了(フル充電)してください。詳しくは、[015102:USBフラッシュメモリの取扱方法<dynabook Tab シリーズ>]を参照してください。
- microSDメモリカードを使用してデータを移行することもできます。 「PC引越ナビ」の画面上では、「USBメモリ」としてUSBフラッシュメモリを使用した操作方法が説明されています。microSDメモリカードはUSBフラッシュメモリと同様に使用できますので、「USBメモリ」と表示されている部分をmicroSDメモリカードに読み替えて、画面の指示にしたがってください。詳しくは、[015039:「PC引越ナビ(R) Ver5」使用方法<dynabook Tab シリーズ>]を参照してください。
<この引っ越し方式を使える条件>
- 512MB以上のUSBフラッシュメモリを持っている。
※USBフラッシュメモリは、使用前に内容を確認して、初期化(フォーマット)してください。フォーマットする方法は、[014982:USBフラッシュメモリをフォーマットする方法<Windows 8.1>]を参照してください。
※USBフラッシュメモリ以外に、SDメモリカード、メモリースティックなども使用できます。「前のPC」と「新しいPC」の両方でSDメモリカード、メモリースティックなどが使用できることを確認してください。
※BD(Blu-ray Disc)、DVD、CDなどの光ディスクを使う場合は、[014969:「PC引越ナビ(R) Ver5」使用方法<BD、DVD編(USBメモリ利用)><Windows 8.1>]を参照してください。
- 前のPCと新しいPCの両方で、USBメモリを使用できる。
【操作にあたって】
こん包ファイルを使った引っ越しには、1つのこん包ファイルの最大のサイズ、同時に引っ越しできるファイル数、保存先装置の空き容量に制限があります。制限はご使用の機種により異なります。確認方法は、[014965:「PC引越ナビ(R) Ver5」前のパソコンのデータを移行する<Windows 8.1>]の<ヘルプの起動方法>の「こん包ファイルを使った引っ越しの制限事項の確認方法」を参照してください。
<作業の流れ>
「PC引越ナビ」は、下記の順に作業を進めていきます。
作業内容 | 操作PC | 説明 |
---|---|---|
【ステップ1】 引っ越しの準備 | 新しいPC | <こん包プログラムのコピー> 「前のPC」で荷造りするためのこん包プログラムを作成し、USBメモリへコピーします。 |
USBメモリ | <「新しいPC」からUSBメモリの取りはずし> こん包プログラムがコピーされたUSBメモリを「新しいPC」から取りはずし、「前のPC」へ接続します。 | |
【ステップ2】 引っ越し荷物の荷造り | 前のPC | <こん包プログラムの実行> 移行するためのデータをこん包し、こん包したデータを「新しいPC」へ送ります。 |
USBメモリ | <「前のPC」からUSBメモリの取りはずし> こん包したデータをコピーしたUSBメモリを「前のPC」から取りはずし、「新しいPC」へ接続します。 | |
【ステップ3】 引っ越し荷物の開こん | 新しいPC | <こん包ファイルを開こん> 「前のPC」の情報を「新しいPC」に移行します。 |
操作手順
ステップ1:引っ越しの準備
新たに環境を作成する「新しいPC」から作業を行ないます。
<こん包プログラムのコピー>
「前のPC」で荷造りするためのこん包プログラムを作成し、USBメモリへコピーします。
- スタート画面で、[デスクトップ]タイルをクリックします。
(図1)
- デスクトップ画面が表示されます。[PC引越ナビ]アイコンをダブルクリックします。
※[PC引越ナビ]アイコンがない場合は、[014700:デスクトップから検索して目的のアプリやファイルを起動する方法<Windows 8.1>]を参照して「引越ナビ」とキーワードを入力して「PC引越ナビ」を起動してください。
(図2)
- 「PC引越ナビ Ver.5」が起動し、”使用許諾”画面が表示されます。内容をよく読み、[◎ 同意する]をクリックして選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
(図3)
- ”注意事項”画面が表示されます。内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
(図4)
- ”機能説明”画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。
(図5)
- ”引っ越し方式の選択”画面が表示されます。[◎ USBメモリで引っ越し]をクリックして選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
(図6)
- ”ステップ1 引っ越しの準備”画面が表示されます。画面の指示に従い操作を進めます。
(図7)
- フォーマット済みのUSBメモリを「新しいPC」へ接続します。
(図8)
- ”(1) USBメモリをこの新しいPCへ接続してください。”項目の[接続したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
(図9)
- ”(2) USBメモリの場所を指定してください。”項目でUSBメモリの場所を確認し、[指定したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
※ご使用の環境により、USBメモリの場所は異なります。ここでは”F:\”として認識されています。
※USBメモリの場所が表示されない場合や場所が間違えている場合は、[参照]ボタンをクリックして指定してください。
(図10)
- ”(3) USBメモリに「こん包プログラム」をコピーします。”項目の[コピースタート!]ボタンをクリックします。
(図11)
- コピーを開始します。
(図12)
- コピーが終わりましたら、”コピーが完了しました。”メッセージが表示されます。[完了したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
(図13)
- USBメモリにこん包プログラムがコピーされていることを確認します。
[リムーバブルディスク]→[こん包セット]フォルダーの中に「tcpip」フォルダー、「HIKKOSHI.ini」ファイル、「pcpack.exe」ファイルが保存されています。
※ご使用の環境により、「.exe」、「.ini」などの拡張子は表示されない場合があります。
(図14)
- 「新しいPC」からUSBメモリを取りはずします。
※USBメモリの取りはずしかたは[014959:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows 8.1>]の<USBフラッシュメモリの取りはずしかた>を参照してください。
※「PC引越ナビ」は終了しないでそのままにしておいてください。
- 「PC引越ナビ Ver.5」画面に戻ります。[次へ]ボタンをクリックします。
(図15)
- ”ステップ2 引っ越しの荷造り”画面が表示されます。この画面の説明を確認しながら、「前のPC」を操作します。
(図16)
ステップ2:引っ越し荷物の荷造り
ここからは「前のPC」で作業を行ないます。
※「新しいPC」の画面で説明を確認しながら、「前のPC」を操作します。
<こん包プログラムの実行>
「新しいPC」へ引っ越し(移行)するためのデータをこん包します。
- こん包プログラムがコピーされたUSBメモリを「前のPC」へ接続します。
(図17)
【ここで、「新しいPC」の画面を確認】 ”(1) USBメモリを前のPCへ接続してください。”項目の[接続したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。 (図18) |
- こん包プログラムが保存されている場所(USBメモリ内の[こん包セット]フォルダー)を開き、[pcpack.exe]ファイルをダブルクリックして実行します。
※「前のPC」のOSによって、画面や操作が若干異なります。
※ご使用の環境により、拡張子(.exe)は表示されない場合があります。
・例1:デスクトップのタスクバーの[エクスプローラー]アイコン→[リムーバブルディスク]→[こん包セット]→[pcpack.exe]ファイルをダブルクリックします。
・例2:デスクトップ上の[PC]アイコン→[リムーバブルディスク]→[こん包セット]→[pcpack.exe]ファイルをダブルクリックします。
(図19)
【ここで、「新しいPC」の画面を確認】 ”(2) USBメモリの中に「こん包セット」フォルダがあります。”項目の[起動したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。 (図20) |
- 「PC引越ナビ Ver.5」が起動し、”PC引越ナビ 注意事項”が表示されます。内容を確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図21)
- ”PC引越ナビ 機能選択”画面が表示されます。[◎ おまかせ]または[◎ 引っ越し項目指定]のどちらかをクリックして選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
※[◎ 引っ越し項目指定]を選択すると、より細かく引っ越しするデータを選択できます。ここでは[◎ おまかせ]の手順を説明します。
(図22)
- ”PC引越ナビ 引っ越し方式指定”画面が表示されます。[◎ USBメモリを使って、引っ越しをします。]が選択されている状態で、”こん包ファイルを格納するUSBメモリを指定してください。”項目のUSBメモリの場所を確認し、[実行]ボタンをクリックします。
※USBメモリの場所が表示されない場合や場所が間違えている場合は、[保存先]ボタンをクリックして指定してください。
(図23)
※こん包ファイルのサイズがUSBメモリの容量より大きい場合は、”指定のリムーバブルディスクの空き容量が足りません・・・”メッセージ画面が表示されます。
[はい(Y)]ボタンをクリックすると、こん包ファイルは[C:\hikkoshi]フォルダーに複数のファイルに分割して保存されます。
- ”PC引越ナビ 実行中”画面が表示され、こん包ファイルの作成が始まります。
(図24)
- こん包が終わると、”・・・リムーバブルディスクへのコピーが完了しました。・・・”メッセージが表示されます。[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図25)
- ”PC引越ナビ 完了”画面が表示されます。こん包ファイルの保存場所を確認し、[終了]ボタンをクリックします。
(図26)
- 手順8で確認した保存場所にこん包ファイル([HIKKOSHI*.CAB])が保存されていることを確認してください。
※[HIKKOSHI*.CAB]の「*」には数字が入ります。
※ご使用の環境により、拡張子(.CAB)は表示されない場合があります。
(図27)
<こん包ファイルのサイズがUSBメモリの容量より大きい場合>
こん包ファイルは、[C:\hikkoshi]フォルダーに複数のファイルに分割して保存されます。分割されたこん包ファイルのファイル名は、[HIKKOSHI1.CAB]、[HIKKOSHI2.CAB]といったように[HIKKOSHI*.CAB]の「*」に1から順に数字が入ります。コピーするデータが大きく、こん包ファイルが複数に分割されているときは、ファイルを1つずつUSBメモリにコピーし、そのファイルを「新しいPC」に保存するといった作業を繰り返し、分割されたこん包ファイルをすべてを「新しいPC」の同じ場所に保存してください。
※コピーの操作例:ファイルをマウスの右ボタンでクリックし、[送る(N)]→[リムーバブルディスク]の順にクリックします。
(図28)
【ここで、新しいPCの画面を確認】 a.”(3) こん包プログラムの操作を開始して、荷造りをしてください。”項目の[荷造りが終ったらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。 (図29) b.”(4) 前のPCの作業は、終了しました。[次へ]ボタンを押してください。”項目で[次へ]ボタンをクリックします。 (図30) |
<「前のPC」からUSBメモリの取りはずし>
こん包ファイルが保存されたUSBメモリを「前のPC」から取りはずします。
USBメモリの取りはずしかたについては、「前のPC」のOSにあわせて以下のリンクを参照してください。
[014959:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows 8.1>]の<USBフラッシュメモリの取りはずしかた>
[013921:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows(R)8>]の<USBフラッシュメモリの取りはずしかた>
[009970:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows(R)7>]の<USBフラッシュメモリの取りはずしかた>
[006042:USBメモリの取扱方法<Windows Vista(R)>]
[004839:USBメモリの取扱方法<Windows(R)XP>]
ステップ3:引っ越し荷物の開こん
ここからは「新しいPC」で作業を行ないます。
<こん包ファイルを開こん>
- こん包ファイルが保存されたUSBメモリを「新しいPC」へ接続します。
(図31)
<こん包ファイルが分割されることなくUSBメモリに格納されている場合>
a.手順2へ進みます。
<こん包ファイルが分割されている場合>
※<ステップ2:引っ越し荷物の荷造り>でこん包ファイルのサイズがUSBメモリの容量より大きかった場合は、こん包ファイルが分割されます。その場合、分割されたこん包ファイルをすべてを「新しいPC」の同じ場所に保存してください。
a.デスクトップ画面のタスクバーの[エクスプローラー]アイコンをクリックします。
(図32)
b.「リムーバブルディスク」を開き、[HIKKOSHI*.CAB]ファイルを任意の場所にコピーします。
ここでは例として、[HIKKOSHI*.CAB]ファイルをマウスでクリックしたままデスクトップに動かして(ドラッグアンドドロップして)コピーします。
(図33)
c.コピーが完了しましたら、「リムーバブルディスク」内の[HIKKOSHI*.CAB]ファイルを選択し、キーボードの[DEL]キーを押して削除します。
d.<ステップ2:引っ越し荷物の荷造り>の手順9<こん包ファイルのサイズがUSBメモリの容量より大きい場合>以降の手順を繰り返して、すべてのこん包ファイルを同じ場所に保存します。
e.すべてのこん包ファイルの保存が終わりましたら、次の手順へ進みます。
- ”ステップ3 引っ越し荷物の開こん”の”(1) USBメモリをこの新しいPCへ接続してください。”項目の[接続したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
(図34)
- ”(2) こん包ファイルの場所を指定してください。”項目でこん包ファイルの保存場所を指定します。
<こん包ファイルが分割されることなくUSBメモリに格納されている場合>
a.USBメモリの場所が自動的に表示されるので正しく指定されていることを確認します。
※ご使用の環境により、USBメモリの場所は異なります。
b.手順4へ進みます。
<こん包ファイルが分割されていて任意の場所に保存した場合やUSBメモリの場所が間違えている場合>
a.”(2) こん包ファイルの場所を指定してください。”項目で[参照]ボタンをクリックします。
(図35)
b.「フォルダーの参照」画面が表示されます。こん包ファイルが保存されている場所を選択して[OK]ボタンをクリックします。
※ここでは例として[デスクトップ]を選択しています。
(図36)
- ”(2) こん包ファイルの場所を指定してください。”項目の[指定したらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
(図37)
- ”(3) 引っ越し荷物を開こんします。”項目の[開こんスタート!]ボタンをクリックします。
(図38)
- ”開こん処理を実行すると、引っ越し先のXXXは、上書きされます。”メッセージ画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
(図39)
【注意】
※「Outlook Express」、「Windows メール」のデータを引っ越しした場合、変換のために、”ユーザー名”、”パスワード”を入力する画面が数回表示される場合があります。その場合は、「Outlook Express」、「Windows メール」のユーザー名、パスワードを入力するか、[キャンセル]ボタンを押してください。
- こん包ファイルの開こんを開始します。「新しいPC」へデータを設定します。
(図40)
- 開こんが完了すると、”・・・開こん処理を完了しました。”メッセージが表示されます。[開こんしたらチェック □]をクリックしてチェックを付けます。
(図41)
- ”(4) 新しいPCの作業は、終了しました。[次へ]ボタンを押してください。”項目で[次へ]ボタンをクリックします。
(図42)
- ”引っ越しの完了”画面が表示されます。[終了]ボタンをクリックします。
(図43)
- ”コンピュータの再起動が必要です。再起動してもよろしいですか?”メッセージ画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
(図44)
以上で作業は終了です。
「新しいPC」にデータが引っ越しされていることを確認してください。
<補足:引っ越し状況の確認>
「前のPC」と「新しいPC」ともにデスクトップに、[HIKKOSHI.LOG]ファイル(引っ越しの結果)が作成されます。引っ越しを行なったときのPCの状態によって、引っ越し対象項目の一部が引っ越しされていない場合があります。必ず、[HIKKOSHI.LOG]ファイルの内容を参照して、引っ越しの状況を確認してください。
※[HIKKOSHI.LOG]ファイルを確認する方法は、[014973:「PC引越ナビ(R) Ver5」引っ越しの結果(ログ)を確認する方法<Windows 8.1>]を参照してください。
関連情報
- その他の引っ越し方法については、以下のリンクを参照してください。
[014969:「PC引越ナビ(R) Ver5」使用方法<BD、DVD編(USBメモリ利用)><Windows 8.1>]
[014967:「PC引越ナビ(R) Ver5」使用方法<クロスケーブル編(USBメモリ利用)><Windows 8.1>]
[014968:「PC引越ナビ(R) Ver5」使用方法<ネットワーク編(USBメモリ利用)><Windows 8.1>]
以上