回答・対処方法

はじめに

「システムの復元」は、コンピューターの実行速度の低下やコンピューターが応答しなくなるなどの問題を修正する場合に役立ちます。

「システムの復元」では、システムの保護機能を使用して、コンピューター上に復元ポイントが定期的に作成されて保存されます。復元ポイントは、プログラムやデバイスドライバーのインストールなど、重要なシステムイベントの直前に作成されます。また、復元ポイントが作成されずに7日間が経過した場合は、7日ごとに自動作成されます。ただし、復元ポイントは、いつでも手動で作成できます。

ここでは、「システムの復元」のすべての復元ポイントを削除する方法について説明します。

※「システムの復元」の詳細と注意事項については、［017356：「システムの復元」について＜Windows 10＞］を参照してください。

操作手順

※本操作を行なうには、管理者アカウントでサインインする必要があります。

※本情報は、Windows 10バージョン1511の環境で操作しています。バージョンが異なると若干手順や画面が異なる場合があります。ご了承ください。お使いのPCのWindows10バージョンを確認するには、［017041：Windowsのバージョンとビルド番号を確認する方法＜Windows 10＞］を参照してください。

1. タスクバーの［スタート］ボタンをマウスの右ボタンでクリックします。
   (図1)
   
   
2. クイックリンクメニューが表示されます。［システム(Y)］をクリックします。
   (図2)
   
   
3. 「システム」画面が表示されます。［システムの保護］をクリックします。
   (図3)
   
   
4. 「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブ画面が表示されます。“保護設定”項目の“利用できるドライブ”からCドライブをクリックします。
   (図4)
   
   
5. ［構成(O)...］ボタンをクリックします。
   (図5)
   
   
6. 「システム保護対象　XXXXXXXXXXX(C：)」(XXXには英数字が入ります)画面が表示されます。“設定の復元”項目で［◎　システムの保護を有効にする］が設定されていることを確認します。
   (図6)
   
   
7. “ディスク領域の使用量”項目の［削除(D)］ボタンをクリックします。
   (図7)
   
   
8. “このドライブで、システムに加えた不要な変更を元に戻すことはできなくなります。続行しますか？”メッセージ画面が表示されます。［続行(C)］ボタンをクリックします。
   (図8)
   
   
9. “復元ポイントは削除されました。”メッセージ画面が表示されます。［閉じる(O)］ボタンをクリックします。
   (図9)
   
   
10. 「システム保護対象　XXXXXXXXXXX(C：)」画面に戻ります。［OK(O)］ボタンをクリックします。
    (図10)
    
    
11. 「システムのプロパティ」の「システムの保護」タブ画面に戻ります。［OK］ボタンをクリックします。
    (図11)
    
    
12. 「システム」画面に戻ります。右上の［×］ボタンをクリックして閉じます。
    (図12)
    
    

「システムの復元」のすべての復元ポイントを削除する操作は以上です。

※システムの保護機能が有効になっているので、定期的に復元ポイントは自動で保存されます。手動で復元ポイントを作成したい場合は、［017358：「システムの復元」復元ポイントを手動で作成する方法＜Windows 10＞］を参照してください。

以上