情報番号:010143 【更新日:2010.02.16】
パソコンを購入時の状態に戻す方法(再セットアップ方法)ハードディスクリカバリー編<dynabook TX/6*Kシリーズ>
対応機種 | |
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対象OS | Windows(R)7 |
カテゴリ | リカバリー、パソコンを購入時の状態に戻す |
回答・対処方法
はじめに
システムやアプリケーションを購入時の状態に復元することをリカバリー(recovery)といいます。リカバリーをすると、システムを購入時の状態に戻し、プレインストールされているアプリケーションの一部を復元します。正常な状態でお使いいただくために必要なシステムファイルをハードディスクから削除してしまった場合や、電源を入れてもシステム(Windows)が起動しなくなったなどの場合に、再セットアップ方法として「リカバリー」を行ないます。
再セットアップには、取扱説明書「準備しよう」の「5章 買ったときの状態に戻すには-リカバリー- 1 リカバリーとは」にも記載されております。
※システムの復元をすると、ハードディスク内に保存されていたデータは、すべて消えてしまいます。
リカバリーをはじめる前にしておくこと
リカバリーをはじめる前に、次の準備と確認を行なってください。
■トラブル解消方法を探す
パソコンの調子がおかしいと思ったときは、取扱説明書「いろいろな機能を使おう」の「6章 パソコンの動作がおかしいときは」を参照し、解決への手引きを確認してください。いろいろな解決方法をご紹介しております。
それでも解決できないときに再セットアップを行なってください。
■準備するもの
- 取扱説明書「準備しよう」
- 取扱説明書「準備しよう」巻末のリカバリー(再セットアップ)チェックシートをコピーしたもの
- 取扱説明書「いろいろな機能を使おう」
※Microsoft Office 搭載モデルの場合は、以下のものもご用意ください。
- 「Microsoft Office Personal 2007」
- 「Microsoft Office PowerPoint 2007」
セットアップには、「Microsoft Office Personal 2007」、「Microsoft Office PowerPoint 2007」の「プロダクトキー」が必要になりますので、ご確認ください。
■必要なデータのバックアップをとる
リカバリーをすると、購入後に作成したデータやインストールしたアプリケーションなど、ハードディスクドライブに保存していた内容は削除されて、設定が初期化されます。
次のようなデータは削除されますので、可能な場合は、記録メディア(CD/DVDやUSBフラッシュメモリなど)にバックアップをとってください。
- ドキュメントのデータ
- デスクトップに保存したデータ
- インターネットエクスプローラーのお気に入り
- メール送受信データ
- メールアドレス帳
- プレインストールされているアプリケーションのデータやファイル
- お客様がインストールされたアプリケーションのデータ
- お客様が作成されたフォルダーとファイル
また、リカバリー後も現在と同じ設定でパソコンを使いたい場合は、現在の設定を控えておいてください。
ただし、ハードディスクドライブをフォーマットしたり、システムファイルを削除した場合は、バックアップをとることができません。また、リカバリーを行なっても、ハードディスクドライブに保存されていたデータは復元できません。
バックアップは、普段から定期的に行なっておくことをおすすめします。
※メール(受信メール/送信メール/アドレス帳など)やインターネットのバックアップにつきましては、本情報末尾の<関連情報>をご参照ください。
なお、システムが起動しない場合は、「東芝ファイルレスキュー」を使うと、データのバックアップをとることができます。
「東芝ファイルレスキュー」については、[010166:「東芝ファイルレスキュー」について<Windows(R)7>]を参照してください。
■アプリケーションのセットアップ用記録メディアを確認する
「Microsoft Office」や、購入後に追加でインストールしたアプリケーション、プリンターなどの周辺機器のドライバーは、リカバリー後にインストールする必要があります。これらを再度インストールするための記録メディア(CDなど)が、お手元にあることを確認してください。
また、アプリケーションによっては、再度インストールするときにID番号などが必要です。あらかじめ確認してください。
■各種設定を確認する
インターネットやLANの設定、Windowsログオン時のアカウント名などの設定項目を、メモなどに控えておいてください。ウイルスチェックソフトなど、有償で購入した認証キーなどがセットアップ時に必要なアプリケーションは、それらの番号を控えておいてください。確認方法は各アプリケーションのヘルプやお問い合わせ先にご確認ください。
■音量を調節する
リカバリー後、Windowsセットアップが終了するまで音量の調節はできません。あらかじめ、ボリュームダイヤルで音量を調節してください。[FN]キーを押しながら[ESC]キーを押して内蔵スピーカーやヘッドホンの音量をミュート(消音)にしている場合は、もう1度[FN]キーを押しながら[ESC]キーを押して元に戻しておいてください。
■無線LAN機能がオンであるか確認する
ワイヤレスコミュニケーションスイッチがOn側にスライドされていることを確認してください。
■周辺機器をすべて取りはずす
メモリやUSB対応機器など、パソコン本体に取り付けている物は、ACアダプターのケーブル以外すべて取りはずしてください。このとき、パソコン本体の電源を切ってから行なってください。周辺機器の取りはずしについては、取扱説明書「いろいろな機能を使おう」の「3章周辺機器を使って機能を広げよう」をご参照ください。
操作手順
※以下手順は、ご購入時の状態のWindows 7 Home Premium 32ビットにリカバリーする方法です。Windows 7 Home Premium 64 ビットにリカバリーしたい場合は、[010155:Windows(R)7 Home Premium 64ビット版について<dynabook Qosmio GX/G8K、Qosmio G60/9*Kシリーズ、TV/6*Kシリーズ、TX/6*Kシリーズ>]を参照してください。
- パソコン本体にACアダプターと電源コードを接続します。
- パソコンの電源を切り(シャットダウン)、キーボードの[0(ゼロ)]キーを押しながら電源スイッチを押し、「dynabook」画面が表示されてから手をはなします。
- 「<製品復元メニュー>」画面が表示されます。[◎ Windows 7 32ビットバージョン]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図1)
- 「警告!」画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
(図2)
- 「<復元方法の選択>」画面が表示されます。[◎ 初期インストールソフトウェアの復元]を選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
<補足>
※[◎ ハードディスク上の全データの消去]は、パソコンを廃棄・譲渡などを行なう場合に、個人情報漏洩を防ぐためにハードディスクのデータを完全に消去するためのものです。
通常はご使用にならないでください。
ハードディスク上の全データの消去に関しては以下のリンク先を参照してください。
[006456:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<ハードディスクリカバリ機種限定(その3)>]
(図3)
- 「<初期インストールソフトウェアの復元>」画面が表示されます。
※[◎ パーティションサイズを変更せずに復元]を使用することをお勧めします。他の方法で初期インストールソフトウェアを復元する場合は以下をご参照ください。
(図4)
●”ご購入時の状態に復元(システム回復オプションあり)”を選択した場合
パソコンを購入したときの状態(パーティションが2個の状態)に戻します。作成データ・設定はすべて消去されます。
実行するには[◎ ご購入時の状態に復元(システム回復オプションあり)]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図5)
●”パーティションサイズを変更せずに復元”を選択した場合
Cドライブのみがリカバリーされて、それ以外の領域のデータはそのまま残ります。Cドライブの作成データ・設定は削除されます。
実行するには[◎ パーティションサイズを変更せずに復元]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図6)
●”パーティションサイズを指定して復元”を選択した場合
Cドライブのサイズを変更します。Cドライブ以外の領域区分(パーティション)は消去され、一つの領域になります。作成データ・設定はすべて消去されます。
Cドライブのサイズを変更する場合は[◎ パーティションサイズを指定して復元]を選択し、[Cドライブのサイズ]の[↑][↓]ボタンをクリックしサイズを指定し[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図7)
- ”復元を開始します。”画面が表示されます。実行するには[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図8)
- 復元が実行されます。状況により長い時間画面表示が変わらない場合がありますが、画面が切り替わるまでお待ちください。復元は時間がかかります。
(図9)
- ”正常に終了しました。”画面が表示されます。[終了(F)]ボタンをクリックします。
(図10)
- システムが再起動されます。
※Windowsのセットアップ画面が表示されるまで、しばらく時間がかかります。機種によって異なりますが、2時間以上かかる場合があります。また、アプリケーションをインストールしているメッセージ画面が表示される場合がありますが、何も操作しないでお待ちください。この間に絶対に電源を切らないようにしてください。
(図11)
- Windowsのセットアップを行ないます。
Windowsのセットアップは、取扱説明書「準備しよう」の「1章3 Windowsを使えるようにする-Windowsセットアップ-」をご参照ください。
システムの復元は以上で完了です。
<Office搭載モデルの場合>
「Microsoft Office Personal 2007」と「Microsoft Office PowerPoint 2007」は、上記のシステムの復元作業では復元されません。
Windowsセットアップが終了した後に、「Microsoft Office Personal Edition 2007スタートガイド」、「Microsoft Office PowerPoint 2007スタートガイド」をよく読んで、付属のメディアから再インストールしてください。再インストールした場合、プロダクトキーの入力、ライセンス認証が必要になります。
※「Service Pack 2」について
付属のCDから「Microsoft Office Personal 2007」と「Microsoft Office PowerPoint 2007」を再インストールした場合、Service Pack 2 は組み込まれません。次の手順を行なって、インストールしてください。
- [スタート]ボタン→[すべてのプログラム]→[アプリケーションの再インストール]をクリックします。
- 「アプリケーションの再インストール」画面が表示されます。[セットアップ画面へ]ボタンをクリックします。
- 「Windows関連」タブをクリックします。
- 画面左側の[Microsoft Office 2007 Service Pack 2]をクリックし、表示された画面に従ってセットアップしてください。
詳細は、取扱説明書「準備しよう」の「5章3 リカバリーをしたあとは」の「(2)Office製品を再インストールする」を参照してください。
<補足>
- ”パーティションサイズを指定して復元”を選択した場合、パーティションの設定をする必要があります。取扱説明書「準備しよう」の「5章3 リカバリーをしたあとは パーティションを変更してリカバリーをした場合は」をご参照ください。
- ご購入後に変更した設定がある場合は、Windowsのセットアップ後に、もう一度設定をやり直してください。
周辺機器の接続は、取扱説明書「いろいろな機能を使おう」の「3章 周辺機器を使って機能を広げよう」をご参照ください。
- 周辺機器の接続、ご購入後に追加したアプリケーションのインストールも、Windowsのセットアップ後に行なってください。
関連情報
[009821:「Windows Live(TM)メール」メールアカウントをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009822:「Windows Live(TM)メール」バックアップしたメールアカウントを復元する方法<Windows(R)7>]
[009832:「Windows Live(TM)メール」メールをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009833:「Windows Live(TM)メール」バックアップしたメールを復元する方法<Windows(R)7>]
[009823:「Windows Live(TM)メール」アドレス帳をバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009824:「Windows Live(TM)メール」バックアップしたアドレス帳を復元する方法<Windows(R)7>]
[009531:「Windows(R)Internet Explorer(R)8」お気に入り/フィード/Cookieをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009532:「Windows(R)Internet Explorer(R)8」お気に入り/フィード/Cookieを復元する方法<Windows(R)7>]
以上