情報番号:010311 【更新日:2010.02.23】
「PC引越ナビ(R) Ver4.0」前のパソコンのデータを移行する
対応機種 | |
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対象OS | Windows(R)7 |
カテゴリ | その他のプレインストールソフト、バックアップ、インターネット関連バックアップ、メール関連バックアップ、データのバックアップ |
回答・対処方法
内容と対応
パソコンを買い替えたときは、それまでに使用していたパソコンと同じ環境にするために、設定やデータの移行といった準備が必要です。
「PC引越ナビ」は、データや設定を1つにまとめ、新しいパソコンへの移行の手間を簡略化することができるプログラムです。事前に次の点を確認しておくと、よりスムーズに操作ができます。
ここでは、移行したい設定やデータが保存されているパソコンを「前のPC」、設定やデータを移行したいパソコンを「新しいPC」として説明します。
パソコンの仕様を確認する
■前のPCの動作環境を確認する
「PC引越ナビ」は、次のシステムに対応しています。
- システム
Windows XP・・・Microsoft(R)Windows(R)XP operating system日本語版の全エディション
Windows Vista・・・Microsoft(R)Windows Vista(R)の全エディション
Windows 7・・・Microsoft(R)Windows(R)7の全エディション
※マイクロソフト社が提供している最新のService Packを適用してください。
※「Internet Explorer」のバージョンは「6 SP1」以上であることを確認してください。それ以下のバージョンの場合は、「6 SP1」を適用してください。
【お願い】
すべてのパソコンでの動作確認は行なっておりません。したがって、すべてのパソコンでの動作は保証できません。
【操作にあたって】
- こん包プログラムが作成するこん包ファイルを分割される場合、分割されるこん包ファイルの大きさは最大2GBとなります。
- 「PC引越ナビ」がこん包ファイルで同時に移行できるファイル数は、最大65,000ファイルです。
- こん包プログラムからこん包ファイルを作成するには、作成される予定のこん包ファイルの大きさの約2.3倍の空き容量が、保存先の装置に必要です。
■使用できる環境を確認する
設定・データの移行をするには、次の方法があります。
- USBフラッシュメモリを使用する
- USBフラッシュメモリとネットワークを使用する
- USBフラッシュメモリとクロスケーブル(有線LAN)を使用する
前のPCと、新しいPCの仕様を確認し、共通して使用できる方法のなかから、移行する設定・データの容量に適した方法を選んでください。
USBフラッシュメモリのみで移行する場合は、512MB以上の容量が必要です。
USBフラッシュメモリの代わりに、メディアカードを使用することもできます。
※使用できるメディアカードの種類は、ご使用の機種により異なります。
前のパソコンでどの方法が使用できるかを確認し、USBフラッシュメモリやネットワーク用のケーブルが必要な場合は購入してください。また、フォーマットが必要なUSBフラッシュメモリは、あらかじめフォーマットしてください。
移行するファイルや設定内容に比べて、USBフラッシュメモリの容量が小さいと、数回に分けてデータをコピーすることになりますので、大容量のUSBフラッシュメモリを移行用に使用することをおすすめします。
移行できる設定とデータ
「PC引越ナビ」を起動したときの、ユーザーの設定とデータを移行できます。
■Internet Explorerの設定
※「Internet Explorer 7/8」から「Internet Explorer 6 SP1」へは引っ越しできません。
- お気に入り
- RSSフィード
※前のPCまたは新しいPCが「Internet Explorer 7/8」の場合は、引っ越しできます。
※新しいPCで既にRSSフィードを登録している場合は、新しいPCのRSSフィードを削除して、前のPCのRSSフィードと入れ替わります。
※新しいPCでログインしているユーザーが「制限ユーザー」の場合は、RSSフィードの引っ越しができない場合があります。 - Cookie
※前のPCでログインしているユーザー名と新しいPCでログインしているユーザー名が違う場合は、Cookieの引っ越しができません。
※新しいPCでログインしているユーザーが「制限ユーザー」の場合は、Cookieの引っ越しができない場合があります。
※前のPCまたは新しいPCが「Internet Explorer 7/8」の場合は、引っ越しできません。 - ホームページ(スタートページ)の情報
※ホームページとして前のPCのハードディスクのファイルを設定している場合は、新しいPCで「Internet Explorer」を起動したときにエラーメッセージが表示される場合があります。 - ローカル エリア ネットワーク(LAN)の設定
■Outlook Express、Windowsメール、Windows Liveメールの設定
初期状態で登録されているメインユーザーの次のデータを移行できます。
※前のバージョンへの引っ越しは対応できませんのでご注意ください。例えば、Windows Liveメールから、Windowsメール、Outlook Expressへは引っ越しできません。
- アドレス帳の内容
- メールデータ
- アカウント情報(メールアカウント、ニュースアカウント、ディレクトリサービスアカウント)
【注意:「Windows Live メール 2011」のアドレス帳について】 「PC引越ナビ Ver4.0」では「Windows Live メール」または「Windows Live メール 2011」(引っ越し元)のアドレス帳を、「Windows Live メール 2011」(引っ越し先)のアドレス帳に引っ越しすることをサポートしておりません。「Windows Live メール 2011」のアドレス帳については、以下のリンクを参照し、手動でバックアップ/復元を行なってください。 [011545:「Windows Live(TM)メール 2011」アドレス帳をバックアップする方法<Windows(R)7>] [011546:「Windows Live(TM)メール 2011」バックアップしたアドレス帳を復元する方法<Windows(R)7>] |
■Microsoft Outlookの設定
- 個人用フォルダーに含まれるデータ
- 電子メールアカウント設定(Exchange Server、POP3、IMAP、HTTP)
- 個人アドレス帳
- 仕訳(仕分け)ルール
- 署名(作成するメールの種類に対して3種類。html、rtf、txt)
■「マイドキュメント」フォルダーに保存されているファイル
※Windows Vistaでは「ドキュメント」フォルダに保存されているファイル
「PC引越ナビ」を実行したユーザーの「(マイ)ドキュメント」を移行できます。
■デスクトップ上のファイル
「PC引越ナビ」を実行したユーザーのデスクトップ上のファイルを移行できます。
■任意のフォルダーに含まれるファイル
移行したいファイルを指定することができます。指定はフォルダー単位またはファイル単位で行ないます。
【メモ】
移行できる設定やデータについて、詳しくは「PC引越ナビ」のヘルプで確認してください。
ヘルプの起動方法は、次の<注意制限事項を確認する>の手順1~2を参照してください。
注意制限事項を確認する
次の手順で、「PC引越ナビ」の注意制限事項をお読みください。
- [スタート]ボタン→[すべてのプログラム]→[PC引越ナビ]をクリックします。
- 「PC引越ナビ」が起動し、”使用許諾”画面が表示されます。画面右下の[ヘルプ?]ボタンをクリックします。
(図1)
- 「PC引越ナビのヘルプ」画面が表示されます。「目次(C)」タブで[注意制限事項とメッセージ]をクリックし、画面右側に表示される各項目をよくお読みください。
(図2)
関連情報
- 引っ越し方法については、以下のリンクを参照してください。
[010313:「PC引越ナビ(R) Ver4.0」使用方法<USBメモリ編>]
[010314:「PC引越ナビ(R) Ver4.0」使用方法<クロスケーブル編(USBメモリ利用)>]
[010315:「PC引越ナビ(R) Ver4.0」使用方法<ネットワーク編(USBメモリ利用)>]
- 一部の機種では「PC引越ナビ」をインストールする必要があります。インストール方法については、以下のリンクをご参照ください。
[010312:「PC引越ナビ(R) Ver4.0」インストール方法]
以上