情報番号:011094 【更新日:2010.11.30】
「Windows(R)Internet Explorer(R)8」InPrivateブラウズとは<Windows(R)7>
対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種 |
|
対象OS |
Windows(R)7 |
カテゴリ |
インターネット、インターネットの便利な使いかた、セキュリティ情報、セキュリティ予防/対策 |
回答・対処方法
内容と対応
「Internet Explorer 8」のInPrivate ブラウズでは、あなたのコンピューターを使用した他の人に、あなたがどのサイトにアクセスして、Webで何を見たか知られるのを防ぐことができます。
InPrivateブラウズを開始すると、「Internet Explorer」によって新しいウィンドウが開きます。
InPrivateブラウズが有効のときは、アドレスバーに[InPrivate]インジケーターが表示されます。
(図1)
InPrivateブラウズのウィンドウはいくらでもタブを開くことができ、それらはすべてInPrivateブラウズによって保護されます。
ただし、別のウィンドウを開いた場合、そのウィンドウはInPrivateブラウズの保護対象外です。
InPrivateブラウズを開始/終了する方法は、[011095:「Windows(R)Internet Explorer(R)8」InPrivateブラウズを開始/終了する方法<Windows(R)7>]を参照してください。
※「Internet Explorer」のバージョンの確認方法については、[009530:「Windows(R)Internet Explorer(R)」バージョンを確認する方法<Windows(R)7>]を参照してください。
<InPrivateブラウズで保護される項目>
InPrivateブラウズでは、Cookieやインターネット一時ファイルなどの一部の情報を格納し、ユーザーが訪問しているWebページが適切に機能するようにします。ただし、InPrivateブラウズの終了時には、この情報は廃棄されます。
- Cookie
メモリに保存されるのでページは正常に機能しますが、ブラウザーを閉じると消去されます。
- インターネット一時ファイル
ディスクに保存されるのでページは正常に機能しますが、ブラウザーを閉じると削除されます。
- Webページの履歴
この情報は保存されません。
- フォームデータとパスワード
この情報は保存されません。
- フィッシング詐欺対策キャッシュ
一時情報は暗号化されて保存されるので、ページは正常に機能します。
- アドレスバーと検索オートコンプリート
この情報は保存されません。
- ACR(Automatic Crash Restore)
ACRでは、セッションの途中でタブがクラッシュしても復元できますが、ウィンドウ全体のクラッシュになると、データが削除されるので、ウィンドウは復元できません。
- DOM(Document Object Model)記憶域
DOM記憶域は、Web開発者が情報維持に使用できるある種の”スーパーCookie”です。通常のCookieと同じく、スーパーCookieもウィンドウを閉じた後は保存されません。
<InPrivateブラウズでできないこと>
- ネットワーク管理者やハッカーのようなネットワーク上の第三者に閲覧履歴情報がもれるのを防ぐことはできません。
- 必ずしもインターネット上の匿名性を提供しません。
そのため、WebサイトはWebアドレスからユーザーを突き止めたり、Webサイトにおける行為や、入力した情報は記録される可能性があります。
- InPrivateブラウズ中に追加したお気に入りまたはフィードは、InPrivateブラウズセッションを閉じても削除されません。
新しいホームページの追加などの設定変更も、InPrivateブラウズセッションを閉じても維持されます。
- InPrivateブラウズは、コンピューターに保存されているブラウザー拡張機能に関する履歴や情報は消去しません。
※プライバシーを保護するため、既定ではすべてのツールバーと拡張機能が無効に設定されていますが、必要に応じて有効にすることができます。詳しくは、[011098:「Windows(R)Internet Explorer(R)8」InPrivateブラウズで、ツールバーと拡張機能を有効にする方法<Windows(R)7>]を参照してください。
以上