情報番号:016889 【更新日:2016.02.02】
内蔵フラッシュメモリの内容をすべて消去する方法<dynabook N29/T、S29/T、N40/T、S40/T、NZ40/Tシリーズ>
対応機種 | |
---|---|
対象OS | Windows 10 |
カテゴリ | リカバリー、ハードディスクのデータ消去 |
回答・対処方法
はじめに
パソコン上のデータは、削除操作をしても実際には残っています。普通の操作では読み取れないようになっていますが、特殊な方法を実行すると削除したデータでも再現できてしまいます。
そのようなことができないように、パソコンを廃棄または譲渡する場合など、他人に見られたくないデータを読み取れないように、消去することができます。
【注意】
以下操作を行なうと、内蔵フラッシュメモリに保存されている、データやプログラムなどはすべて消失します。
パーティションも消失します。これらを復元することはできませんので、注意してください。
内蔵フラッシュメモリの内容を削除するには、内蔵フラッシュメモリの消去機能、または作成したリカバリーメディアを使用します。
ここでは、内蔵フラッシュメモリの消去機能を使用した方法を例にして説明します。
パソコンを廃棄または譲渡する場合の内蔵フラッシュメモリ上のデータ消去に関するご注意については、[017206:パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意<Windows 10>]を参照してください。
【お願い パソコンを譲渡する場合には】
内蔵フラッシュメモリの内容を削除すると、内蔵フラッシュメモリ内のデータと共に初期状態に戻す機能も消去されます。再びシステム(OS)やアプリケーションを使用したい場合は、あらかじめリカバリーメディアを作成しておいてください。
リカバリーメディアを作成する方法は、以下のリンクを参照してください。
[016886:USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法<dynabook N29/T、S29/T、N40/T、S40/T、NZ40/Tシリーズ>]
<メモ>
※[キャンセル]ボタンが無い画面で操作を中断したい場合は、「オプションの選択」画面が表示されるまで、[]ボタンをクリックし、[PCの電源を切る]ボタンをクリックしてください。
[]ボタンが表示されていない場合は、[キャンセル]ボタンが表示されるまで操作を進めてから[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
操作手順
※あらかじめキーボードドックを装着している状態を、前提としています。
- 電源コードとACアダプターを接続し、バッテリーをフル充電の状態にします。
※バッテリーを充電する方法については、「オンラインマニュアル 活用編」の「5章 1-2 バッテリーを充電する」を参照してください。
- 本製品を起動します。
- タスクバーの[スタート]ボタンをクリックします。
(図1)
- [スタート]メニューが表示されます。画面左側の[設定]をクリックします。
(図2)
- 「設定」画面が表示されます。[更新とセキュリティ]をクリックします。
(図3)
- 「更新とセキュリティ」画面が表示されます。[回復]をクリックします。
(図4)
- 画面右側の”PCの起動をカスタマイズする”項目の[今すぐ再起動する]をクリックします。
(図5)
- 「オプションの選択」画面が表示されます。[トラブルシューティング]をクリックします。
(図6)
- 「トラブルシューティング」画面が表示されます。[TOSHIBA Maintenance Utility]をクリックします。
(図7)
- 「ハードディスク上の全データの消去」画面が表示されます。目的に合わせて、[◎ 標準データの消去]または[◎ 機密データの消去]のどちらかをクリックして選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
※通常は、[◎ 標準データの消去]を選択してください。データを読み取れなくなります。より確実にデータを消去するためには、[◎ 機密データの消去]を選択してください。数時間かかりますが、データは消去されます。
※下図が表示されない場合は、次の手順に進んでください。
(図8)
- ”データの消去を開始します。”メッセージ画面が表示されます。[次へ(N)>]ボタンをクリックすると消去が実行されます。
※処理を中止する場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
(図9)
- 消去中は”ハードディスク上の全データの消去 データの消去”メッセージ画面が表示されます。
(図10)
- 消去が完了すると、終了画面が表示されます。
[終了]ボタンをクリックします。
内蔵フラッシュメモリの内容をすべて消去する方法は以上です。
以上