情報番号:017206 【更新日:2024.06.26】
パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意<Windows 10>
対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種 |
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対象OS |
Windows 10 |
カテゴリ |
リカバリー、ハードディスクのデータ消去 |
回答・対処方法
内容と対応
最近パソコンは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってきています。これらのパソコンに使われている “ハードディスク” (モデルによってはハイブリッドドライブ、SSD、フラッシュメモリ)という記憶装置に、お客様の重要なデータが記録されています。したがって、パソコンを譲渡あるいは廃棄するときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。
ところが、このハードディスクに書き込まれたデータを消去するのは、それほど簡単ではありません。
「データを消去する」という場合、一般的に
- データを「ごみ箱」に捨てる
- 「削除」操作を行なう
- 「ごみ箱を空にする」コマンドを使って消す
- ソフトウェアで初期化(フォーマット)する
- 添付のリカバリーDVD-ROM、または作成したリカバリーメディアを使い、購入時の状態に戻す
などの作業をしますが、これらの作業では、ハードディスク上に記録されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際はデータが見えなくなっているだけの状態です。
つまり、一見消去されたように見えますが、WindowsなどのOSのもとで、それらのデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、実際のデータは、まだ残っているのです。
したがって、特殊なデータ回復のためのソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読みとることが可能な場合があります。
このため、悪意のある人により、ハードディスク内の重要なデータが読みとられ、予期しない用途に利用される恐れがあります。
お客様が廃棄・譲渡などを行なう際に、ハードディスク内の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用ソフトウェアあるいはサービス(共に有料)を利用するか、ハードディスク上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊して読めなくすることをおすすめします。
なお、ハードディスク上のソフトウェア(OS、アプリケーションソフトなど)を削除することなくパソコンを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、十分な確認をする必要があります。
ハードディスクの内容をすべて消去する操作について
パソコン上のデータは、削除操作をしても実際には残っています。普通の操作では読み取れないようになっていますが、特殊な方法を実行すると削除したデータでも再現できてしまいます。そのようなことができないように、パソコンを廃棄または譲渡する場合など、他人に見られたくないデータを読み取れないように、消去することができます。
なお、ハードディスクに保存されている、データやプログラムなどはすべて消失います。パーティションも消失します。これらを復元することはできませんので、注意してください。
ハードディスクの内容を削除するには、ハードディスクの消去機能、または作成したリカバリーメディアを使用します。
操作手順については、[FAQ一覧:ハードディスク上の全データの消去(Windows 10)]ページを参照ください。
関連情報
以上