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情報番号:018014  【更新日:2018.09.28

「ディスククリーンアップ」不要なファイルを削除し、ディスク領域を解放する方法<Windows 10>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows 10
カテゴリ Windowsの操作/設定、Windowsソフトウェア、Windowsの便利な使いかた

回答・対処方法

はじめに

「ディスククリーンアップ」を使用して不要なファイルを削除し、ディスク領域を解放する方法について説明します。

<「ディスククリーンアップ」で削除できるファイルについて>

※削除できるファイルは、Windows 10のバージョンによって若干異なります。以下は一例となります。

  • ダウンロードされたプログラムファイル
    特定のページを表示したときにインターネットから自動的にダウンロードされる、ActiveXコントロールやJavaアプレットです。これらは、ハードディスクの[Downloaded Program Files]フォルダーに一時的に保存されます。
    ※既定で削除対象となります。

  • インターネット一時ファイル
    [Temporary Internet Files]フォルダーには、アクセスを速くする目的で、ハードディスクに保存したWebページがあります。ハードディスクに保存したWebページには、Webページ用に設定した個人用設定が、そのままの状態で保存されます。
    ※既定で削除対象となります。

  • DirectXシェダーキャッシュ
    グラフィックシステムによって作成されたファイルをクリーンアップします。これにより、アプリケーションの読み込み時間を高速化し、応答性を向上できる可能性があります。これらは必要に応じて再生成されます。

  • 配信の最適化ファイル
    配信の最適化ファイルは、以前にコンピューターにダウンロードされていたファイルで、配信の最適化サービスによって現在使用されていない場合は削除できます。

  • オフラインWebページ
    オフラインページはコンピューターに保存されるWebページのことで、インターネットに接続しなくても表示できます。ここでこれらのページを削除しても、同期をとるとお気に入りのオフラインページの表示ができます。Webページ用の個人用設定は変更されません。

  • デバイスドライバーパッケージ
    Windowsでは、新しいバージョンのドライバーをインストールした後でも、Windows Updateやその他のソースから以前にインストールされたデバイスドライバーパッケージのコピーをすべて保持しています。このタスクを実行すると、不要になった古いバージョンのドライバーが削除されます。各ドライバーパッケージの最新のバージョンは残されます。
    ※システムファイルのクリーンアップ時のみ表示され、既定で削除対象となります。

  • デバッグダンプファイル
    Windowsで作成されたファイル

  • ごみ箱
    ごみ箱には、コンピューターから削除されたファイルが格納されています。ごみ箱を空にするまでは、ファイルは完全には削除されません。

  • ログファイルの設定
    Windowsで作成されたファイル

  • システムエラーのメモリダンプファイル
    システムエラーのメモリダンプファイルを削除してください。

  • システムエラーのミニダンプファイル
    システムエラーのミニダンプファイルを削除してください。
    ※システムファイルのクリーンアップ時のみ表示。

  • 一時ファイル
    プログラムはTEMPフォルダーに一時的な情報を格納することがあります。通常はプログラムを終了する前にこの情報は削除されます。1週間以上変更されていない一時ファイルは削除しても安全です。

  • 縮小表示
    フォルダーを開くと縮小版がすばやく表示されるよう、すべての画像、ビデオ、ドキュメントの縮小版が保持されます。縮小版を削除すると、必要に応じて自動的に再作成されます。
    ※既定で削除対象となります。

  • Windows Defender
    Windows Defenderで使用される重要度の低いファイル
    ※システムファイルのクリーンアップ時のみ表示。

  • ユーザーによってアーカイブされたエラー報告ファイル
    ユーザーによってアーカイブされたWindowsエラー報告と解決の確認に使用されるファイルです。

  • システムによってアーカイブされたエラー報告ファイル
    システムによってアーカイブされたWindowsエラー報告と解決の確認に使用されるファイルです。

  • Windowsアップグレードログファイル
    Windowsアップグレードログファイルに入っている情報は、Windowsのインストール、アップグレード、サービスの実行中に問題が発生した場合に、その問題を識別したりトラブルシューティングしたりするために使用されます。こららのファイルを削除すると、インストール時のトラブルシューティングが困難になります。
    ※システムファイルのクリーンアップ時のみ表示。

  • ユーザーファイル履歴
    Windowsでは、ファイルバージョンを、指定されたファイル履歴ディスクにコピーする前に、このディスクに一時的に保存します。これらのファイルを削除すると、ファイル履歴は失われます。

タッチ操作について
※本操作は、マウスまたはクリックパッド(タッチパッド)を使っての操作手順となります。タッチパネル搭載モデルでタッチ操作を行ないたい場合は、[016766:タッチパネルの使いかた<Windows 10>]を参考にし、クリックを“タップ”、ダブルクリックを“ダブルタップ”、右クリックを“長押し(ロングタップ)”に読み替えて操作してください。

操作手順

※本情報は、Windows 10 April 2018 Update(Windows 10 バージョン1803)の環境を元に作成しています。バージョンが異なると若干手順や画面が異なる場合があります。ご了承ください。お使いのPCのWindows 10バージョンを確認するには、[017041:Windowsのバージョンとビルド番号を確認する方法<Windows 10>]を参照してください。

  1. タスクバーの検索ボックスをクリックします。
    図1(図1)
  2. 検索ボックスに ディスククリーンアップ と入力します。
    図2(図2)

  3. 検索結果から[ディスククリーンアップ]をクリックします。
    図3(図3)

  4. 「ディスククリーンアップ」が起動します。ディスククリーンアップを実行した場合の空き領域と増加するディスク領域の合計(ディスククリーンアップを実行した場合に削除される不要なファイルの合計)が表示されます。
    ※パーティションが分割され複数のドライブ環境にある場合は、ドライブの選択画面が表示されます。ディスククリーンアップを実行するドライブを指定してください。
    ※「・・・どれくらい空き領域を作成できるか計算しています。・・・」メッセージ画面が表示される場合は、計算が終了するまでしばらくお待ちください。
    図4(図4)

  5. “削除するファイル(F)”の一覧でチェックが付いている項目が不要と判断されて削除の対象となっている項目になります。
    図5(図5)

    ◆システムファイルもクリーンアップしたい場合
    a.[システムファイルのクリーンアップ(S)]ボタンをクリックします。
    図6(図6)

    b.不要なシステムファイルを検索し、計算がやり直しされます。しばらくお待ちください。
    図7(図7)

  6. 削除したくない項目がある場合は、“削除するファイル(F):”の一覧からクリックしてチェックをはずしてください。
    図8(図8)

  7. [OK]ボタンをクリックします。
    図9(図9)

  8. 「これらのファイルを完全に削除しますか?」画面が表示されます。[ファイルの削除]ボタンをクリックします。
    図10(図10)

  9. “このコンピューターにある不要なファイルを整理しています。”メッセージ画面が表示されます。クリーンアップが完了するまで、しばらくお待ちください。
    図11(図11)

  10. クリーンアップが完了すると、自動的に画面が閉じます。

不要なファイルを削除し、ディスク領域を解放する操作は以上です。

「ディスククリーンアップ」のその他のオプションについて

「ディスククリーンアップ」で[システムファイルのクリーンアップ(S)]ボタンをクリックすると「その他のオプション」タブが表示されます。

図12(図12)

◆プログラムと機能のクリーンアップ

使用していないプログラムを削除すると、空き領域が増加します。

  1. “プログラムと機能”の[クリーンアップ(E)...]ボタンをクリックします。
    図13(図13)

  2. 「プログラムと機能」画面が表示されます。使用していないプログラムを選択し、[アンインストール]をクリックして削除してください。
    ※プログラムによってアンインストールの手順が異なる場合があります。画面の指示にしたがってください。
    図14(図14)

◆システムの復元とシャドウコピーのクリーンアップ

最新のシステム復元ファイル以外の古い復元ファイルを削除すると、空き領域が増加します。

Windowsのエディションによっては、ディスクにファイルのシャドウコピーやWindows Complete PCバックアップの古いイメージが復元ポイントの一部として含まれている場合があります。この情報も削除されます。

  1. “システムの復元とシャドウコピー”の[クリーンアップ(C)...]ボタンをクリックします。
    図15(図15)

  2. 「最新のシステム復元ファイル以外の古い復元ファイルを削除しますか?」画面が表示されます。[削除]ボタンをクリックします。
    図16(図16)

以上