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「お客様のテレビ会議システムのために、推奨できるプラットフォームを探していました」と山田氏。
山田氏はドリームバンクの東京支社で主に同社のテレビ会議ソフトDreamMagicの販売チャネルの技術支援を行っている。
ドリームバンクは長崎に本拠を置き、福岡に2カ所の支店と研究所、東京に1カ所の支店を展開し急成長の途上にあるベンチャー企業だ。
同社の事業はテレビ会議システムのほかストリーミング・オン・デマンドや遠隔監視システムなどのITソリューション、さらには飲食店経営や教育事業などにも及んでいる。数々の事業のシナジー効果を狙うという同社だが、その中核を支えているのは映像と通信技術によるソリューション提供だ。
「RXの性能は素晴らしいですね」という山田氏は、東京のオフィスとテレビ会議ソフトを使って常時接続した状態にしているという長崎本社を呼び出してくれた。PC画面を大画面ディスプレイに映し出しているのだが、その画面は4分割されており、その1区画には、ディスプレイ横の小型カメラが狙った我々取材班の面々が、別の1区画には、たまたまそのとき居合わせた本社の方の顔が映っている。他の2区画には、別の拠点などを接続して映し出すことができる(同時4拠点接続)。 |
さらに山田氏は、RXのインタフェースの豊富さも特徴だと言う。テレビ会議ではカメラ映像を無線LANでPCに伝送したり、USBカメラを利用したりするほか、ビデオカメラからi-Linkケーブルで映像をPCに伝送してテレビ会議に利用することもあるそうだ。
モバイルPCでi-Linkインタフェースを装備している機種は多くない。山田氏は「今まで検証したPCの中で総合的に一番良かった」とRXを高く評価する。
「軽さ」は性能と並び大きな評価ポイントだ。同社の顧客の中には、人間の立ち入りが厳しく制限される現場での機器や設備のメンテナンス作業のときに、現場で実作業を行う技術者と、別の現場やオフィスにいる技術者とがリアルタイムにコミュニケーションを行わなければならないケースがしばしばあるという。現場ではモバイルPCを無線LANに接続し、テレビ会議ソフトを使って機器や設備の現況を映像でオフィス等に伝送する。その映像をオフィス等の技術者と共有しながら、相談をしたり指示を仰いだりする。
状況は違うがフィールドSEや出張保守などの仕事とほぼ同様のシチュエーションと言えるだろう。このようなシチュエーションでは、
コンパクトで軽いモバイルノートPCは必ず歓迎されると山田氏は言う。
また、山田氏自身の仕事のうえでも「さまざまな種類のマイクやカメラを客先デモのために持って行かなければならないので、荷物は小さくて軽いRXが好適」だとし、さらに顧客に対して奨められるポイントの一つとして、「外に持って行く以上は細かいセキュリティ機能が使えるほうがよいですね。特に指紋認証は顧客に喜ばれそうです」と、セキュリティ機能面でも高評価だ。
同社では今後も、公衆無線LANスポットからのテレビ会議への参加や、出張先の会社やホテルからの参加を念頭に置いた「どこでもLAN(VPN)によるテレビ会議システム」を積極的に訴求していく構えだ。山田氏は「RXは顧客向けの『推奨機器リスト』に是非加えたい」と言う。
先進的なテレビ会議システムに、RXはそのままピタリとはまる絶好の機種だったようだ。