dynabook.com > サポート > よくあるご質問(FAQ検索) > パソコンを購入時の状態に戻す方法(再セットアップ方法)リカバリーメディア編<dynabook T350シリーズ>

情報番号:011589  【更新日:2010.12.14

パソコンを購入時の状態に戻す方法(再セットアップ方法)リカバリーメディア編<dynabook T350シリーズ>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7
カテゴリ CD/DVD/ブルーレイディスク、周辺機器、USBフラッシュメモリ、リカバリー、パソコンを購入時の状態に戻す

回答・対処方法

はじめに

システムやアプリケーションを購入時の状態に復元することをリカバリー(recovery)といいます。
リカバリーをすると、システムを購入時の状態に戻し、プレインストールされているアプリケーションの一部を復元します。
正常な状態でお使いいただくために必要なシステムファイルをハードディスクから削除してしまった場合や、電源を入れてもシステム(Windows)が起動しなくなったなどの場合に、再セットアップ方法として「リカバリー」を行ないます。

再セットアップについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「4章 買ったときの状態に戻すには-リカバリー-」にも記載されております。

※システムの復元をすると、ハードディスク内に保存されていたデータは、すべて消えてしまいます。

ここでは、作成したリカバリーメディアからリカバリーする(パソコンを購入時の状態に戻す)方法を説明します。

※リカバリーメディアの作成に関しては、以下のリンクを参照してください。
[011588:リカバリーメディア作成方法<dynabook T350シリーズ>]

※リカバリーメディアを使用しないでハードディスク上のリカバリー領域からパソコンを購入時の状態に戻す場合は、以下のリンクを参照してください。
[011590:パソコンを購入時の状態に戻す方法(再セットアップ方法)ハードディスクリカバリー編<dynabook T350シリーズ>]

リカバリーをはじめる前にしておくこと

リカバリーをはじめる前に、次の準備と確認を行なってください。

■トラブル解消方法を探す

パソコンの調子がおかしいと思ったときは、取扱説明書「dynabookガイド」の「5章-1 トラブルを解消するまでの流れ」を参照してください。それでも解決できないときに再セットアップを行なってください。

■準備するもの

  • 作成したリカバリーメディア
  • 取扱説明書「dynabookガイド」
  • 取扱説明書「dynabookガイド」巻末のリカバリー(再セットアップ)チェックシートをコピーしたもの

■必要なデータのバックアップをとる

リカバリーをすると、購入後に作成したデータやインストールしたアプリケーションなど、ハードディスクドライブに保存していた内容は削除されて、設定が初期化されます。

次のようなデータは削除されますので、可能な場合は、記録メディア(CD/DVDやUSBフラッシュメモリなど)にバックアップをとってください。

  • ドキュメントのデータ
  • 購入後にデスクトップに保存したデータ
  • インターネットエクスプローラーのお気に入り
  • メール送受信データ
  • メールアドレス帳
  • プレインストールされているアプリケーションのデータやファイル
  • 購入後にインストールしたアプリケーションのデータ
  • 購入後に作成したフォルダーとファイル

また、リカバリー後も現在と同じ設定でパソコンを使いたい場合は、現在の設定を控えておいてください。
ただし、ハードディスクドライブをフォーマットしたり、システムファイルを削除した場合は、バックアップをとることができません。また、リカバリーを行なっても、ハードディスクドライブに保存されていたデータは復元できません。

バックアップは、普段から定期的に行なっておくことをおすすめします。

※メール(受信メール/送信メール/アドレス帳など)やインターネットのバックアップにつきましては、本情報末尾の<関連情報>をご参照ください。

※システムが起動しない場合は、「東芝ファイルレスキュー」を使うと、データのバックアップをとることができます。
「東芝ファイルレスキュー」については、[010166:「東芝ファイルレスキュー」について<Windows(R)7>]を参照してください。

※ご自身でデータのバックアップが困難な場合は、有料にてデータ復旧サービスを提供しております。詳しくは、以下のリンクを参照してください。
https://dynabook.com/assistpc/rdata/index_j.htm

■アプリケーションのセットアップ用記録メディアを確認する

購入後に追加でインストールしたアプリケーション、プリンターなどの周辺機器のドライバーは、リカバリー後にインストールする必要があります。これらを再度インストールするための記録メディア(CDなど)が、お手元にあることを確認してください。また、アプリケーションによっては、再度インストールするときにID番号などが必要です。あらかじめ確認してください。

■各種設定を確認する

インターネットやLANの設定、Windowsログオン時のアカウント名などの設定項目を、メモなどに控えておいてください。ウイルスチェックソフトなど、有料で購入した認証キーなどがセットアップ時に必要なアプリケーションは、それらの番号を控えておいてください。確認方法は各アプリケーションのヘルプやお問い合わせ先にご確認ください。

■音量を調節する

リカバリー後、Windowsセットアップが終了するまで音量の調節はできません。あらかじめ、キーボードの[FN]キーを押しながら[3]キーまたは[FN]キーを押しながら[4]キーで音量を調節してください。[FN]キーを押しながら[ESC]キーを押して内蔵スピーカーやヘッドホンの音量をミュート(消音)にしている場合は、もう1度[FN]キーを押しながら[ESC]キーを押して元に戻しておいてください。

■無線LAN機能がON(オン)であるか確認する

無線LAN機能がONであることを確認してください。キーボードの[FN]キーを押しながら[F8]キーを押して、無線通信機能をONにしてください。

■周辺機器をすべて取りはずす

マウスやメモリ、USB対応機器など、購入後に追加で増設した機器をすべて取りはずしてください。このとき、パソコン本体の電源を切ってから行なってください。
機器の取りはずしについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「3章 周辺機器を使って機能を広げよう」を参照してください。


※本製品では、64ビット版と32ビット版の2つのWindows7を選択してご利用いただけます。
ご購入時の状態は、64ビット版のWindowsがプレインストールされています。
32ビット版を使用するには、OSのタイプを選択する画面(”<製品復元メニュー>”画面)で、[◎ Windows 7 32ビットバージョン]を選択してください。

操作手順

※以下手順は、ご購入時の状態のWindows 7 Home Premium 64 ビットにリカバリーする方法です。
※ここでは例として、DVDのリカバリーメディアを使用してリカバリーします。

  1. パソコン本体にACアダプターと電源コードを接続します。
  2. パソコンを起動し、ドライブに作成したリカバリーメディアをセットしてからパソコンの電源を切ります(シャットダウン)。
    ※DVDのリカバリーメディアが複数枚ある場合は、「リカバリDVD1」からセットしてください。
    ※USBフラッシュメモリの場合は、USBコネクタに差し込んでください。

  3. 電源スイッチを押し、[dynabook]画面が表示されている間にキーボードの[F12]キーを数回押します。
    ※各種パスワードを設定している場合は、パスワードの入力をうながすメッセージが表示されます。パスワードを入力して[ENTER]キーを押してください。

  4. 「起動時のメニュー」画面が表示されます。キーボードの[↑]または[↓]キーで[CD/DVD]を選択し、[ENTER]キーを押します。
    ※USBフラッシュメモリのリカバリーメディアを使用している場合は、[USB]を選択してください。

  5. ”<復元方法の選択>復元方法を選択してください。”メッセージ画面が表示された場合は、[◎ TOSHIBA Recovery Wizard]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
  6. ”<製品復元メニュー>どちらか1つのOSタイプを選んでください。”メッセージ画面が表示されます。[◎ Windows 7 64ビットバージョン]を選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
    ※Windows 7 32ビット版にリカバリーしたい場合は、[◎ Windows 7 32ビットバーション]を選択してください。
    図1(図1)

  7. 「警告!」画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
    図2(図2)

  8. ”<復元方法の選択>復元方法を選択してください。”メッセージ画面が表示されます。[◎ 初期インストールソフトウェアの復元]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
    図3(図3)

    補足
    <補足>
    ※[◎ ハードディスク上の全データの消去]は、パソコンを廃棄・譲渡などを行なう場合に、個人情報漏洩を防ぐためにハードディスクドライブのデータを完全に消去するためのものです。通常はご使用にならないでください。実行すると、ハードディスクドライブ上にある、すべてのデータが削除されます。
    ハードディスク上の全データの消去に関しては以下のリンク先を参照してください。
    [006456:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<ハードディスクリカバリ機種限定(その3)>]

  9. ”<初期インストールソフトウェアの復元>復元する構成を選択してください。”メッセージ画面が表示されます。
    ※[◎ パーティションサイズを変更せずに復元]を使用することをおすすめします。他の方法で初期インストールソフトウェアを復元する場合は以下をご参照ください。
    図4(図4)

    ■ご購入時の状態に復元(システム回復オプションあり)
    パソコンを購入したときの状態(パーティションが2個の状態)に戻します。作成したデータ、設定した項目、インストールしたアプリケーションなどがすべて消去され、ご購入時のパーティション、システム、アプリケーションが復元された状態になります。実行するには、[◎ ご購入時の状態に復元(システム回復オプションあり)]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。”ハードディスクの内容は、すべて消去されます”というメッセージが表示されます。
    図5(図5)

    ■パーティションサイズを変更せずに復元
    すでにハードディスクドライブの領域を分割している場合などに使用します。ハードディスクドライブ(C:)がリカバリーされ、それ以外の領域のデータはそのまま残ります。ハードディスクドライブ(C:)にあたる領域は、作成したデータ、設定した項目、インストールしたアプリケーションなどがすべて消去され、ご購入時のシステムやアプリケーションが復元された状態になります。実行するには、[◎ パーティションサイズを変更せずに復元]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。”先頭パーティションのデータは、すべて消去されます。”というメッセージが表示されます。
    ※リカバリーツールとシステム回復オプションの領域が確保されているため、ハードディスクドライブの100%を使用することができません。
    図6(図6)

    ■パーティションサイズを指定して復元
    ハードディスクドライブ(C:)のサイズを変更します。ハードディスクドライブ(C:)以外の領域区分(パーティション)とリカバリーツールの領域は消去され、一つの領域になります。作成したデータ、設定した項目、インストールしたアプリケーションなどがすべて消去され、ご購入時のシステムやアプリケーションが復元された状態になります。ハードディスクドライブ(C:)のサイズを変更する場合は、[◎ パーティションサイズを指定して復元]を選択し、[C:ドライブのサイズ]の[▲][▼]ボタンをクリックしサイズを指定し[次へ(N)>]ボタンをクリックします。”ハードディスクの内容は、すべて消去されます。”というメッセージが表示されます。
    図7(図7)

  10. ”<初期インストールソフトウェアの復元>復元を開始します。”メッセージ画面が表示されます。[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
    図8(図8)

  11. 復元が実行されます。復元中は、リカバリーの経過に従い、画面が変わります。画面によっては長い時間表示される場合がありますが、画面が切り替わるまでお待ちください。復元は時間がかかります。
    ※DVDのリカバリーメディアが複数枚ある場合は、”次のディスクをセットし、[OK]ボタンを押してください。”というメディアを入れ替えるメッセージが表示され、ディスクトレイが開きます。メディアの番号順に入れ替え、[OK]ボタンをクリックしてください。
    図9(図9)

  12. 復元が完了すると、”<初期インストールソフトウェアの復元>正常に終了しました。”メッセージ画面が表示されます。[終了(F)]ボタンをクリックすると自動的にディスクトレイが開きます。リカバリーメディアを取り出します。
    ※USBフラッシュメモリのリカバリーメディアを使用している場合は、USBフラッシュメモリを取りはずしてから[終了(F)]ボタンをクリックします。
    図10(図10)

  13. システムが再起動し、”しばらくお待ちください。”メッセージ画面が表示されます。ドライバーやアプリケーションのインストールなど、システムの構成が終わるまでしばらくお待ちください。
    ※ここから次の手順の「Windowsのセットアップ」画面が表示されるまで、約1~1.5時間かかります。この間、メッセージが表示されたり、システムが自動的に再起動したりしますが、何も操作する必要はありません。「Windowsのセットアップ」画面が表示されるまで、お待ちください。また、この間は絶対に電源を切らないでください。
    図11(図11)

  14. Windowsのセットアップを行ないます。
    Windowsのセットアップについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「1章4-1-5 Windowsのセットアップ」を参照してください。

システムの復元は以上で完了です。

<「Microsoft Office」について>

上記のシステムの復元作業で「Microsoft Office Home and Business 2010」も復元されます。「Microsoft Office Home and Business 2010」製品を使用するには、初回起動時にプロダクトキーの入力とライセンス認証が必要です。

※操作方法については、[010960:「Microsoft(R)Office 2010」初回起動時のプロダクトキーの入力とライセンス認証の方法]を参照してください。

<補足>

  • ”パーティションサイズを指定して復元”を選択した場合、パーティションの設定をする必要があります。取扱説明書「dynabookガイド」の「4章4-1 パーティションを変更してリカバリーをした場合」をご参照ください。

  • ご購入後に変更した設定がある場合は、Windowsのセットアップ後に、もう一度設定をやり直してください。また、周辺機器の接続、購入後に追加したアプリケーションのインストールもWindowsのセットアップ後に行なってください。
    周辺機器については、取扱説明書「dynabookガイド」の「3章 周辺機器を使って機能を広げよう」をご参照ください。

 

関連情報

[009821:「Windows Live(TM)メール」メールアカウントをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009822:「Windows Live(TM)メール」バックアップしたメールアカウントを復元する方法<Windows(R)7>]
[009832:「Windows Live(TM)メール」メールをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009833:「Windows Live(TM)メール」バックアップしたメールを復元する方法<Windows(R)7>]
[009823:「Windows Live(TM)メール」アドレス帳をバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009824:「Windows Live(TM)メール」バックアップしたアドレス帳を復元する方法<Windows(R)7>]
[009531:「Windows(R)Internet Explorer(R)8」お気に入り/フィード/Cookieをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[009532:「Windows(R)Internet Explorer(R)8」お気に入り/フィード/Cookieを復元する方法<Windows(R)7>]

以上