情報番号:013266 【更新日:2012.06.12】
パソコンを購入時の状態に戻す方法(再セットアップ方法)ハードディスクリカバリー編<dynabook Qosmio T852/D8FB、T852/WDTFB>
対応機種 | |
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対象OS | Windows(R)7 |
カテゴリ | リカバリー、パソコンを購入時の状態に戻す |
回答・対処方法
はじめに
システムやアプリケーションを購入時の状態に復元することをリカバリー(recovery)といいます。
リカバリーをすると、システムを購入時の状態に戻し、プレインストールされているアプリケーションの一部を復元します。
正常な状態でお使いいただくために必要なシステムファイルをハードディスクから削除してしまった場合や、電源を入れてもシステム(Windows)が起動しなくなったなどの場合に、再セットアップ方法として「リカバリー」を行ないます。
再セットアップについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「4章 買ったときの状態に戻すには-リカバリー-」にも記載されております。
※システムの復元をすると、ハードディスク内に保存されていたデータは、すべて消えてしまいます。
ここでは、ハードディスクドライブからリカバリーする(パソコンを購入時の状態に戻す)方法を説明します。
リカバリーをはじめる前にしておくこと
リカバリーをはじめる前に、次の準備と確認を行なってください。
■トラブル解消方法を探す
パソコンの調子がおかしいと思ったときは、取扱説明書「dynabookガイド」の「5章-1 トラブルを解消するまでの流れ」を参照してください。それでも解決できないときに再セットアップを行なってください。
■準備するもの
- 取扱説明書「dynabookガイド」
- 取扱説明書「dynabookガイド」巻末のリカバリー(再セットアップ)チェックシートをコピーしたもの
■必要なデータのバックアップをとる
リカバリーをすると、購入後に作成したデータやインストールしたアプリケーションなど、ハードディスクドライブに保存していた内容は削除されて、設定が初期化されます。
次のようなデータは削除されますので、可能な場合は、記録メディア(CD/DVDやUSBフラッシュメモリなど)にバックアップをとってください。
- ドキュメントのデータ
- 購入後にデスクトップに保存したデータ
- インターネットエクスプローラーのお気に入り
- メール送受信データ
- メールアドレス帳
- プレインストールされているアプリケーションのデータやファイル
- 購入後にインストールしたアプリケーションのデータ
- 購入後に作成したフォルダーとファイル
また、リカバリー後も現在と同じ設定でパソコンを使いたい場合は、現在の設定を控えておいてください。
ただし、ハードディスクドライブをフォーマットしたり、システムファイルを削除した場合は、バックアップをとることができません。また、リカバリーを行なっても、ハードディスクドライブに保存されていたデータは復元できません。
バックアップは、普段から定期的に行なっておくことをおすすめします。
※メール(受信メール/送信メール/アドレス帳など)やインターネットのバックアップにつきましては、本情報末尾の<関連情報>をご参照ください。
※システムが起動しない場合は、「東芝ファイルレスキュー」を使うと、データのバックアップをとることができます。
「東芝ファイルレスキュー」については、[010166:「東芝ファイルレスキュー」について<Windows(R)7>]を参照してください。
※ご自身でデータのバックアップが困難な場合は、有料にてデータ復旧サービスを提供しております。詳しくは、以下のリンクを参照してください。
https://dynabook.com/assistpc/rdata/index_j.htm
■アプリケーションのセットアップ用記録メディアを確認する
購入後に追加でインストールしたアプリケーション、プリンターなどの周辺機器のドライバーは、リカバリー後にインストールする必要があります。これらを再度インストールするための記録メディア(CDなど)が、お手元にあることを確認してください。また、アプリケーションによっては、再度インストールするときにID番号などが必要です。あらかじめ確認してください。
■各種設定を確認する
インターネットやLANの設定、Windowsログオン時のアカウント名などの設定項目を、メモなどに控えておいてください。ウイルスチェックソフトなど、有料で購入した認証キーなどがセットアップ時に必要なアプリケーションは、それらの番号を控えておいてください。確認方法は各アプリケーションのヘルプやお問い合わせ先にご確認ください。
■音量を調節する
リカバリー後、Windowsセットアップが終了するまで音量の調節はできません。あらかじめ、キーボードの[FN]キーを押しながら[3]キーまたは[FN]キーを押しながら[4]キーで音量を調節してください。[FN]キーを押しながら[ESC]キーを押して内蔵スピーカーやヘッドホンの音量をミュート(消音)にしている場合は、もう1度[FN]キーを押しながら[ESC]キーを押して元に戻しておいてください。
■無線通信機能がONであるか確認する
無線通信機能がONであることを確認してください。ONになっていない場合は、キーボードの[FN]キーを押しながら[F8]キーを押して、無線通信機能をONにしてください。
■周辺機器をすべて取りはずす
プリンター、マウスなどの周辺機器やLANケーブルは取りはずしてください。また、購入後に追加で増設したメモリも取りはずしてください。このとき、パソコン本体の電源を切ってから行なってください。
機器の取りはずしについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「3章 パソコンの使用環境を整えよう」を参照してください。
操作手順
※ドライブに記録メディアをセットしていない状態で実行してください。セットされていると、エラーになる場合があります。
- パソコンの電源を切ります(シャットダウン)。
- ACアダプターと電源コードを接続します。
- キーボードの[0](ゼロ)キーを押しながら電源スイッチを押し、製品ロゴが表示されたら指をはなします。
※テンキーの[0](ゼロ)キーを使用しないでください。必ず、ひらがなの「わ」が印字されているキーを使用してください。
※各種パスワードを設定している場合は、パスワードの入力をうながすメッセージが表示されます。パスワードを入力して[ENTER]キーを押してください。
- 「警告!」画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
(図1)
- ”<復元方法の選択>復元方法を選択してください。”メッセージ画面が表示されます。[◎ 初期インストールソフトウェアの復元]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図2)
<補足>
※[◎ ハードディスク上の全データの消去]は、パソコンを廃棄・譲渡などを行なう場合に、個人情報漏洩を防ぐためにハードディスクドライブのデータを完全に消去するためのものです。通常はご使用にならないでください。実行すると、ハードディスクドライブ上にある、すべてのデータが削除されます。
ハードディスク上の全データの消去に関しては以下のリンク先を参照してください。
[006456:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<ハードディスクリカバリ機種限定(その3)>]
- ”<初期インストールソフトウェアの復元>復元する構成を選択してください。”メッセージ画面が表示されます。
※[◎ パーティションサイズを変更せずに復元]を使用することをおすすめします。他の方法で初期インストールソフトウェアを復元する場合は以下をご参照ください。
(図3)
■ご購入時の状態に復元(システム回復オプションあり)
パソコンを購入したときの状態(パーティションが2個の状態)に戻します。作成したデータ、設定した項目、インストールしたアプリケーションなどがすべて消去され、ご購入時のパーティション、システム、アプリケーションが復元された状態になります。実行するには、[◎ ご購入時の状態に復元(システム回復オプションあり)]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。”ハードディスクの内容は、すべて消去されます”というメッセージが表示されます。
(図4)
■パーティションサイズを変更せずに復元
すでにハードディスクドライブの領域を分割している場合などに使用します。ハードディスクドライブ(C:)がリカバリーされ、それ以外の領域のデータはそのまま残ります。ハードディスクドライブ(C:)にあたる領域は、作成したデータ、設定した項目、インストールしたアプリケーションなどがすべて消去され、ご購入時のシステムやアプリケーションが復元された状態になります。実行するには、[◎ パーティションサイズを変更せずに復元]を選択して[次へ(N)>]ボタンをクリックします。”先頭パーティションのデータは、すべて消去されます。”というメッセージが表示されます。
※リカバリーツールとシステム回復オプションの領域が確保されているため、ハードディスクドライブの100%を使用することができません。
(図5)
■パーティションサイズを指定して復元
ハードディスクドライブ(C:)のサイズを変更します。ハードディスクドライブ(C:)以外の領域区分(パーティション)とリカバリーツールの領域は消去され、一つの領域になります。作成したデータ、設定した項目、インストールしたアプリケーションなどがすべて消去され、ご購入時のシステムやアプリケーションが復元された状態になります。ハードディスクドライブ(C:)のサイズを変更する場合は、[◎ パーティションサイズを指定して復元]を選択し、[C:ドライブのサイズ]の[▲][▼]ボタンをクリックしサイズを指定し[次へ(N)>]ボタンをクリックします。”ハードディスクの内容は、すべて消去されます。”というメッセージが表示されます。
(図6)
- ”<初期インストールソフトウェアの復元>復元を開始します。”メッセージ画面が表示されます。[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
(図7)
- 復元が実行されます。復元中は、リカバリーの経過に従い、画面が変わります。画面によっては長い時間表示される場合がありますが、画面が切り替わるまでお待ちください。復元は時間がかかります。
(図8)
- 復元が完了すると、”<初期インストールソフトウェアの復元>正常に終了しました。”メッセージ画面が表示されます。[終了(F)]ボタンをクリックします。
(図9)
- システムが再起動し、”しばらくお待ちください。”メッセージ画面が表示されます。ドライバーやアプリケーションのインストールなど、システムの構成が終わるまでしばらくお待ちください。
※ここから次の手順の「Windowsのセットアップ」画面が表示されるまで、約1~1.5時間かかります。この間、メッセージが表示されたり、システムが自動的に再起動したりしますが、何も操作する必要はありません。「Windowsのセットアップ」画面が表示されるまで、お待ちください。また、この間は絶対に電源を切らないでください。
(図10)
- Windowsのセットアップを行ないます。
Windowsのセットアップについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「1章4-1-4 Windowsのセットアップ」を参照してください。
システムの復元は以上で完了です。
<「Microsoft Office」について>
上記のシステムの復元作業で「Microsoft Office Home and Business 2010」も復元されます。「Microsoft Office Home and Business 2010」製品を使用するには、初回起動時にプロダクトキーの入力とライセンス認証が必要です。
※操作方法については、[010960:「Microsoft(R)Office 2010」初回起動時のプロダクトキーの入力とライセンス認証の方法]を参照してください。
<補足>
- ”パーティションサイズを指定して復元”を選択した場合、パーティションの設定をする必要があります。取扱説明書「dynabookガイド」の「4章4-1 パーティションを変更してリカバリーをした場合」をご参照ください。
- ご購入後に変更した設定がある場合は、Windowsのセットアップ後に、もう一度設定をやり直してください。また、周辺機器の接続、購入後に追加したアプリケーションのインストールもWindowsのセットアップ後に行なってください。
周辺機器については、取扱説明書「dynabookガイド」の「3章 パソコンの使用環境を整えよう」をご参照ください。
関連情報
[011485:「Windows Live(TM)メール 2011」メールアカウントをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[011486:「Windows Live(TM)メール 2011」バックアップしたメールアカウントを復元する方法<Windows(R)7>]
[011535:「Windows Live(TM)メール 2011」メールをバックアップする方法<Windows(R)7>]
[011536:「Windows Live(TM)メール 2011」バックアップしたメールを復元する方法<Windows(R)7>]
[011545:「Windows Live(TM)メール 2011」アドレス帳をバックアップする方法<Windows(R)7>]
[011546:「Windows Live(TM)メール 2011」バックアップしたアドレス帳を復元する方法<Windows(R)7>]
[012111:「Windows(R)Internet Explorer(R)9」お気に入り/フィード/Cookieをバックアップする方法]
[012112:「Windows(R)Internet Explorer(R)9」バックアップしたお気に入り/フィード/Cookieを復元する方法]
以上