情報番号:011681  【更新日:2011.09.06】
    無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関するご注意<Windows(R)7>
    
    
    対応機器・対象OSとカテゴリ
      
        | 対応機種 |  | 
      
        | 対象OS | Windows(R)7 | 
      
        | カテゴリ | ネットワーク、無線LAN | 
    
    
    回答・対処方法
  内容と対応
  無線LAN製品ご使用時におけるセキュリティに関する注意について説明します。お客様の権利(プライバシー保護)に関する重要な事項です。
無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコンなどと無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行なうため、電波の届く範囲であれば自由にLAN接続が可能であるという利点があります。
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁など)を超えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行なっていない場合、次のような問題が発生する可能性があります。
  - 通信内容を盗み見られる
 悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
 IDやパスワードまたはクレジットカード番号などの個人情報
 メールの内容
 などの通信内容を盗み見られる可能性があります。
 
 
- 不正に侵入される
 悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
 個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
 特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
 傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
 コンピューターウイルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)
 などの行為をされてしまう可能性があります。
 
 
本来、無線LANカードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っているので、無線LAN製品のセキュリティに関する設定を行なって製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。
セキュリティの設定を行なわないで使用した場合の問題を十分理解したうえで、お客様の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行ない、製品を使用することをおすすめします。
セキュリティ機能を使用しないと、無線LAN経由で部外者による不正アクセスが容易に行なえるため、不正侵入や盗聴、データの消失、破壊などにつながる危険性があります。不正アクセスを防ぐために、ネットワーク名(SSID)の設定や、暗号化機能(WEP、WPA)を設定されることを強くおすすめします。また、お使いの無線LANアクセスポイントで、登録したMACアドレスのみ接続可能にする設定などの対策も有効です。公共の無線LANアクセスポイントなどで使用される場合は、「Windowsファイアウォール」やファイアウォール機能のあるウイルスチェックソフトを使用して、不正アクセスを防止してください。
  関連情報
  以上