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情報番号:013209  【更新日:2012.09.25

「LaLaVoice 辞書ユーティリティ」単語の自動登録とユーザー固有の言い回しを学習させる方法<Windows(R)7>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7
カテゴリ その他のプレインストールソフト、サウンド(音)

回答・対処方法

はじめに

「LaLaVoice 辞書ユーティリティ」の自動登録ウィザードを使用すると、ユーザーが指定したテキストファイルから、「LaLaVoice」の辞書に登録されていない単語の自動抽出、抽出された単語のユーザー辞書への登録、ユーザー固有の言い回しを「LaLaVoice」に学習させることができます。

※「LaLaVoice 辞書ユーティリティ」は、音声認識(声で入力機能)のユーザー辞書専用です。音声合成(読み上げ機能)のユーザー辞書の編集を行なうことはできません。

ここでは、単語の自動登録と学習の操作方法について説明します。

操作手順

  1. [スタート]ボタンスタート→[すべてのプログラム]→[LaLaVoice]→[LaLaVoice 辞書ユーティリティ]をクリックします。
  2. 「LaLaVoice 辞書ユーティリティ」画面が表示されます。”単語の自動登録&学習”項目のボタンをクリックします。
    図1(図1)

  3. 「自動登録ウィザード」が起動します。”ユーザ辞書に登録したい単語が含まれるファイルを指定してください。・・・”メッセージ画面から単語の自動抽出を行なうファイルを指定します。[参照(R)]ボタンをクリックします。
    図2(図2)

  4. 「ファイルを開く」画面が表示されます。”ファイルの場所(I)”から単語の自動抽出を行ないたいテキストファイルが保存されている場所を選択し、ファイルを指定して[開く(O)]ボタンをクリックします。
    ※複数のファイルを指定する場合は、[CTRL]キーを押しながらクリックしてください。
    ※別の場所に保存されているファイルを指定する場合は、再度[参照(R)]ボタンをクリックしテキストファイルを指定してください。
    図3(図3)

  5. ”ユーザ辞書に登録したい単語が含まれるファイルを指定してください。・・・”メッセージ画面に戻ります。”ファイル(F)”欄に指定したファイルの一覧が表示されます。
    図4(図4)

    ※[削除(D)]ボタンについて
    選択されているファイルをリストの一覧から削除します。リストから削除したいファイルをクリックして選択し、[削除(D)]ボタンをクリックします。

    ※[オプション(O)]ボタンについて
    自動抽出時に平仮名のみの単語も抽出するか、抽出する平仮名の最小文字数を指定することができます。
    [オプション(O)]ボタンをクリックすると、「抽出オプション」画面が表示されます。設定を変更し、[OK]ボタンをクリックすると変更内容を反映して画面を閉じます。

    ・[□ 平仮名のみの単語も抽出する(H)]
    平仮名のみの単語も抽出したい場合は、クリックしてチェックを付けてください。既定では、チェックが付いていません。

    ・”抽出する平仮名の最小文字数”
    [□ 平仮名のみの単語も抽出する(H)]にチェックを付けた場合に指定することができます。
    抽出する最小文字数は、6~12を指定することができます。
    最小文字数を10にした場合、10文字未満のひらがなのみの単語は抽出されません。
    図5(図5)


  6. [次へ(N)>]ボタンをクリックすると、自動抽出を開始します。
    ※半角カタカナの単語は抽出できません。
    図6(図6)

  7. 自動抽出が完了すると、”チェックがついている単語が辞書に登録されます。・・・”メッセージ画面が表示されます。ここでは、抽出された単語の一覧が表示されます。チェックが付いている単語が辞書に登録されます。チェックが付いていない単語を登録したい場合は、”見出し”、”読み”、”品詞”を確認し必要に応じて修正してからチェックを付けてください。
    図7(図7)

    ※文章によっては、単語の見出し、読み、品詞が誤って抽出される場合があります。誤った単語を登録すると認識率低下の原因となりますので、登録を開始する前にチェックが付いている単語を一通り確認し、必要に応じて修正してください。

    ◆チェックが付いていない単語や誤って登録されている単語を修正する場合
    a.修正したい単語を一覧からクリックして選択し、[修正(M)]ボタンをクリックします。
    図8(図8)

    b.「単語の編集」画面が表示されます。”読み(Y)”欄、”見出し(M)”欄、”品詞(H)”項目を正しく修正して[登録(A)]ボタンをクリックします。
    図9(図9)

    c.単語の一覧画面に戻ります。”見出し”、”読み”、”品詞”が正しく登録されていることを確認し、チェックボックスをクリックしてチェックを付けます。
    図10(図10)

    d.他にも修正が必要な単語がある場合は、手順a~cを繰り返します。

  8. 登録したい単語にチェックを付けましたら、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。ユーザー辞書への登録を開始します。
    図11(図11)

  9. ユーザー辞書への登録が完了すると、”ユーザ辞書に登録した単語の学習を行います。・・・”メッセージ画面が表示されます。ユーザー辞書に登録された単語の学習を行なうことができます。”学習を行いますか?”項目で[◎ はい(Y)]が選択されていることを確認し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。この操作には数分かかることがあります。
    図12(図12)

    ※”学習を行いますか?”項目で[◎ いいえ(N)]を選択し、学習を省略することも可能ですが、学習を行なった方がより認識率が向上します。

    ※学習は、同じ文体で書かれたテキスト(日記、論文等)に対してのみ効果があります。例えば、普段書いている日記を学習させれば、その日記固有の文体に関する認識率を向上させることができますが、別の文体に関しては認識率が低下する場合もあります。

    ※”学習の蓄積量”が100%になると、それ以上学習を行なうことはできません。100%到達後に新たに学習を行なう場合は、学習効果を標準状態か一つ前の状態に戻す必要があります。操作方法については、[013211:「LaLaVoice 辞書ユーティリティ」学習効果を標準状態/一つ前の状態に戻す方法 ]を参照してください。

  10. ”自動登録ウィザードは正常に終了しました。”メッセージ画面が表示されます。[完了]ボタンをクリックします。
    図13(図13)

  11. 「LaLaVoice 辞書ユーティリティ」画面に戻ります。[閉じる(C)]ボタンをクリックします。
    図14(図14)

単語の自動登録と学習の作業は以上です。

「LaLaVoice」の音声認識(声で入力機能)のユーザー辞書に自動抽出した単語が登録され、音声認識されることを確認してください。

※音声認識(声で入力機能)が使用できる「LaLaVoice」ソフトについては、以下のリンクを参照してください。
[013136:「LaLaVoice テキスト」音声でテキストを入力する方法<Windows(R)7>]

関連情報

以上