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情報番号:018421  【更新日:2018.01.16

USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法<dynabook T45/E、T55/E、T65E、T75/E、T85/E、AZ25/E、AZ45/E、AZ65/Eシリーズ>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows 10
カテゴリ リカバリー、リカバリーメディアの作成

回答・対処方法

はじめに

本製品にトラブルが発生したときに、本製品を購入時の状態(初期状態)に戻すことを「リカバリー」といいます。

本製品のハードディスク/SSDには、システムやアプリケーションを購入時の状態に戻すためのリカバリーツールが搭載されています。しかし、トラブルの原因によっては肝心のリカバリーツールを起動できないおそれもあります。このような場合に備え、あらかじめリカバリーツールをUSBフラッシュメモリなどの記録メディアにコピーしておくこと(リカバリーメディアの作成)をおすすめします。ハードディスク/SSDからリカバリーができない場合でも、リカバリーメディアからリカバリーができます。作成したリカバリーメディアは大切に保管してください。

ここでは、USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法を説明します。

<メモ>

リカバリーメディアを作成しておらず、ハードディスク/SSDからもリカバリーが行なえない場合は、修理が必要になることがあります。
dynabook あんしんサポート(修理)に相談してください。

【リカバリーを行なうと】

リカバリーをすると、ハードディスク/SSD内に保存されているデータ(文書ファイル、画像・映像ファイル、メールやアプリケーションなど)はすべて消去され、設定した内容(インターネットやメールの設定、Windowsパスワードなど)も購入時の状態に戻る、つまり何も設定していない状態になります。また、データのバックアップについては、普段から定期的に行なっておくことをおすすめします。
※バックアップについては、[016915:パソコン本体に保存したデータを他の記録メディアにバックアップ(コピー)したい<Windows 10>]を参照してください。

リカバリーメディアに使用できる記録メディア

「東芝リカバリーメディアクリエーター」では、次の記録メディアのいずれかを使用できます。何もデータが書き込まれていないものを用意してください。

  • USBフラッシュメモリ
  • 記録用のDVDメディア (DVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、DVD+R、DVD+R DL、DVD+RW)
    ※DVDスーパーマルチドライブ/ブルーレイディスクドライブ搭載モデルのみ
  • 記録用のブルーレイディスクメディア (BD-R、BD-R DL、BD-RE、BD-RE DL)
    ※ブルーレイディスクドライブ搭載モデルのみ

USBフラッシュメモリで、リカバリーメディアを作成します。
リカバリーメディアの作成に最低限必要な容量は、リカバリーメディアを作成する途中で画面に表示されます(手順5参照)。表示される容量より大きい容量のUSBフラッシュメモリを用意してください。
USBフラッシュメモリ使用上のご注意については、[017028:USBフラッシュメモリの取扱方法<Windows 10>]を参照してください。

DVD/ブルーレイディスクでリカバリーメディアを作成する場合は、[018423:DVD/ブルーレイディスクでリカバリーメディアを作成する方法<dynabook T45/E、T55/E、T65E、T75/E、T85/E、AZ25/E、AZ45/E、AZ65/Eシリーズ>]を参照してください。

【お願い リカバリーメディアの作成にあたって】

USBフラッシュメモリに書き込みを行なうときは、次の注意をよく読んでから使用してください。
守らずに使用すると、書き込みに失敗するおそれがあります。また、振動や衝撃などの本体異常や、メディアの状態などによっては処理が正常に行なえず、書き込みに失敗することがあります。

  • 書き込みに失敗したメディアの損害については、当社はいっさいその責任を負いません。
    また、記憶内容の変化・消失など、メディアに保存した内容の損害および内容の損失・消失により生じる経済的損害といった派生的損害については、当社はいっさいその責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。
  • 書き込みを行なうときは、本製品の省電力機能が働かないようにしてください。電源OFF/スリープ/休止状態/再起動を実行しないでください。
  • 次に示すような、ライティングソフトウェア以外のソフトウェアは終了させてください。
    ・スクリーンセーバー
    ・ウイルスチェックソフト
    ・ディスクのアクセスを高速化する常駐型ユーティリティ
    ・音楽や映像の再生アプリケーション
    ・モデムなどの通信アプリケーション など
    ソフトウェアによっては、動作の不安定やデータの破損の原因となります。
  • ウィンドウを開く、ユーザーを切り替える、画面の解像度や色数の変更など、本製品の操作を行なわないでください。
  • 本製品に衝撃や振動を与えないでください。
  • 書き込み中は、周辺機器の取り付け/取りはずしを行なわないでください。
  • 本製品から携帯電話、およびほかの無線通信装置を離してください。

操作手順

  1. 画面左下のタスクバー上の[検索ボックス]をクリックします。
    図1(図1)

  2. 検索ボックスが入力状態になります。検索ボックスに リカバリ と入力します。
    図2(図2)

  3. 絞り込まれた結果が表示されます。[リカバリーメディアクリエーター]をクリックします。
    図3(図3)

  4. 「TOSHIBA Recovery Media Creator」が起動します。
    ”メディア”項目の[v]ボタンをクリックし、[USBフラッシュ]をクリックして選択します。
    図4(図4)

  5. ”以下のブランクメディアが必要です。XXGB またはそれ以上のUSBフラッシュメディア”と表示されます。必要な容量のUSBフラッシュメモリを用意します。
    ※XXには数字が入ります。
    ※ここでは、”32GB またはそれ以上のUSBフラッシュメディア”とあるので32GBのUSBフラッシュメディアを用意します。
    図5(図5)

  6. ”タイトル”項目の[□ リカバリメディア]にチェックが付いていることを確認し、[作成]ボタンをクリックします。
    図6(図6)

  7. ”リカバリUSBメディアを作成します。XX.XGB以上のサイズのUSBフラッシュメディアを挿入してください。・・・”メッセージ画面が表示されます。
    USBフラッシュメモリをセットし、[OK]ボタンをクリックします。
    図7(図7)

  8. ”選択されたUSBフラッシュメモリをフォーマットして、USBリカバリメディアを作成します。・・・”メッセージ画面が表示されます。内容をよく読み、[OK]ボタンをクリックします。
    図8(図8)

  9. 作成が開始され、作成しているリカバリーメディアの進捗状況が表示されます。
    ※作成を途中で中止する場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
    図9(図9)

  10. ”すべての処理が終了しました。”メッセージ画面が表示されます。[OK]ボタンをクリックします。
    図10(図10)

  11. 「TOSHIBA Recovery Media Creator」画面に戻ります。”リカバリUSBメディアの作成が完了しました。すべての処理が終了しました。”メッセージが表示されていることを確認し、[閉じる]ボタンをクリックします。
    図11(図11)

  12. 「HDDリカバリデータを削除しますか?…」メッセージ画面が表示されます。[キャンセル]ボタンをクリックします。
    図12(図12)

USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法は以上です。
リカバリーメディアであることがわかるように目印をつけて大切に保管してください。

<補足>
リカバリーメディアが作成されたUSBフラッシュメモリ内部は以下のようなフォルダー構成になっています。
※ファイルやフォルダーの変更・削除を行なうと、リカバリーができなくなりますのでご注意ください。
図13(図13)

関連情報

以上