情報番号:012878 【更新日:2012.06.05】
「東芝パスワードユーティリティ」スーパーバイザーパスワードを変更する方法<Qosmioシリーズ>
対応機種 | |
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対象OS | Windows(R)7 |
カテゴリ | Windowsの操作/設定、アカウント設定、Windowsの起動と終了、セキュリティ情報、パスワード、その他のプレインストールソフト、dynabookユーティリティ |
回答・対処方法
はじめに
「東芝パスワードユーティリティ」を使用してスーパーバイザーパスワードを変更する方法について説明します。
- スーパーバイザーパスワードとは?
BIOSセットアップや「東芝HWセットアップ」などのいくつかの設定に制限をかける機能です。パソコン本体の環境設定を管理する人が使用します。
【注意】
- パスワードを忘れてしまったときのために、必ずパスワードを控えてください。控えたパスワードは、他の人に見られないように大切に保管してください。
- スーパーバイザーパスワード変更作業中にパスワードファイル(パスワードをメモの代わりにテキストとして書き出したファイルのこと)を作成することができます。パスワードを忘れてしまったときのためにパスワードファイルをリムーバブルメディア上に作成して、安全な場所に保管することを強く推奨します。
- パスワードを忘れてしまった場合は、お近くの保守サービスにご相談ください。パスワードの解除を保守サービスに依頼する場合は、有償です。またそのとき、身分証明書(お客様自身を確認できるもの)の提示が必要となります。
保守サービスについては、以下のリンクを参照してください。
https://dynabook.com/assistpc/repair/index_j.htm
操作手順
- [スタート]ボタン
→[コンピューター]→[Cドライブ]→[Program Files (x86)]→[TOSHIBA]→[PasswordUtility]の順に開き、「TOSPU.exe」ファイルをダブルクリックして実行します。
※ご使用の環境により拡張子exeは表示されません。
(図1)
- 「ユーザーアカウント制御」画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
- ”パスワードを入力してください。”メッセージ画面が表示されます。スーパーバイザーパスワードを入力し[確認]ボタンをクリックします。
(図2)
- 「東芝パスワードユーティリティ」画面が表示されます。「スーパーバイザパスワード」タブをクリックします。
(図3)
- ”スーパーバイザパスワード”項目の[変更]ボタンをクリックします。
(図4)
- 「スーパーバイザパスワードの変更」画面が表示されます。”新しいパスワード”項目の”入力”欄に変更するパスワードを入力してください。”確認入力”欄には、”入力”欄で入力したパスワードと同じパスワードを入力し[変更]ボタンをクリックします。
(図5)
【注意:パスワードについて】
・パスワードは50文字以内で入力します。
・パスワードはアスタリスク(*)で表示されるので画面で確認できません。間違えないように気をつけて入力してください。
・パスワードを入力するときは、コード入力や貼り付けなどの操作を行なわず、キーボードの文字キーを押して直接入力してください。
・アルファベットの大文字と小文字は区別されません。
・パスワード登録時に警告メッセージが表示された場合は、登録しようとした文字列に使用できない文字が含まれています。この場合、もう1度別の文字列を入力し直してください。
・パスワードとして使用できる文字は次のとおりです。
パスワードに使用できる文字/使用できない文字 使用できる文字 アルファベット(半角) abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 数字(半角) 0123456789 記号の一部
(半角); (セミコロン)、: (コロン)、, (カンマ)、. (ピリオド)、 (スペース) など 使用できない文字 ・全角文字(2バイト文字)
・日本語入力システムの起動が必要な文字
例:漢字、カタカナ(全角/半角)、ひらがな、日本語入力システムが供給する記号 など
・記号の一部(半角)
例:|(バーチカルライン)、\(エン) など
・他のキー([SHIFT]キーや[CAPSLOCK英数]キーなど)と同時に使用しないと入力できない文字 - 「スーパーバイザパスワードの変更認証」画面が表示されます。スーパーバイザーパスワードを入力して[確認]ボタンをクリックします。
※ここでは、まだスーパーバイザーパスワードは変更されていません。手順6で入力した新しいスーパーバイザーパスワードではなく登録済みのスーパーバイザーパスワードを入力してください。
(図6)
- ”スーパーバイザパスワードが変更されました。必要であれば、登録したパスワード文字列を、メモ代わりにテキストファイルに書き出すことができます。テキストファイルはリムーバブルメディア上に作成して、安全な場所に保管することを強く推奨します。・・・”メッセージ画面が表示されます。ここでは、[OK]ボタンをクリックしてパスワードファイルを作成することをお奨めします。
※パスワードファイルを保管しておけば、パスワードを忘れた場合、ほかのパソコンでパスワードを確認することができます。
(図7)
- 「名前を付けて保存」画面が表示されます。”保存する場所(I)”項目から保存先を選択し、”ファイル名(N)”欄にパスワードファイルのファイル名を入力して[保存(S)]ボタンをクリックします。
ここでは、例としてUSBフラッシュメモリ(リムーバブルディスク(F:))に保存します。
※パスワードファイルの保存先は、外部記憶メディア(USBメモリ、SDメモリカードなど)を推奨します。他の人に見られないように大切に保管してください。
(図8)
- 「東芝パスワードユーティリティ」の「スーパーバイザパスワード」タブ画面に戻ります。[OK]ボタンをクリックします。
(図9)
スーパーバイザーパスワードの変更作業は以上です。
再度「東芝パスワードユーティリティ」を起動し、変更したスーパーバイザーパスワードを入力して起動できることを確認してください。
関連情報
- スーパーバイザーパスワードを登録するとユーザーポリシーを設定することができます。
ユーザーポリシーとは、複数のユーザーでパソコンを使用している場合に一般ユーザーの操作を制限する機能です。ユーザーパスワード、「東芝HWセットアップ」、BIOSセットアップ、HDDパスワードの各設定の操作を制限することができます。操作方法については、以下のリンクを参照してください。
[012877:「東芝パスワードユーティリティ」スーパーバイザーパスワードを使用して一般ユーザーの操作を制限する方法<Qosmiシリーズ>]
- 登録したスーパーバイザーパスワードを削除する方法については、以下のリンクを参照してください。
[012879:「東芝パスワードユーティリティ」スーパーバイザーパスワードを削除する方法<Qosmioシリーズ>]
以上