情報番号:014058 【更新日:2013.03.19】
リカバリーメディア(DVD)からパソコンを購入時の状態に戻す方法<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>
対応機種 | |
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対象OS | Windows 8.1,Windows(R)8 |
カテゴリ | リカバリー、パソコンを購入時の状態に戻す |
回答・対処方法
はじめに
【Windows 8.1へアップデートして使用されている方へ】 本情報は、Windows 8プレインストール時の操作手順となります。 Windows 8.1へアップデート後も同様の操作を行なうことができますが、若干手順が異なる場合があります。 Windows 8.1の一般的な操作手順については、<Windows 8.1 FAQ情報>を参考ください。 |
パソコンを初期状態に戻す(リカバリー)とは、お客様が作成したデータや、購入後にインストールしたアプリケーション、現在の設定などをすべて削除し、もう一度ご購入時の状態に復元する作業です。SSD内に保存されているデータ(文書ファイル、画像・映像ファイル、メールやアプリケーションなど)はすべて消去され、設定した内容(インターネットやメールの設定、Windowsパスワードなど)も購入時の状態に戻る、つまり何も設定していない状態になります。
一度リカバリーを始めると、途中で中止したり、パソコンの電源を切ることができません。
リカバリーには時間がかかりますので、時間の余裕をもって行なってください。
次のような場合で、どうしても改善する方法がないときにリカバリーをしてください。
- パソコンの動作が非常に遅くなった。
- 周辺機器が使えなくなった。
- SSDにあるシステムファイルを削除してしまった。
- コンピューターウイルスやスパイウェアなどに感染し、駆除できない。*1
- パソコンの調子がおかしく、いろいろ試したが解消できない。
- dynabook あんしんサポートに相談した結果、「リカバリーが必要」と診断された。
*1 ウイルスチェックソフトが正常に起動できない場合など、状況によってはウイルスチェックができない場合があります。
リカバリーには次の方法があります。
- SSDからリカバリーをする
- リカバリーメディア(USBフラッシュメモリ、DVD)からリカバリーをする
通常はSSDからリカバリーをしてください。
SSDからリカバリーする方法については、[014059:SSDからパソコンを購入時の状態に戻す方法<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>]を参照してください。
リカバリーメディアからのリカバリーは、SSDのリカバリーツール(システムを復元させるためのもの)を消してしまったり、SSDからリカバリーができなかった場合などに行なうことをおすすめします。
※リカバリーメディアからリカバリーすると、パーティションは購入時の状態に強制的に戻り、Cドライブ以外のデータも全て削除されます。
ここでは、作成したリカバリーメディア(DVD)からパソコンを購入時の状態に戻す方法を説明します。
※DVDでリカバリーメディアを作成する方法については、[014057:DVDでリカバリーメディアを作成する方法<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>]を参照してください。
【お願い】
- 市販のソフトウェアを使用してパーティションの構成を変更すると、リカバリーができなくなることがあります。
<メモ>
- リカバリーは、ユーザー権限にかかわらず、誰でも実行できます。誤ってほかの人にリカバリーを実行されないよう、ユーザーパスワードを設定しておくことをおすすめします。
※ユーザーパスワードについては、「パソコンで見るマニュアル」の「活用編 2章-1-2 ユーザーパスワード」を参照してください。
パソコンを初期状態に戻す前にしておくこと
リカバリーを始める前に、次の準備と確認を行なってください。
■ほかのトラブル解消方法を探す
パソコンの調子がおかしいと思ったときは、取扱説明書「dynabookガイド」の「5章-1 トラブルを解消するまでの流れ」、「5章-2 Q&A集」を確認してください。いろいろな解消方法を紹介しています。
それでも解消できないときに、リカバリーをしてください。
■準備するもの
- 取扱説明書「dynabookガイド」
- 取扱説明書「dynabookガイド」巻末のリカバリーチェックシートをコピーしたもの
- 作成したリカバリーメディア(DVD)
■必要なデータのバックアップをとる
リカバリーをすると、購入後に作成したデータやインストールしたアプリケーションなど、SSDに保存していた内容は削除されて、設定が初期化されます。
次のようなデータは削除されますので、可能な場合は、記録メディア(CD/DVDやUSBフラッシュメモリなど)にバックアップをとってください。
- [ドキュメント](または[マイドキュメント])、[ピクチャー](または[マイピクチャー])などのデータ
- 購入後にデスクトップに保存したデータ
- Microsoft Internet Explorerの[お気に入り]のデータ
- メール送受信データ
- メールアドレス帳
- プレインストールされているアプリケーションのデータやファイル
- 購入後にインストールしたアプリケーションのデータ
- 購入後に作成したフォルダーとファイル
また、リカバリー後も現在と同じ設定でパソコンを使いたい場合は、現在の設定を控えておいてください。
ただし、SSDをフォーマットしたり、システムファイルを削除した場合は、バックアップをとることができません。また、リカバリーを行なっても、SSDに保存されていたデータは復元できません。
※記録メディアにバックアップをとる方法については、[013788:パソコン本体に保存したデータを他の記録メディアにバックアップ(コピー)したい<Windows(R)8>]を参照してください。
■システムが起動しない場合
「東芝ファイルレスキュー」を使って、データのバックアップができる場合があります。
※「東芝ファイルレスキュー」については、[013863:「東芝ファイルレスキュー」について<Windows(R)8>]を参照してください。
■アプリケーションのセットアップ用記録メディアを確認する
購入後に追加でインストールしたアプリケーション、プリンターなどの周辺機器のドライバーは、リカバリー後に再度インストールする必要があります。これらをインストールするための記録メディア(CDなど)が、お手元にあることを確認してください。
また、アプリケーションによっては、ID番号などが必要です。あらかじめ確認してください。
■各種設定を確認する
インターネットやLANの設定、Windowsサインイン時のアカウント名などの設定項目を、メモなどに控えておいてください。ウイルスチェックソフトなど、有料で購入した認証キーなどがセットアップ時に必要なアプリケーションは、それらの番号を控えておいてください。確認方法は各アプリケーションのヘルプやお問い合わせ先にご確認ください。
■無線通信機能がONであるか確認する
無線通信機能がONであることを確認してください。
ONになっていない場合は、[FN]キーを押しながら[F8]キーを押して、[機内モードオフ]にしてください。
■周辺機器を取りはずす
プリンター、マウスなどの周辺機器やLANケーブルは取りはずしてください。このとき、パソコン本体の電源を切ってから行なってください。
操作手順
※操作の途中で[キャンセル]ボタンをクリックすると、以降リカバリーメニューが表示されなくなります。
- 電源コードとACアダプターを接続します。
- パソコンを起動し、作成したリカバリーメディア(DVD)をディスクトレイにセットします。
※リカバリーメディア(DVD)が複数枚ある場合は、「リカバリDVD1」からセットしてください。 - [SHIFT]キーを押しながら[シャットダウン]をクリックして電源を切ります。
[シャットダウン]をクリックするまでの手順については、[013608:パソコンの電源を切る(シャットダウンする)方法<Windows(R)8>]を参照してください。
(図1)
- 電源スイッチを押し、すぐに[F12]キーを数回押します。
※各種パスワードを設定している場合は、パスワードの入力をうながすメッセージが表示されます。パスワードを入力して[ENTER]キーを押してください。
- 起動するドライブを選択する画面が表示されます。
[↑]キーまたは[↓]キーで、DVDのドライブを示す項目([ODD]など)を選択し、[ENTER]キーを押します。
■表示言語を選択する画面が表示された場合
[日本語]を選択し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
- ”<復元方法の選択>復元方法を選択してください。”メッセージ画面が表示されます。[◎ TOSHIBA Recovery Wizard]をクリックして選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
- 「警告!」画面が表示されます。画面の内容を確認し、[はい(Y)]ボタンをクリックします。
(図2)
- ”<復元方法の選択>復元方法を選択してください。”メッセージ画面が表示されます。[◎ 初期インストールソフトウェアの復元]をクリックして選択し、[次へ(N)>]ボタンをクリックします。
※[◎ ハードディスク上の全データの消去]は、パソコンを破棄または譲渡する場合など、個人情報漏えい防ぐために、SSDのデータを完全に消去するためのものです。通常は実行しないでください。実行すると、SSD上にある、すべてのデータが削除されます。
詳しくは、[014092:SSDの内容をすべて消去する方法<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>]を参照してください。
(図3)
- ”<初期インストールソフトウェアの復元>復元を開始します。”メッセージ画面が表示されます。[次へ(N)>]ボタンをクリックすると復元が始まります。
※処理を中止する場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
(図4)
- ”<初期インストールソフトウェアの復元>準備中です。”メッセージ画面が表示されます。
※長い時間表示される場合がありますが、画面が切り替わるまでお待ちください。
(図5)
復元中は、リカバリーの経過に従い画面が変わります。
※最初に”コピーしています。”メッセージ画面が表示される場合があります。長い時間表示される場合がありますが、画面が切り替わるまでお待ちください。
(図6)
※リカバリーメディア(DVD)が複数枚ある場合は、”次のディスクをセットし、[OK]ボタンを押してください”というメッセージが表示され、ディスクトレイが開きます。メディアの番号順に入れ替え、[OK]ボタンをクリックしてください。
- 復元が終了すると、”<初期インストールソフトウェアの復元>正常に終了しました。”メッセージ画面が表示されます。
[終了(F)]ボタンをクリックすると、ディスクトレイが開きます。リカバリーメディアを取り出します。
(図7)
- ”しばらくお待ちください。”メッセージ画面が表示されます。
※ここから次の手順の「ライセンス条項」画面が表示されるまで、何も操作する必要はありません。そのままお待ちください。
※この間は絶対に電源を切らないでください。
- Windowsのセットアップを行ないます。
Windowsのセットアップについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「1章-4-1-4 Windowsのセットアップ」を参照してください。
リカバリーメディア(DVD)からパソコンを購入時の状態に戻す方法は以上です。
パソコンを初期状態に戻したあとは
購入後に変更した設定がある場合は、Windowsのセットアップ後に、もう一度設定をやり直してください。また、周辺機器の接続、購入後に追加したアプリケーションのインストールも、Windowsのセットアップ後に行なってください。
その他必要に応じて、インターネットやメールの再設定、ウイルスチェックソフトの設定や更新などが必要です。
<メモ>
- Office搭載モデルの場合、リカバリー後、Office製品の初回起動時にプロダクトキーの入力とライセンス認証が必要になります。
※操作方法については、[010960:「Microsoft(R)Office 2010」初回起動時のプロダクトキーの入力とライセンス認証の方法]を参照してください。 - 一部のアプリケーションは、リカバリー後に再インストールをする必要があります。
※プレインストールされているアプリケーションについては、[013958:プレインストールされているアプリケーションの一覧<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>]を参照してください。
以上