「Windows Live(R)メール 2012」から「Microsoft(R)Outlook(R)2010」にアドレス帳を移行する方法

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS	Windows 8.1,Windows(R)7
カテゴリ	メール、Microsoft Office、Word/Excel/Outlook

回答・対処方法

はじめに

「Windows Live メール 2012」(Windows Essentials 2012スイート)のサポートは2017年1月10日に終了します。サポート終了後は、マイクロソフト社のホームページからダウンロードすることができなくなります。「Windows Live メール 2012」が何らかのトラブルで正常に動作しなくなった場合や、PCをリカバリーしなければならなくなった場合、「Windows Live メール 2012」を再インストールすることができなくなるため、大切なメールデータやアドレス帳をバックアップしても復元することができなくなります。

「Windows Live メール 2012」のアドレス帳を「Microsoft Outlook」に移行し、今後は「Microsoft Outlook」を使ってメールのやりとりをすることをおすすめします。

ここでは、「Windows Live メール 2012」から「Microsoft Outlook 2010」にアドレス帳を移行する方法について説明します。

※「Microsoft Office」のサポート窓口は、マイクロソフト社になります。

※上記対応機種ご購入時、「Windows Live メール 2012」(Windows Essentials 2012スイート)はプレインストールされておりません。

操作手順

本操作を行なう前の確認事項

電子メールアカウントデータは移行することができません。本操作完了後、「Microsoft Outlook」上で設定してください。
「Windows Live メール 2012」のアドレス帳を移行するには「Microsoft Outlook 2010」(32ビット)がインストールされている必要があります。お使いのPCにインストールされている「Microsoft Outlook 2010」のビット数を確認してください。
［017891：「Microsoft(R)Office 2010」64ビット版と32ビット版のどちらがインストールされているか確認する方法］
お使いのPCに「Microsoft Outlook 2010」(64ビット)がインストールされている場合は、あらかじめ「Microsoft Outlook 2010」(32ビット)に変更してください。
［017892：「Microsoft(R)Office 2010」64ビット版から32ビット版に変更する方法］
「Microsoft Office」の初期セットアップが完了していることを前提としています。初期セットアップが完了していない場合は、セットアップしてください。
［010960：「Microsoft(R)Office 2010」初回起動時のプロダクトキーの入力とライセンス認証の方法］
「Windows Live メール 2012」のメールデータも「Microsoft Outlook 2010」に移行することができます。
［017895：「Windows Live(R)メール 2012」から「Microsoft(R)Outlook(R)」にメールデータを移行する方法］

アドレス帳の移行操作

※ここでは、Windows 7PCを元に説明しています。その他のOSの場合は、若干異なりますが同様の操作を行なうことができます。

まずは「Windows Live メール」を起動し、アドレス帳をエクスポートします。タスクバーの［スタート］ボタン→［すべてのプログラム］→［Windows Live メール］の順にクリックします。
※Windows 8.1の場合は、以下のリンクを参照し、すべてのアプリの一覧から起動してください。
［014726：すべてのアプリを表示する方法(アプリビュー)＜Windows 8.1＞］
「Windows Live メール」が起動します。“Windows Live メールを通常使用する電子メールプログラムとして設定しますか？”メッセージ画面が表示された場合は、［いいえ(N)］ボタンをクリックします。
フォルダーウィンドウ下のショートカットから［アドレス帳］をクリックします。
(図1)
「アドレス帳－Windows Live メール」画面が表示されます。「ホーム」リボン内の［エクスポート］をクリックします。
(図2)
エクスポートメニューが表示されます。［カンマ区切り(.CSV)］をクリックします。
(図3)
「CSVのエクスポート」画面が表示されます。“エクスポート先のファイル名(S)：”項目の［参照(R)...］ボタンをクリックします。
(図4)
「名前を付けて保存」画面が表示されます。アドレス帳のバックアップファイルを保存する場所と“ファイル名(N)：”を指定して、［保存(S)］ボタンをクリックします。
※ここでは例として［ドキュメント］フォルダーにaddressというファイル名で保存しています。
(図5)
「CSVのエクスポート」画面に戻ります。“エクスポート先のファイル名(S)：”欄に指定した保存場所とファイル名のパスが入力されていることを確認し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
(図6)
“エクスポートするフィールドを選択してください(S)：”メッセージ画面が表示されます。［□　名］と［□　姓］にチェックを付け、［□　名前］のチェックをはずし、［完了］ボタンをクリックします。
※それ以外の項目は必要に応じてチェックの付けはずしを行なってください。
(図7)
アドレス帳がエクスポートされます。エクスポートが完了するまで、しばらくお待ちください。
※「Windows Live メール」のアドレス帳内でフォルダーを作成して保存していた場合は、すべて展開された状態でエクスポートされます。
(図8)
アドレス帳のエクスポートが完了したら、「Windows Live メール」は右上の［×］ボタンをクリックして閉じます。
エクスポートしたアドレス帳のデータファイルが保存されている場所を開きます。
※ここでは例としてタスクバーの［エクスプローラー］→［ドキュメント］の順にクリックします。
アドレス帳のデータファイルをマウスの右ボタンでクリックします。
(図9)
表示されるメニューの［プログラムから開く(H)...］をクリックします。
(図10)
「ファイルを開くプログラムの選択」画面が表示されます。“ほかのプログラム”の［▼］をクリックします。
(図11)
［メモ帳］を選択し、［□　この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う(A)］のチェックをはずし、［OK］ボタンをクリックします。
(図12)
アドレス帳のデータが「メモ帳」で開かれます。メニューバーの［ファイル(F)］→［名前を付けて保存(A)...］をクリックします。
(図13)
「名前を付けて保存」画面が表示されます。“文字コード(E)：”の［UTF-8　▼］をクリックし、表示されるメニューの［ANSI］をクリックします。
(図14)
“文字コード(E)：”が［ANSI］に設定されていることを確認し、［保存(S)］ボタンをクリックします。
(図15)
“(エクスポートしたアドレス帳のデータファイル名).csvは既に存在します。上書きしますか？”メッセージ画面が表示されます。［はい(Y)］ボタンをクリックします。
(図16)
「メモ帳」や「エクスプローラー」画面は、右上の［×］ボタンをクリックして閉じます。
次に「Microsoft Outlook 2010」を起動し、アドレス帳をインポートします。タスクバーの［スタート］ボタン→［すべてのプログラム］→［Microsoft Office］→［Microsoft Outlook 2010］の順にクリックします。
※Windows 8.1の場合は、以下のリンクを参照し、すべてのアプリの一覧から起動してください。
［014726：すべてのアプリを表示する方法(アプリビュー)＜Windows 8.1＞］
「Microsoft Outlook」が起動します。左上の「ファイル」タブをクリックします。
(図17)
「ファイル」画面が表示されます。［開く］をクリックします。
(図18)
「開く」画面が表示されます。［インポート］をクリックします。
(図19)
「インポート/エクスポートウィザード」画面が表示されます。“実行する処理を選択してください(C)：”から［他のプログラムまたはファイルからのインポート］を選択し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
(図20)
「ファイルのインポート」画面が表示されます。“インポートするファイルの種類を選択してください(S)：”から［テキストファイル(Windows、カンマ区切り)］を選択し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
(図21)
“インポートするファイル(F)：”の［参照(R)...］ボタンをクリックします。
(図22)
「参照」画面が表示されます。エクスポートしたアドレス帳のデータが保存されている場所を開き、アドレス帳のデータファイルを選択して、［OK］ボタンをクリックします。
(図23)
「ファイルのインポート」画面に戻ります。“インポートするファイル(F)：”欄に指定したアドレス帳のデータファイルのパスが入力されていることを確認し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
(図24)
“インポート先のフォルダー(S)：”から［連絡先］を選択し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
※［連絡先］が表示されていない場合は、スクロールしてください。
(図25)
“以下の処理を実行します”メッセージ画面が表示されます。［完了］ボタンをクリックします。
(図26)
アドレス帳のデータが連絡先にインポートされます。完了するまで、しばらくお待ちください。
(図27)
「Microsoft Outlook」画面に戻ります。画面上部の「ホーム」タブをクリックします。
(図28)
「ホーム」リボンが表示されます。［アドレス帳］をクリックします。
(図29)
「アドレス帳：連絡先」画面が表示されます。アドレス帳が移行されていることを確認してください。
(図30)

「Windows Live メール 2012」から「Microsoft Outlook 2010」にアドレス帳を移行する操作は以上です。

以上