回答・対処方法

はじめに

「Windows Live メール 2012」(Windows Essentials 2012スイート)のサポートは2017年1月10日に終了します。サポート終了後は、マイクロソフト社のホームページからダウンロードすることができなくなります。「Windows Live メール 2012」が何らかのトラブルで正常に動作しなくなった場合や、PCをリカバリーしなければならなくなった場合、「Windows Live メール 2012」を再インストールすることができなくなるため、大切なメールデータやアドレス帳をバックアップしても復元することができなくなります。

「Windows Live メール 2012」のメールデータを「Microsoft Outlook」に移行し、今後は「Microsoft Outlook」を使ってメールのやりとりをすることをおすすめします。

ここでは、「Windows Live メール 2012」から「Microsoft Outlook」にメールデータを移行する方法について説明します。

※「Microsoft Office」のサポート窓口は、マイクロソフト社になります。

※上記対応機種ご購入時、「Windows Live メール 2012」(Windows Essentials 2012スイート)はプレインストールされておりません。

※「Microsoft Office Premium プラス Office 365 サービス」搭載モデルをお使いの場合は、［017902：「Windows Live(R)メール 2012」から「Microsoft(R)Office Premium プラス Office 365(TM)サービス」の「Microsoft(R)Outlook(R)2013/2016」にメールデータを移行する方法］を参照してください。

操作手順

本操作を行なう前の確認事項

• 電子メールアカウントデータは移行することができません。本操作完了後、「Microsoft Outlook」上で設定してください。
  
  
• 「Windows Live メール 2012」のメールデータを移行するには「Microsoft Outlook」(32ビット)がインストールされている必要があります。お使いのPCにインストールされている「Microsoft Outlook」のビット数を確認してください。
  ［017891：「Microsoft(R)Office 2010」64ビット版と32ビット版のどちらがインストールされているか確認する方法］
  ［017893：「Microsoft(R)Office 2013」64ビット版と32ビット版のどちらがインストールされているか確認する方法］
  
  
• お使いのPCに「Microsoft Outlook」(64ビット)がインストールされている場合は、あらかじめ「Microsoft Outlook」(32ビット)に変更してください。
  ［017892：「Microsoft(R)Office 2010」64ビット版から32ビット版に変更する方法］
  ［017894：「Microsoft(R)Office 2013」64ビット版から32ビット版に変更する方法］
  
  
• 「Microsoft Office」の初期セットアップが完了していることを前提としています。初期セットアップが完了していない場合は、セットアップしてください。
  ［010960：「Microsoft(R)Office 2010」初回起動時のプロダクトキーの入力とライセンス認証の方法］
  ［014047：「Microsoft(R)Office 2013」インストールとプロダクトキーの入力方法］
  
  

メールデータの移行操作

※ここでは、Windows 7PCで「Windows Live メール 2012」のメールデータを「Microsoft Outlook 2010」(32ビット)に移行する操作で説明します。その他のOSまたは「Microsoft Outlook」バージョンの場合は、若干異なりますが同様の操作を行なうことができます。

1. まずは「Microsoft Outlook」を起動します。タスクバーの［スタート］ボタン→［すべてのプログラム］→［Microsoft Office］→［Microsoft Outlook 2010］の順にクリックします。
   ※Windows 8.1PCをお使いの場合は、以下のリンクを参照し、すべてのアプリの一覧から起動してください。
   ［014726：すべてのアプリを表示する方法(アプリビュー)＜Windows 8.1＞］
   
   
2. 「Microsoft Outlook 2010 スタートアップ」画面が表示されます。［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
   (図1)
   
   
3. 「アカウントの設定」画面が表示されます。ここでは、電子メールアカウントの設定を行なわないので［◎　いいえ(O)］を選択し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
   (図2)
   
   
4. 「設定の中止」画面が表示されます。［□　電子メールを設定しないままで続ける(C)］にチェックを付け、［完了］ボタンをクリックします。
   (図3)
   
   
5. “Outlookは通常使う電子メール、予定表、連絡先のプログラムとして設定されていません。通常使うプログラムとして設定しますか？”メッセージ画面が表示します。今後「Microsoft Outlook」を通常使う電子メールのプログラムとして使用するので［□　Microsoft Outlookの起動時に常に確認する(A)］のチェックをはずして、［はい(Y)］ボタンをクリックします。
   (図4)
   
   
6. 「Microsoft Outlook」が起動します。起動したままの状態で次の操作に進みます。
   (図5)
   
   
7. 次に「Windows Live メール 2012」を起動します。タスクバーの［スタート］ボタン→［すべてのプログラム］→［Windows Live メール］の順にクリックします。
   ※Windows 8.1PCをお使いの場合は、以下のリンクを参照し、すべてのアプリの一覧から起動してください。
   ［014726：すべてのアプリを表示する方法(アプリビュー)＜Windows 8.1＞］
   
   
8. “Windows Live メールを通常使用する電子メールプログラムとして設定しますか？”メッセージ画面が表示します。［□　Windows Live メールの起動時にこの設定を確認する(C)］のチェックをはずし、［いいえ(N)］ボタンをクリックします。
   (図6)
   
   
9. 左上の「Windows Live メール」タブをクリックします。
   (図7)
   
   
10. メニューが表示されます。［電子メールのエクスポート(E)］→［電子メールメッセージ(M)］をクリックします。
    (図8)
    
    
11. 「Windows Live メールエクスポート　プログラムの選択」画面が表示されます。“電子メールをエクスポートする形式を選択してください(S)”から［Microsoft Exchange］を選択し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
    (図9)
    
    
12. “メッセージをWindows Live メールからMicrosoft OutlookまたはMicrosoft Exchangeにエクスポートします。”メッセージ画面が表示されます。［OK］ボタンをクリックします。
    (図10)
    
    
13. 「メッセージのエクスポート」“Windows Live メールからエクスポートするメールフォルダーを選択してください。”メッセージ画面が表示されます。“フォルダー”から［◎　すべてのフォルダー(A)］を選択し、［OK］ボタンをクリックします。
    (図11)
    
    
14. 「Windows Live メールエクスポート　エクスポートの完了」画面が表示されます。［完了］ボタンをクリックします。
    (図12)
    
    
15. 「Windows Live メール」から「Microsoft Outlook」にメールデータを移行する操作は以上です。手順6で起動したままにしておいた「Microsoft Outlook」を表示し、メールデータが移行されていることを確認してください。
    (図13)
    
    

操作は以上です。

引き続き、アドレス帳も「Windows Live メール 2012」から「Microsoft Outlook」に移行したい場合は、以下のリンクを参照して操作を行なってください。
［017896：「Windows Live(R)メール 2012」から「Microsoft(R)Outlook(R)2010」にアドレス帳を移行する方法］
［017897：「Windows Live(R)メール 2012」から「Microsoft(R)Outlook(R)2013」にアドレス帳を移行する方法］

以上