情報番号:014059 【更新日:2013.03.19】
SSDからパソコンを購入時の状態に戻す方法<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>
対応機種 | |
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対象OS | Windows 8.1,Windows(R)8 |
カテゴリ | リカバリー、パソコンを購入時の状態に戻す |
回答・対処方法
はじめに
【Windows 8.1へアップデートして使用されている方へ】 本情報は、Windows 8プレインストール時の操作手順となります。 Windows 8.1へアップデート後も同様の操作を行なうことができますが、若干手順が異なる場合があります。 Windows 8.1の一般的な操作手順については、<Windows 8.1 FAQ情報>を参考ください。 また、以下の情報も合わせて参照ください。 [014903:Windows 8.1アップデート後、ハードディスクリカバリーを行なうと”PCを初期状態に戻すことができません。必要なドライブパーティションが見つかりません。”とメッセージが表示されリカバリーできない] |
パソコンを初期状態に戻す(リカバリー)とは、お客様が作成したデータや、購入後にインストールしたアプリケーション、現在の設定などをすべて削除し、もう一度ご購入時の状態に復元する作業です。SSD内に保存されているデータ(文書ファイル、画像・映像ファイル、メールやアプリケーションなど)はすべて消去され、設定した内容(インターネットやメールの設定、Windowsパスワードなど)も購入時の状態に戻る、つまり何も設定していない状態になります。
一度リカバリーを始めると、途中で中止したり、パソコンの電源を切ることができません。
リカバリーには時間がかかりますので、時間の余裕をもって行なってください。
次のような場合で、どうしても改善する方法がないときにリカバリーをしてください。
- パソコンの動作が非常に遅くなった。
- 周辺機器が使えなくなった。
- SSDにあるシステムファイルを削除してしまった。
- コンピューターウイルスやスパイウェアなどに感染し、駆除できない。*1
- パソコンの調子がおかしく、いろいろ試したが解消できない。
- dynabook あんしんサポートに相談した結果、「リカバリーが必要」と診断された。
*1 ウイルスチェックソフトが正常に起動できない場合など、状況によってはウイルスチェックができない場合があります。
リカバリーには次の方法があります。
- SSDからリカバリーをする
- リカバリーメディア(USBフラッシュメモリ、DVD)からリカバリーをする
通常はSSDからリカバリーをしてください。
※リカバリーメディアからリカバリーする方法については、<関連情報>を参照してください。
ここでは、SSDからパソコンを購入時の状態に戻す方法を説明します。
【お願い】
- 市販のソフトウェアを使用してパーティションの構成を変更すると、リカバリーができなくなることがあります。
<メモ>
- リカバリーは、ユーザー権限にかかわらず、誰でも実行できます。誤ってほかの人にリカバリーを実行されないよう、ユーザーパスワードを設定しておくことをおすすめします。
※ユーザーパスワードについては、「パソコンで見るマニュアル」の「活用編 2章-1-2 ユーザーパスワード」を参照してください。
パソコンを初期状態に戻す前にしておくこと
リカバリーを始める前に、次の準備と確認を行なってください。
■ほかのトラブル解消方法を探す
パソコンの調子がおかしいと思ったときは、取扱説明書「dynabookガイド」の「5章-1 トラブルを解消するまでの流れ」、「5章-2 Q&A集」を確認してください。いろいろな解消方法を紹介しています。
それでも解消できないときに、リカバリーをしてください。
■準備するもの
- 取扱説明書「dynabookガイド」
- 取扱説明書「dynabookガイド」巻末のリカバリーチェックシートをコピーしたもの
■必要なデータのバックアップをとる
リカバリーをすると、購入後に作成したデータやインストールしたアプリケーションなど、SSDに保存していた内容は削除されて、設定が初期化されます。
次のようなデータは削除されますので、可能な場合は、記録メディア(CD/DVDやUSBフラッシュメモリなど)にバックアップをとってください。
- [ドキュメント](または[マイドキュメント])、[ピクチャー](または[マイピクチャー])などのデータ
- 購入後にデスクトップに保存したデータ
- Microsoft Internet Explorerの[お気に入り]のデータ
- メール送受信データ
- メールアドレス帳
- プレインストールされているアプリケーションのデータやファイル
- 購入後にインストールしたアプリケーションのデータ
- 購入後に作成したフォルダーとファイル
また、リカバリー後も現在と同じ設定でパソコンを使いたい場合は、現在の設定を控えておいてください。
ただし、SSDをフォーマットしたり、システムファイルを削除した場合は、バックアップをとることができません。また、リカバリーを行なっても、SSDに保存されていたデータは復元できません。
※記録メディアにバックアップをとる方法については、[013788:パソコン本体に保存したデータを他の記録メディアにバックアップ(コピー)したい<Windows(R)8>]を参照してください。
■システムが起動しない場合
「東芝ファイルレスキュー」を使って、データのバックアップができる場合があります。
※「東芝ファイルレスキュー」については、[013863:「東芝ファイルレスキュー」について<Windows(R)8>]を参照してください。
■アプリケーションのセットアップ用記録メディアを確認する
購入後に追加でインストールしたアプリケーション、プリンターなどの周辺機器のドライバーは、リカバリー後に再度インストールする必要があります。これらをインストールするための記録メディア(CDなど)が、お手元にあることを確認してください。
また、アプリケーションによっては、ID番号などが必要です。あらかじめ確認してください。
■各種設定を確認する
インターネットやLANの設定、Windowsサインイン時のアカウント名などの設定項目を、メモなどに控えておいてください。ウイルスチェックソフトなど、有料で購入した認証キーなどがセットアップ時に必要なアプリケーションは、それらの番号を控えておいてください。確認方法は各アプリケーションのヘルプやお問い合わせ先にご確認ください。
■無線通信機能がONであるか確認する
無線通信機能がONであることを確認してください。
ONになっていない場合は、[FN]キーを押しながら[F8]キーを押して、[機内モードオフ]にしてください。
■周辺機器を取りはずす
プリンター、マウスなどの周辺機器やLANケーブルは取りはずしてください。このとき、パソコン本体の電源を切ってから行なってください。
メモ
※記録メディアをセットしていない状態で実行してください。セットされていると、エラーになる場合があります。
※[キャンセル]ボタンが無い画面で操作を中断したい場合は、「オプションの選択」画面が表示されるまで、ボタンをクリックし、[PCの電源を切る]をクリックしてください。
ボタンが表示されていない場合は、[キャンセル]ボタンが表示されるまで操作を進めてから[キャンセル]ボタンをクリックしてください。
操作手順
- 電源コードとACアダプターを接続します。
- パソコンを起動します。
- [SHIFT]キーを押しながら[シャットダウン]をクリックして電源を切ります。
[シャットダウン]をクリックするまでの手順については、[013608:パソコンの電源を切る(シャットダウンする)方法<Windows(R)8>]を参照してください。
(図1)
- 電源スイッチを押し、すぐにキーボードの[0](ゼロ)キー(かな入力の[わ]キー)を数回押します。
※テンキーの[0](ゼロ)キーを使用しないでください。
※各種パスワードを設定している場合は、パスワードの入力をうながすメッセージが表示されます。パスワードを入力して[ENTER]キーを押してください。
- 「オプションの選択」画面が表示されます。[トラブルシューティング]をクリックします。
(図2)
- 「トラブルシューティング」画面が表示されます。[PCを初期状態に戻す]をクリックします。
(図3)
- 「PCを初期状態に戻す」画面が表示されます。[次へ]ボタンをクリックします。
(図4)
- ”ファイルの削除だけでなく、ドライブを完全にクリーンアップしますか?・・・”メッセージ画面が表示されます。[ファイルの削除のみ行う]をクリックします。
※[ドライブを完全にクリーンアップする]を選択してもリカバリーは行なえますが、5時間程度かかる場合があります。また、SSD内のデータもすべて消去されます。このため、通常は[ファイルの削除のみ行う]を選択することをおすすめします。
(図5)
- ”すべて準備できました”メッセージ画面が表示されます。[初期状態に戻す]ボタンをクリックします。
(図6)
- 画面下部に”PCを初期状態に戻しています”と表示され、進行状況がパーセントで表示されます。この間、何も操作する必要はありません。そのまましばらくお待ちください。
※この間は絶対に電源を切らないでください。
(図7)
- Windowsのセットアップを行ないます。
Windowsのセットアップについては、取扱説明書「dynabookガイド」の「1章-4-1-4 Windowsのセットアップ」を参照してください。
SSDからパソコンを購入時の状態に戻す方法は以上です。
パソコンを初期状態に戻したあとは
購入後に変更した設定がある場合は、Windowsのセットアップ後に、もう一度設定をやり直してください。また、周辺機器の接続、購入後に追加したアプリケーションのインストールも、Windowsのセットアップ後に行なってください。
その他必要に応じて、インターネットやメールの再設定、ウイルスチェックソフトの設定や更新などが必要です。
<メモ>
- Office搭載モデルの場合、リカバリー後、Office製品の初回起動時にプロダクトキーの入力とライセンス認証が必要になります。
※操作方法については、[010960:「Microsoft(R)Office 2010」初回起動時のプロダクトキーの入力とライセンス認証の方法]を参照してください。
- 一部のアプリケーションは、リカバリー後に再インストールをする必要があります。
※プレインストールされているアプリケーションについては、[013958:プレインストールされているアプリケーションの一覧<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>]を参照してください。
関連情報
- リカバリーメディアからリカバリーする方法
リカバリーメディアからのリカバリーは、SSDのリカバリーツール(システムを復元させるためのもの)を消してしまったり、SSDからリカバリーができなかった場合などに行なうことをおすすめします。
※リカバリーメディアからリカバリーすると、パーティションは購入時の状態に強制的に戻り、Cドライブ以外のデータも全て削除されます。
[014056:リカバリーメディア(USBフラッシュメモリ)からパソコンを購入時の状態に戻す方法<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>]
[014058:リカバリーメディア(DVD)からパソコンを購入時の状態に戻す方法<dynabook R732/**G、W**Gシリーズ>]
以上