dynabook.com > サポート > よくあるご質問(FAQ検索) > パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意<Windows 7、Windows Vista、Windows XP>

情報番号:002057  【更新日:2003.09.09

パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意<Windows 7、Windows Vista、Windows XP>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7, Windows Vista(R), Windows(R)XP
カテゴリ リカバリー、ハードディスクのデータ消去

回答・対処方法

内容と対応

最近パソコンは、オフィスや家庭などでいろいろな用途に使われるようになってきております。
これらのパソコンの中に入っている “ハードディスク” という記憶装置には、お客様の重要なデータが記録されています。
したがって、パソコンを譲渡あるいは廃棄するときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。
ところが、このハードディスクに書き込まれたデータを消去するのは、それほど簡単ではありません。

「データを消去する」という場合、一般的に

  • データを「ごみ箱」に捨てる
  • 「削除」操作を行なう
  • 「ごみ箱を空にする」コマンドを使って消す
  • ソフトで初期化(フォーマット)する
  • 再セットアップ(リカバリ)を行ない、購入時の状態に戻す

などの作業をしますが、これらの作業では、ハードディスク上に記録されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際はデータが見えなくなっているだけです。

つまり、一見消去されたように見えますが、WindowsなどのOSのもとで、それらのデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、実際のデータは、まだ残っているのです。

したがって、特殊なデータ回復のためのソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読みとることが可能な場合があります。

このため、悪意のある人により、このパソコンのハードディスク内の重要なデータが読みとられ、予期しない用途に利用される恐れがあります。

お客様が廃棄・譲渡などを行なう際に、ハードディスク内の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記憶された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用のソフトウェアあるいはサービス(ともに有償)を利用するか、ハードディスク上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊して読めなくすることをお勧めします。

なお、ハードディスク上のソフトウェア(OS、アプリケーションソフトなど)を削除することなくパソコンを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、十分な確認を行なう必要があります。

本製品では、パソコン上のデータをすべて消去することができます。以下のリンクをご参照ください。
※一部の機種では、以下の機能を持ち合わせておりません。
[003029:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<EQUIUM>]
[003030:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<ハードディスクリカバリ機種限定(その1)>]
[005226:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<ハードディスクリカバリ機種限定(その2)>]
[006456:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<ハードディスクリカバリ機種限定(その3)>]
[003031:ハードディスクの内容をすべて消去する方法<リカバリCD/DVD使用機種限定>]

この機能は、WindowsなどのOSによるデータ消去や初期化とは違い、ハードディスクの全領域にデータを上書きするため、データが復元されにくくなります。
ただし、本機能を使用してデータを消去した場合でも、特殊な装置の使用によりデータを復元される可能性はゼロではありません。あらかじめご了承ください。

データ消去については、次のホームページも参照してください。
https://dynabook.com/pc/eco/haiki.htm

以上