回答・対処方法

はじめに

Windows 7の「システムの復元」では、コンピューターに問題が発生したときに、正常に動作していたときの復元ポイントを使用することで、システムファイルと設定を前の状態に戻すことができます。
また、システムの復元を実行すると、処理を続行する前に復元ポイントが作成されるので、問題が解決できなかった場合はシステムの復元を取り消して、元の状態に戻すことができます。
ここでは、システムの復元を取り消す方法について説明します。

【注意】

• システムの復元は個人用のファイルやフォルダーのバックアップを目的としていないため、削除または破損した個人用のファイルやフォルダーを復元することはできません。
• コンピューターがセーフモードのときや「コンピューターの修復」を使用してシステムの復元を実行した場合は、システムの復元を取り消すことはできません。ただし、システムの復元を再実行し、別の復元ポイントが存在する場合はそれを選択することができます。

操作手順

※「管理者」のユーザーアカウントでログオンする必要があります。

1. ［スタート］ボタン→［すべてのプログラム］→［アクセサリ］→［システムツール］→［システムの復元］をクリックします。
2. ”システムファイルと設定を復元します。”画面が表示されます。［◎　システムの復元の取り消し(U)］をクリックして選択し、［次へ(N)＞］ボタンをクリックします。
   (図1)
   
   
3. ”復元ポイントの確認”画面が表示されます。［完了］ボタンをクリックします。
   (図2)
   
   
4. ”いったんシステムの復元を開始したら、中断することはできません。続行しますか？”メッセージ画面が表示されます。［はい］ボタンをクリックすると復元の取り消しを開始します。
   (図3)
   
   
5. ”システムの復元の準備をしています．．．”メッセージ画面が表示されます。処理が終わるまでお待ちください。
   (図4)
   
   
6. 自動的にWindowsを再起動します。
7. ”システムの復元は正常に完了しました。・・・”メッセージ画面が表示されます。［閉じる］ボタンをクリックします。
   (図5)
   
   以上でシステムの復元の取り消しは終了です。
   
   

関連情報

• ｢システムの復元｣を実行して、コンピューターを以前の状態に復元する方法は、以下のリンクを参照してください。
  ［010409：「システムの復元」コンピューターを以前の状態に復元する方法＜Windows(R)7＞］
  
  
• 復元ポイントを手動で作成する方法は、以下のリンクを参照してください。
  ［010408：「システムの復元」復元ポイントを手動で作成する方法＜Windows(R)7＞］
  
  
• 「システムの復元」を有効/無効にする方法は、以下のリンクを参照してください。
  ［010411：「システムの復元」の有効/無効を切り替える方法＜Windows(R)7＞］
  
  
• 何らかの不具合でWindowsが起動できない場合に、「システムの復元」を起動する方法については、以下のリンクを参照してください。
  ［010413：「セーフモードとコマンドプロンプト」を使用して「システムの復元」を起動する方法＜Windows(R)7＞］
  ［010414：「コンピューターの修復」を使用して「システムの復元」を起動する方法＜Windows(R)7＞］
  
  

以上