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情報番号:018758  【更新日:2020.11.05

USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法<dynabook K1、K50、KZシリーズ>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows 10
カテゴリ リカバリー、リカバリーメディアの作成

回答・対処方法

はじめに

本製品にトラブルが発生したときに本製品を初期状態(Windows環境を初期化*1して、アプリケーション等をご購入時に近い状態)へ戻すことを「リカバリー」といいます。

本製品の内蔵フラッシュメモリには、システムを初期状態にするためのリカバリーツールが搭載されています。しかし、トラブルの原因によっては肝心のリカバリーツールが起動できないおそれもあります。

このような場合に備え、あらかじめリカバリーツールをUSBフラッシュメモリにコピーしておくこと(リカバリーメディアの作成)をおすすめします。内蔵フラッシュメモリからリカバリーができない場合でもリカバリーメディアからリカバリーができます。

*1:リカバリーをするタイミングにより、Windowsのバージョンアップや更新プログラムが適用された状態で初期化されます。ご購入時に近い状態でリカバリーを行なえるようにするにはセットアップ直後にリカバリーメディアを作成することをおすすめします。

作成したリカバリーメディアは大切に保管してください。

ここでは、USBフラッシュメモリでリカバリーメディアを作成する方法を説明します。

<メモ>
リカバリーメディアを作成しておらず、内蔵フラッシュメモリからもリカバリーが行なえない場合は、修理が必要になることがあります。
dynabook あんしんサポート(修理)に相談してください。

【リカバリーを行なうと】

本製品をリカバリーすると、内蔵フラッシュメモリ内に保存しているデータや設定(文書ファイル、画像・映像ファイル、メールやアプリケーション、インターネットやメールの設定、Windowsパスワードなど)はすべて消去されます。

また、データのバックアップについては、普段から定期的に行なっておくことをおすすめします。
※バックアップについては、[016915:パソコン本体に保存したデータを他の記録メディアにバックアップ(コピー)したい<Windows 10>]を参照してください。

準備するもの

リカバリーメディアを作成するときに、以下のものを準備してください。

  • USBフラッシュメモリ
  • キーボードドック

USBフラッシュメモリで、リカバリーメディアを作成します。USBフラッシュメモリの内容はすべて削除されますので、何もデータが書き込まれていないものを用意してください。

リカバリーメディアの作成に最低限必要な容量は、リカバリーメディアを作成する手順の途中で画面に表示されます(手順12参照)。表示される容量より大きい容量のUSBフラッシュメモリを用意してください。

【お願い リカバリーメディアの作成にあたって】

  • リカバリーメディアを作成するときは、ほかのアプリケーションソフトをすべて終了させてから、行なってください。

USBフラッシュメモリに書き込みを行なうときは、次の説明をよく読んでから行なってください。

守らずに使用すると、書き込みに失敗するおそれがあります。また、振動や衝撃などの本体異常や、メディアの状態などによっては処理が正常に行なえず、書き込みに失敗することがあります。

  • すべてのUSB対応機器の動作を保証するものではありません。

  • 書き込みに失敗したメディアの損害については、当社はいっさいその責任を負いません。また、記憶内容の変化・消失など、メディアに保存した内容の損害および内容の損失・消失により生じる経済的損害といった派生的損害については、当社はいっさいその責任を負いませんので、あらかじめご了承ください。

  • 書き込みを行なうときは、本製品の省電力機能が働かないようにしてください。電源OFF/スリープ/休止状態/再起動を実行しないでください。

  • 次に示すような、ライティングソフトウェア以外のソフトウェアは終了させてください。
    ・スクリーンセーバー
    ・ウイルスチェックソフト
    ・ディスクのアクセスを高速化する常駐型ユーティリティ
    ・音楽や映像の再生アプリケーション
    ・LANなどの通信アプリケーション など
    ソフトウェアによっては、動作の不安定やデータの破損の原因となります。

  • ウィンドウを開く、ユーザーを切り替える、画面の解像度や色数の変更など、本製品の操作を行なわないでください。
  • 本製品に衝撃や振動を与えないでください。
  • 書き込み中は、周辺機器の取り付け/取りはずしを行なわないでください。
  • 本製品から携帯電話、およびほかの無線通信装置を離してください。

操作手順

※あらかじめキーボードドックを接続してください。

※本操作を行なうには、管理者アカウントでサインインする必要があります。

※本手順は、Windows 10 November 2019 Update(Windows 10 バージョン 1909)を元に作成しています。バージョンが異なると若干手順や画面が異なる場合があります。ご了承ください。お使いのPCのWindows 10バージョンを確認するには、[017041:Windowsのバージョンとビルド番号を確認する方法<Windows 10>]を参照してください。

  1. 電源コードとACアダプターを接続します。
  2. タスクバーの[スタート]ボタンをクリックします。
    図1(図1)

  3. [スタート]メニューが表示されます。アプリの一覧をスクロールして、[W]カテゴリまで移動します。
    図2(図2)

  4. [Windows システムツール]をクリックします。
    図3(図3)

  5. [コントロールパネル]をクリックします。
    図4(図4)

  6. 「コントロールパネル」画面が表示されます。“表示方法:”の[カテゴリ]をクリックします。
    図5(図5)

  7. 表示方法メニューが表示されます。[大きいアイコン(L)]をクリックします。
    図6(図6)

  8. すべてのコントロールパネル項目が大きいアイコンで表示されます。[回復]をクリックします。
    ※[回復]が表示されない場合は、画面をスクロールしてください。
    図7(図7)

  9. 「回復」画面が表示されます。“高度な回復ツール”から[回復ドライブの作成]をクリックします。
    図8(図8)

  10. 「ユーザーアカウント制御 このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?回復メディア作成ツール」画面が表示されます。[はい]をクリックします。
  11. 「回復ドライブの作成」画面が表示されます。[□ システムファイルを回復ドライブにバックアップします。]にチェックが付いていることを確認し、[次へ(N)]をクリックします。
    図9(図9)

  12. しばらくすると、「USBフラッシュドライブの接続」画面が表示されます。画面に表示される容量以上のUSBフラッシュメモリが必要になります。キーボードドックのUSBコネクタにUSBフラッシュメモリを接続します。
    ※リカバリーメディアの作成に最低限必要な容量は、モデルや環境によって異なります。以下図は一例です。
    ※お手元に画面に表示される容量以上のUSBフラッシュメモリがない場合は、[キャンセル]をクリックして終了し、ご用意後に手順1から操作しなおしてください。
    図10(図10)

  13. 「USBフラッシュドライブの選択」画面が表示されます。[次へ]をクリックします。
    図11(図11)

  14. 「回復ドライブの作成」画面が表示されます。[作成]をクリックします。
    図12(図12)

  15. 「回復ドライブを作成中」画面が表示されます。USBフラッシュメモリの内容はすべて削除されます。作成が開始されると、画面に作成しているリカバリーメディアの進捗状況が表示されます。
    ※作成に要する時間は、モデルや環境によって異なります。参考値:約2~3時間程度
    ※作成を途中で中止する場合は、[キャンセル]をクリックしてください。
    図13(図13)

  16. 作成が完了すると「回復ドライブの準備ができました」画面が表示されます。[完了(F)]をクリックします。
    図14(図14)

操作は以上です。

作成したリカバリーメディアには、「リカバリーメディア」であることがわかるように目印をつけてください。

<補足>

上記操作で作成したリカバリーメディアのUSBフラッシュメモリ内部は以下のようなフォルダー構成になっています。

※ファイルやフォルダーの変更・削除を行なうと、リカバリーができなくなりますのでご注意ください。

図15(図15)

関連情報

以上