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情報番号:016915  【更新日:2024.11.26

パソコン本体に保存したデータを他の記録メディアにバックアップ(コピー)したい<Windows 10>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows 10
カテゴリ インターネット、メール、Microsoft Office、その他のプレインストールソフト、Word/Excel/Outlook、インターネット関連バックアップ、メール関連バックアップ、データのバックアップ

回答・対処方法

はじめに

保存したファイルやフォルダーを誤って削除してしまったり、パソコンのトラブルなどによってファイルが使えなくなってしまったときなどに備えて、大切なデータは常に内蔵のハードディスク以外の記録メディアにバックアップ(コピー)をとっておくことをおすすめします。

しかしバックアップとは何?一般的に何をバックアップすればよいの?記録メディアにどうやってバックアップするの?またWindowsが起動できない場合や自分でバックアップできない場合は、どうしたらいいの?このような疑問について一般的な方法をご紹介します。

バックアップとは?

バックアップとは、作成した文書ファイルやメールなど大切なデータを記録用のCD/DVDメディア、USBフラッシュメモリ、SDメモリカードなどの記録メディアにコピーしておくことをいいます。トラブルが発生した場合に備え、可能なものは定期的に複数の記憶媒体にバックアップをとっておくことをおすすめします。

図1(図1)

一般的にバックアップが必要なデータについて

ご使用の環境によってバックアップが必要なデータは異なりますが、一般的にバックアップをとることをおすすめするデータは、インターネットやメールのデータ、自分で作成したデータです。

バックアップ方法については、それぞれのリンクを参照してください。

※その他に必要なデータは、各アプリケーションのヘルプなどを参照してバックアップをとってください。

インターネット

インターネット情報には、お気に入り/クッキー/フィードがあります。

  • お気に入り
    お気に入りに追加した頻繁に利用するWebサイトのリンクデータのこと。

  • クッキー(Cookie)
    ログイン情報などを保存するために、Webサイトによってパソコンに格納されたデータのこと。

  • フィード
    ウェブログやニュースサイトなどの更新情報を含んだコンテンツデータのこと。

OS標準のブラウザーアプリ「Microsoft Edge」は、Microsoft アカウントを利用してインターネットのデータをクラウドでオンライン管理しています。お使いのパソコンをリカバリーした場合でも、リカバリー前に使用していたMicrosoft アカウントを追加してサインインするとインターネット情報が表示されます。

※Microsoft アカウントを利用していない場合は、「Microsoft Edge」のお気に入りをファイルにエクスポート/インポートしてください。
[018137:「Microsoft Edge」お気に入りをファイルにエクスポートする方法<Windows 10>]
[018138:「Microsoft Edge」お気に入りをファイルからインポートする方法<Windows 10>]

<インターネット接続の設定情報について>

インターネット接続の設定情報は、データのバックアップがとれません。インターネットプロバイダー契約時に送られてきた書類に記載されています。書類を紛失してしまった場合や書類を見ても設定情報がわからない場合は、契約しているインターネットプロバイダーにお問い合わせください。

インターネット接続に必要な設定情報は、以下の情報となります。

※インターネットプロバイダーによって項目名が異なる場合があります。また、必要な設定情報が異なります。

  • ユーザーID
  • パスワード
  • 電子メールアドレス
  • メールパスワード
  • プライマリDNSサーバー
  • セカンダリDNSサーバー
  • インターネットメールサーバー
  • ニュースサーバー
  • アクセスポイントの電話番号 など

メール

メール情報には、アカウント、送受信したメール、アドレス帳があります。

  • アカウント
    メール/ニュース/ディレクトリサービスアカウントに登録した各アカウント情報のデータのこと。

  • 送受信したメールのデータ
    [受信トレイ]や[送信トレイ]などに保存しているメールのデータのこと。

  • メールのアドレス帳
    メールを送信する際に、宛先やCCに入力するアドレス帳のデータのこと。

◆OS標準メールアプリ「メール」または「Outlook(new)」を使用している場合

「メール」または「Outlook(new)」アプリは、Microsoft アカウントを利用してメールや連絡先のデータをクラウドでオンライン管理しているため、他の記録メディアにバックアップすることができません。お使いのパソコンをリカバリーした場合でも、リカバリー前に使用していたMicrosoft アカウントを追加してサインインするとメールの送受信データやアドレス帳が表示されます。

※Microsoft アカウントを利用せず、インターネットプロバイダーから提供されたPOPアカウントを設定して利用している場合はバックアップが必要です。詳しくは、以下を参照ください。
[Windows メールまたは People からメールと連絡先をエクスポートし、新しい Outlook にインポートする](マイクロソフト社提供)

◆Office搭載モデルで「Microsoft Outlook」を使用している場合

以下のリンクを参照し、手動でバックアップしてください。(メールアカウントはバックアップすることができません。)

[017968:「Microsoft(R)Outlook(R)2013」メールデータとアドレス帳をバックアップする方法]
[017970:「Microsoft(R)Outlook(R)2016」メールデータとアドレス帳をバックアップする方法]
[018707:「Microsoft(R)Outlook(R)2019」メールデータとアドレス帳をバックアップする方法] ※Outlook 2021も同様の操作となります。

自分で作成したデータ

自分で作成したデータには、文書、画像、映像、音楽などのデータがあります。一般的には、文書データは[ドキュメント]フォルダー、画像データは[ピクチャ]フォルダー、映像は[ビデオ]フォルダー、音楽データは[ミュージック]フォルダーに保存されます。しかし、それぞれデータを保存するときに、保存先を任意の場所に変更することができるのでバックアップし忘れないように気をつけましょう。

一般的な記録メディアについて

一般的な記録メディアとして記録用のCD/DVDメディア、ブルーレイディスク、USBフラッシュメモリ、SDメモリカードがあります。それぞれの記録メディアには保存できる容量が異なるので、バックアップするデータの容量によって、使用する記録メディアを選び、あらかじめ用意してください。また、それぞれの記録メディアにデータをバックアップする方法については、それぞれのリンクを参照してください。
※お使いのモデルによって、使用できる記録メディアが異なります。

Windowsが起動できない場合について

Windowsが起動できなくなり、リカバリー(再セットアップ)をしなくてはならない場合などは、「dynabook ファイルレスキュー」を使って、データを救助(バックアップ)することができます。操作方法については、以下のリンクを参照してください。

[017070:「dynabook ファイルレスキュー」について<Windows 10>]

◆「dynabook ファイルレスキュー」も正常に動作しない、または「dynabook ファイルレスキュー」が搭載されていないモデルの場合

ハードディスクの故障などのトラブルが原因で自分でバックアップできない、バックアップの操作がうまくいかない、でもどうしても必要なデータが入っているのでバックアップをとりたいといった場合は、当社の「データ復旧サービス」窓口にご相談ください。このようなトラブルから、大切なデータを復旧させることが可能です。

自分で操作するのが不安という場合

FAQの手順を参照しても操作方法がわからない、自分で操作するのが不安なので手伝ってほしいといった場合は、当社「dynabook 有料サポートサービス」窓口にご相談ください。遠隔支援を利用して当サポートスタッフがデータバックアップの操作を代行で作業させていただきます。対応は有料となりますが、相談は無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

以上