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情報番号:010855  【更新日:2010.07.21

「Windows バックアップ」とは?

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7
カテゴリ Windowsの操作/設定、Windowsの便利な使いかた、Windowsソフトウェア、バックアップ、データのバックアップ

回答・対処方法

内容と対応

Windows 7の「Windowsバックアップ」は、万が一に備えてお客様の大切なデータまたはコンピューター全体の環境を定期的にバックアップすることができる機能です。

「Windowsバックアップ」は、以下の2通りのバックアップを行うことができます。

■ファイルバックアップ

特定のファイルやフォルダーを指定したスケジュールで定期的にバックアップし、誤って削除してしまったファイルやフォルダーを個々に復元することができます。

図1(図1)

<バックアップ>

あらかじめバックアップの保存先、バックアップの対象とするファイルやフォルダー、バックアップの頻度を設定します。このときに、まずバックアップが実行されます。その後、スケジュールに基づきバックアップが実行され、前回のバックアップとデータを比較し、変更または新規作成されたファイルやフォルダーのみバックアップに追加されていきます。

※バックアップの保存先ドライブがNTFSファイルシステムでフォーマットされており、空き容量も十分にある場合は、ファイルバックアップだけではなく、システムイメージもバックアップに含めることもできます。

詳しい設定方法については、[010847:「Windows バックアップ」特定のファイルやフォルダーを定期的にバックアップする方法<Windows(R)7>]を参照してください。

【お願い】

スケジュールされた時刻に、コンピューターが電源オフ、スリープ、または休止状態になっていた場合、その回のバックアップは省略されてしまいます。また、バックアップの保存先に指定している記録メディアをセットし忘れた場合、エラーメッセージが表示されバックアップは実行されません。スケジュールどおりに正しくバックアップするには、バックアップが実行される時間までに必ずコンピューターの電源をオンにし、記録メディアをセットし使用できる状態にしておいてください。

※ファイルバックアップの設定を行なった後に、保存先や対象とするファイルやフォルダー、頻度の設定を変更したい場合は、[010849:「Windows バックアップ」バックアップの設定を変更する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

※ファイルバックアップのスケジュールを一時的に止めたい場合は、[010851:「Windows バックアップ」スケジュール(自動バックアップ)を無効にする方法<Windows(R)7>]を参照してください。

※定期的にバックアップする以外に、必要なときに手動でバックアップを実行することもできます。詳しくは、[010848:「Windows バックアップ」特定のファイルやフォルダーを今すぐバックアップする方法<Windows(R)7>]を参照してください。

<復元>

ファイルやフォルダーを誤って削除してしまったり、ファイルが壊れて起動できなくなったりした場合に、ファイルバックアップから復元することができます。バックアップからの復元は、自分のファイルやフォルダーを個別に復元、またはバックアップしたすべてのユーザーのファイルやフォルダーを復元することができます。

詳しい設定方法については、[010850:「Windows バックアップ」バックアップからファイルやフォルダーを復元する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

※システムイメージバックアップから復元した環境、またはリカバリー後の環境にファイルバックアップのファイルやフォルダー(システムイメージバックアップ後に更新または新規作成したファイルやフォルダー)を復元する場合は、[010857 「Windows バックアップ」システムイメージバックアップから復元後にファイルバックアップからファイルを復元する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

■システムイメージバックアップ

ユーザーのプログラム、Windows、すべてのドライバーおよびレジストリ設定を含んだシステムイメージ(コンピューター全体)をバックアップし、ハードディスクドライブまたはコンピューターが動作しなくなったときに、システムイメージを使用してコンピューター全体を復元することができます。

図2(図2)

<バックアップ>

バックアップの保存先を指定して手動でシステムイメージをバックアップすることができます。詳しくは、[010852 「Windows バックアップ」システムイメージ(コンピューター全体)をバックアップする方法<Windows(R)7>]を参照してください。

※システムイメージバックアップ時にシステム修復ディスクを作成するように指示されます。このディスクは、システムイメージを復元するときに必要になる場合があります。書き込み可能なDVDを別途ご用意ください。システムイメージバックアップ時にDVDが用意できない場合は、この段階で作成しなくても後から手動で作成することができます。詳しくは、[010860 システム修復ディスクを作成する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

【お願い】

システムイメージをハードディスクドライブまたはUSBフラッシュメモリ上にバックアップする場合は、NTFSファイルシステムでフォーマットされている必要があります。また大容量のものをご用意ください。

<復元>

システムイメージから復元をする場合は、復元する項目を個別に選択することはできません。現在のプログラム、システム設定、およびファイルやフォルダーは、システムイメージの内容ですべて置き換えられます。

詳しい設定方法については、[010853 「Windows バックアップ」システムイメージ(コンピューター全体)を復元する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

※システムイメージバックアップ後に更新または新規作成したファイルやフォルダーは別途ファイルバックアップから復元する必要があります。詳しくは、[010857 「Windows バックアップ」システムイメージバックアップから復元後にファイルバックアップからファイルを復元する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

補足

「Windowsバックアップ」は、バックアップの場所に指定している記録メディア(書き込み可能なCD/DVD、USBフラッシュメモリ、外部ハードディスクドライブなど)の領域(使用領域、空き領域)を管理することができます。また、ディスクの空き領域を確保するために古くて不要となったデータファイルのバックアップを手動で削除したり、古いシステムイメージの保存方法を変更することができます。

詳しくは、[010854 「Windows バックアップ」バックアップディスク領域を管理する方法<Windows(R)7>]を参照してください。

以上