情報番号:004252 【更新日:2005.07.12】
パソコンを購入時の状態に戻す方法(再セットアップ方法)リカバリディスク編<dynabook AX/5シリーズ>
対応機種 | |
---|---|
対象OS | Windows(R)XP HomeEdition |
カテゴリ | CD/DVD/ブルーレイディスク、リカバリー、パソコンを購入時の状態に戻す |
回答・対処方法
はじめに
システムやアプリケーションをご購入時の状態にリカバリ(復元)することを、「再セットアップ」といいます。正常な状態でお使いいただくために必要なシステムファイルをハードディスクから削除してしまった場合や、電源を入れてもシステム(Windows)が起動しなくなったなどの場合に、再セットアップ方法として「システムの復元」を行ないます。再セットアップは、取扱説明書の「9章1 再セットアップとは」にも記載されております。
この情報では、作成したリカバリディスクを使用してパソコンを購入時の状態に戻す方法を説明します。
ハードディスク上のリカバリ領域からパソコンを購入時の状態に戻す場合は以下のリンクを参照してください。
[004253:パソコンを購入時の状態に戻す方法(再セットアップ方法)ハードディスクリカバリ編<dynabook AX/5シリーズ>]
また、リカバリディスクの作成に関しては以下のリンクを参照してください。
[004251:リカバリメディア作成ツールの使用方法<dynabook AX/5シリーズ>]
<再セットアップをする前に>
■トラブル解消方法を探す
パソコンの調子がおかしいと思ったときは、取扱説明書の「8章1 トラブルを解消するまで」をご参照に、解決への手引きを確認してください。いろいろな解決方法をご紹介しております。それでも解決できないときに再セットアップを行なってください。
■データのバックアップをとる
システムの復元をすると、ハードディスク内に保存されていたデータは、すべて消えてしまいます。
ご購入後に作成したファイルなど、必要なデータは、あらかじめ外部記憶メディアにバックアップをとって保存してください。また、インターネットやハードウェアなどの設定は、すべてご購入時の状態に戻ります。システムの復元後も現在と同じ設定でパソコンを使いたい場合は、現在の設定を控えておいてください。バックアップは、普段から定期的に行なっておくことを推奨します。
※メール(受信メール/送信メール/アドレス帳など)のバックアップにつきましては、本情報末尾の<関連情報>をご参照ください。
<はじめる前に>
【必要なもの】
・取扱説明書
【準備】
・必要なデータを保存(バックアップ)する。
システムを復元すると、ハードディスクの内容はすべて削除されます。必要なデータは、あらかじめバックアップをとって保存してください。
※ハードディスクをフォーマットしたりシステムファイルを削除してしまい電源を入れてもシステムが起動しない場合は、データのバックアップ作業を行なうことができません。システムの復元を行なっても、ハードディスクに保存されていたデータは復元できません。
・周辺機器をすべてはずす。
フロッピーディスクドライブやマウス、増設したハードディスクドライブやメモリなど、周辺機器を取りはずしてください。周辺機器の取りはずしについては、取扱説明書の「4章 周辺機器の接続」をご参照ください。
操作手順
- パソコン本体にACアダプタと電源コードを接続します。
- パソコンを起動し、ドライブに作成した「リカバリディスク」の「ディスク1」をセットします。
- パソコンの電源を切り、キーボードの[F12]キーを押しながら、パソコンの電源を入れてください。
- キーボードの[↑]または[↓]キーを押し[CD-ROMドライブ]を選択し[ENTER]キーを押します。
- 「初期インストールソフトウェアの復元」画面が表示されます。
(図1)
●“[1]ハードディスク全体を初期化する” を選択した場合
ご購入時の状態に復元する場合に選択してください。
a.よろしければ、キーボードの[1]キーを押してください。
b.「ハードディスクの内容は、すべて削除されます!」というメッセージが表示されますので、手順6へ進んでください。
●“[2]Cドライブのみ初期化する” を選択した場合
複数のパーティションを設定している状態で、現在のパーティション設定をそのまま使用したい場合に選択してください。
a.よろしければ、キーボードの[2]キーを押してください。
b.「ハードディスクの内容は、すべて削除されます!」というメッセージが表示されますので、手順6へ進んでください。
●“[3]リカバリツールのみ初期化する” を選択した場合
リカバリツールだけをパソコン購入時の状態に戻します。
a.よろしければ、キーボードの[3]キーを押してください。
b.「よろしいですか?」というメッセージが表示されますので、キーボードの[Y]キーを押してください。
c.”「初期インストールソフトウェアの復元」は完了しました。”と表示されますので、リカバリディスクを取り出して何かキーを押します。
●“[4]HDDリカバリ領域を消去する” を選択した場合
ハードディスク上の再セットアップ用のデータ領域(リカバリ領域)だけを削除します。
※リカバリディスクを作成していない場合に消去してしまうとリカバリが出来なくなります。
a.よろしければ、キーボードの[4]キーを押してください。
b.「HDDリカバリ領域の内容はすべて消去されます!本当によろしいですか?」というメッセージが表示されますので、キーボードの[Y]キーを押してください。
c.”「パソコン本体の電源スイッチで、電源を切ってください。」と表示されますので、[電源スイッチ]を押して電源を切ります。
- 作業を続行してもよろしければ、キーボードの[Y]キーを押してください。
※処理を中止する場合は、キーボードの[N]キーを押してください。 - 復元が実行されます。復元中は図2の画面が表示されます。復元の進行状況を示すグラフが100%まで伸びたあと、もう一度0%から始まります。グラフが2度目に100%に達すると完了です。
(図2)
- 復元が完了すると、”何かキーを押して、マシンを再起動してください。”画面が表示されます。リカバリディスクを取り出して、何かキーを押してください。システムが再起動します。
- Windowsのセットアップを行ないます。Windowsのセットアップは、取扱説明書の「1章2 Windowsのセットアップ」をご参照ください。
- Windowsのセットアップ終了後、「PC診断」画面が表示されます。画面右下の[次へ]ボタンをクリックします。
- 「ウィルス駆除ソフトのインストール」画面が表示されます。インストールする場合は、[◎ McAfee VirusScan/Personal Firewall Plus]か[◎ ウィルスバスター2005]いずれかを選択し[インストールする]ボタンをクリックします。インストールしない場合は[インストールしない]ボタンをクリックしてください。
- [再起動]ボタンをクリックします。
システムの復元は以上で完了です。
<補足>
・ご購入後に変更した設定がある場合は、Windowsのセットアップ後に、もう一度設定をやり直してください。周辺機器の接続は、取扱説明書の「4章 周辺機器の接続」をご参照ください。
関連情報
[001301:メールのバックアップ手順と復元手順<Microsoft(R)Outlook(R)Express 6>]
[001302:各アカウントのバックアップ手順と復元手順<Microsoft(R)Outlook(R)Express 6>]
[001303:アドレス帳のバックアップ手順と復元手順<Microsoft(R)Outlook(R)Express 6>]
[001304:「Microsoft(R)Internet Explorer 6」のデータのバックアップ手順と復元手順<Windows(R)XP>]
[001311:作成した外字のバックアップと復元方法<Windows(R)XP>]
[001620:ダイヤルアップ接続の設定を保存する方法<Windows(R)XP>]
以上