dynabook.com > サポート > よくあるご質問(FAQ検索) > 「東芝パスワードユーティリティ」スーパーバイザーパスワードを登録する方法<Qosmioシリーズ>

情報番号:012876  【更新日:2012.06.05

「東芝パスワードユーティリティ」スーパーバイザーパスワードを登録する方法<Qosmioシリーズ>

対応機器・対象OSとカテゴリ
対応機種
対象OS Windows(R)7
カテゴリ Windowsの操作/設定、アカウント設定、Windowsの起動と終了、セキュリティ情報、パスワード、その他のプレインストールソフト、dynabookユーティリティ

回答・対処方法

はじめに

本製品は、「東芝パスワードユーティリティ」を使用してWindows上からスーパーバイザーパスワードの設定をすることができます。

  • スーパーバイザーパスワードとは?
    BIOSセットアップや「東芝HWセットアップ」などのいくつかの設定に制限をかける機能です。パソコン本体の環境設定を管理する人が使用します。

スーパーバイザーパスワードを登録すると、スーパーバイザーパスワードを知らないユーザーは、BIOSセットアップや「東芝HWセットアップ」などの設定が変更できなくなります。また、ユーザーポリシー(複数のユーザーでパソコンを使用している場合に一般ユーザーの操作を制限する機能)を設定できます。

以下にスーパーバイザーパスワードを登録する方法について説明します。

【注意】

  • 先にユーザーパスワード(パソコンの電源を入れるときや休止状態から復帰するときに正しいパスワードを入力しなければ起動できなくする機能)が登録されている場合は、スーパーバイザーパスワードの登録はできません。スーパーバイザーパスワードとユーザーパスワードを両方登録する場合は、1度ユーザーパスワードを削除し、スーパーバイザーパスワードを登録してからもう1度ユーザーパスワードを登録してください。
    ユーザーパスワードを削除する方法については、[012875:「東芝パスワードユーティリティ」ユーザーパスワードを削除する方法<Qosmioシリーズ>]を参照してください。

  • パスワードを忘れてしまったときのために、必ずパスワードを控えてください。控えたパスワードは、他の人に見られないように大切に保管してください。

  • スーパーバイザーパスワード登録作業中にパスワードファイル(パスワードをメモの代わりにテキストとして書き出したファイルのこと)を作成することができます。パスワードを忘れてしまったときのためにパスワードファイルをリムーバブルメディア上に作成して、安全な場所に保管することを強く推奨します。

  • パスワードを忘れてしまった場合は、お近くの保守サービスにご相談ください。パスワードの解除を保守サービスに依頼する場合は、有償です。またそのとき、身分証明書(お客様自身を確認できるもの)の提示が必要となります。
    保守サービスについては、以下のリンクを参照してください。
    https://dynabook.com/assistpc/repair/index_j.htm

操作手順

  1. [スタート]ボタンスタート→[コンピューター]→[Cドライブ]→[Program Files (x86)]→[TOSHIBA]→[PasswordUtility]の順に開き、「TOSPU.exe」ファイルをダブルクリックして実行します。
    ※ご使用の環境により拡張子exeは表示されません。
    図1(図1)

  2. 「ユーザーアカウント制御」画面が表示されます。[はい(Y)]ボタンをクリックします。
  3. 「東芝パスワードユーティリティ」画面が表示されます。「スーパーバイザパスワード」タブをクリックします。
    図2(図2)

  4. ”スーパーバイザパスワード”項目の[登録]ボタンをクリックします。
    図3(図3)

  5. 「スーパーバイザパスワードの登録」画面が表示されます。”新しいパスワード”項目の”入力”欄にパスワードを入力してください。”確認入力”欄には、”入力”欄で入力したパスワードと同じパスワードを入力します。
    図4(図4)

    【注意:パスワードについて】
    ・パスワードは50文字以内で入力します。
    ・パスワードはアスタリスク(*)で表示されるので画面で確認できません。間違えないように気をつけて入力してください。
    ・パスワードを入力するときは、コード入力や貼り付けなどの操作を行なわず、キーボードの文字キーを押して直接入力してください。
    ・アルファベットの大文字と小文字は区別されません。
    ・パスワード登録時に警告メッセージが表示された場合は、登録しようとした文字列に使用できない文字が含まれています。この場合、もう1度別の文字列を入力し直してください。
    ・パスワードとして使用できる文字は次のとおりです。
    パスワードに使用できる文字/使用できない文字
    使用できる文字 アルファベット(半角) abcdefghijklmnopqrstuvwxyz
    数字(半角) 0123456789
    記号の一部
    (半角)
     ; (セミコロン)、: (コロン)、, (カンマ)、. (ピリオド)、 (スペース) など
    使用できない文字 ・全角文字(2バイト文字)

    ・日本語入力システムの起動が必要な文字
    例:漢字、カタカナ(全角/半角)、ひらがな、日本語入力システムが供給する記号 など

    ・記号の一部(半角)
    例:|(バーチカルライン)、\(エン) など

    ・他のキー([SHIFT]キーや[CAPSLOCK英数]キーなど)と同時に使用しないと入力できない文字

  6. [登録]ボタンをクリックします。
    図5(図5)

  7. ”スーパーバイザパスワードが登録されました。必要であれば、登録したパスワード文字列を、メモ代わりにテキストファイルに書き出すことができます。テキストファイルはリムーバブルメディア上に作成して、安全な場所に保管することを強く推奨します。・・・”メッセージ画面が表示されます。ここでは、[OK]ボタンをクリックしてパスワードファイルを作成することをお奨めします。
    ※パスワードファイルを保管しておけば、パスワードを忘れた場合、ほかのパソコンでパスワードを確認することができます。
    図6(図6)

  8. 「名前を付けて保存」画面が表示されます。”保存する場所(I)”項目から保存先を選択し、”ファイル名(N)”欄にパスワードファイルのファイル名を入力して[保存(S)]ボタンをクリックします。
    ここでは、例としてUSBフラッシュメモリ(リムーバブルディスク(F:))に保存します。
    ※パスワードファイルの保存先は、外部記憶メディア(USBメモリ、SDメモリカードなど)を推奨します。他の人に見られないように大切に保管してください。
    図7(図7)

  9. 「東芝パスワードユーティリティ」の「スーパーバイザパスワード」タブ画面に戻ります。[OK]ボタンをクリックします。
    図8(図8)

スーパーバイザーパスワードの登録作業は以上です。

再度「東芝パスワードユーティリティ」を起動し、”パスワードを入力してください。”メッセージ画面が表示されることを確認してください。また、登録したスーパーバイザーパスワードを入力して[確認]ボタンをクリックし、「東芝パスワードユーティリティ」画面を表示することができることを確認してください。

図9(図9)

※一般ユーザーの操作を制限するためのポリシー設定については、以下のリンクを参照してください。
ポリシー設定を行なうことでユーザーパスワード、「東芝HWセットアップ」、BIOSセットアップなどのいくつかの設定に制限をかけることができます。
[012877:「東芝パスワードユーティリティ」スーパーバイザーパスワードを使用して一般ユーザーの操作を制限する方法<Qosmiシリーズ>]

関連情報

以上