情報番号:018928 【更新日:2025.09.05】
Windows 11 初期セットアップ手順<Microsoft アカウントを新規作成する場合>
対応機種 | |
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対象OS | Windows 11 |
カテゴリ | Windowsの操作/設定 |
回答・対処方法
はじめに
ここでは、Microsoft アカウントをお持ちでない(新規作成する)場合のWindows 11 初期セットアップ手順について説明します。
お願い
- ネットワーク環境(有線LANまたは無線LAN)がない場合は、電源を入れないでください。Windows セットアップを最後まで完了することができません。
- 操作は時間をあけないでください。しばらくタッチパッドやキーボードを操作しないと、画面に表示される内容が見えなくなる場合があります。これは省電力機能が動作したためで、故障ではありません。もう一度表示するには、キーボードの[SHIFT]キーを押すか、タッチパッドをさわってください。[SHIFT]キーやタッチパッドでは復帰せず、Power LED が点滅または消灯している場合は、電源スイッチを押してください。
- Windows 初期セットアップは、約30~60分かかります。
操作手順
※以下は、2025年9月現在の手順となります。パソコンをネットワークに接続してマイクロソフト社が用意した更新プログラムをインターネットから検索、インストールするため、お使いのパソコンの環境や初期セットアップを実行する時期によって表示される画面や手順が異なる場合があります。ご了承ください。
- パソコンに電源コードとACアダプターを接続し、電源ボタンを押します。
- 「国または地域はこれでよろしいですか?」画面が表示されたら、[日本]が選択されているのを確認し、[はい]をクリックします。
(図1)
- 「これは正しいキーボードレイアウトまたは入力方式ですか?」画面が表示されたら、[Microsoft IME]が表示されているのを確認し、[はい]をクリックします。
(図2)
- 「2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?」画面が表示されたら、[スキップ]をクリックします。
(図3)
- 「ネットワークに接続しましょう」画面が表示されたら、ネットワークに接続します。
◆有線LANで接続する場合 (LANコネクタ搭載モデルのみ)
パソコンのLANコネクタにLANケーブルを接続していると、自動的にネットワークに接続します。【手順6】に進んでください。
◆無線LANで接続する場合 (無線LAN機能搭載モデルのみ)
無線LANの設定を行います。無線LANアクセスポイントのワイヤレスネットワーク名(SSID)やネットワークセキュリティキーは、『無線LAN アクセスポイントに付属している説明書』を参照してください。メーカーによっては、製品本体に貼ってあるラベルに記載されています。
<無線LANの設定方法>
5-1.「ネットワークに接続しましょう」画面でご利用の無線LANアクセスポイントのワイヤレスネットワーク名(SSID)をクリックし、[□ 自動的に接続]にチェックを付けて、[接続]をクリックします。
(図4)
5-2.“パスワードを入力してください”欄にネットワークセキュリティキーを入力し、[次へ]をクリックします。
※[次へ]が表示されない場合は、画面をスクロールしてください。
※ネットワークセキュリティキーは、ワイヤレスネットワークの通信情報を暗号化するときのキーです。キーを入力すると、1文字ごとに「●」で表示されます。入力欄の右側のアイコンをクリックすると、入力した内容を確認できます。
(図5)
5-3.“接続済み”になったことを確認し、[次へ]をクリックします。
(図6)
- 「更新プログラムをチェックしています」画面が表示されたら、しばらくお待ちください。
※パソコンをネットワークに接続すると、アップデートが自動的に開始され、セットアップに時間がかかることがあります。アップデート中に電源を切ると、Windowsが正常に起動しなくなる場合がありますので、注意してください。アップデートの確認後、パソコンが再起動されます。起動するまで、しばらくお持ちください。
(図7)
- 「ライセンス契約をご確認ください。」画面が表示されたら、ライセンス契約の内容を最後まで確認し、[同意]をクリックします。
(図8)
- 「デバイスに名前を付けましょう」画面が表示されたら、[今はスキップ]をクリックします。
※この設定は、セットアップ完了後に行えるので、ここではスキップします。
※デバイスの名前を設定したい場合は、他のデバイスから接続するときに簡単に認識できる一意の名前を付けてください。デバイス名は、数字だけにすることはできません。15文字以内で設定してください。ハイフン( - )、ダッシュ( ― および - )、アンダースコア( _ )以外のスペースや特殊文字は使用できません。“デバイスに名前を付ける”欄にデバイス名を入力して[次へ]をクリックした場合は、パソコンが再起動します。
(図9)
- 「Windowsの更新プログラムを確認しています」画面が表示される場合があります。更新作業に約30分~1時間程度かかる場合があります。パソコンの電源をオンにしたまま、更新が完了するまでお待ちください。
(図10)
- 「Microsoft エクスペリエンスのロックを解除する」画面が表示されたら、[サインイン]をクリックします。
(図11)
- 「Microsoft アカウントを追加しましょう」画面が表示されたら、“アカウントをお持ちでない場合、作成できます。”の[作成]をクリックします。
(図12)
- “アカウントの作成”の[新しいメールアドレスを取得]をクリックします。
(図13)
- “アカウントの作成”の“新しいメール”欄に、希望するユーザー名を入力します。
※ユーザー名で利用可能な文字は、半角英数字と「.(ピリオド)」、「-(ハイフン)」、「_(アンダーバー)」になります。
※“既に使用されています。”と表示された場合は、別のユーザー名を入力してください。
(図14)
- ドメイン名は、既定では[@outlook.jp]が指定されていますが、[▼]をクリックして、[@outlook.com]または[@hotmail.com]に変更することができます。
(図15)
- ユーザー名とドメイン名を指定したら、[次へ]をクリックします。
※ここで指定したユーザー名+ドメイン名がMicrosoft アカウントのメールアドレスになります。マイクロソフト社から、本人であることを確認するメールが届く場合があります。
(図16)
- “パスワードの作成”の“パスワードの作成”欄に、お客様のアカウントで使用するパスワードを入力して、[次へ]をクリックします。
※パスワードは8文字以上で、大文字、小文字、数字、記号のうち2種類以上を含んでいる必要があります。
※[□ Microsoft 製品とサービスに関する情報、ヒント、特典を受け取ります。]は、必要に応じて設定してください。
【お願い】ここで作成したMicrosoft アカウントとパスワードは、忘れないように控えてください。
(図17)
- “お名前の入力”の“姓”欄と“名”欄に、姓名を入力して、[次へ]をクリックします。
※ここで入力された名前がWindows上で表示されます。
(図18)
- “生年月日の指定”では、“国/地域”で[日本]を選択し、“生年月日”欄はお客様の生年月日を選択して[次へ]をクリックします。
(図19)
- “セキュリティ情報の追加”では、パスワードの回復、アカウントのハッキング被害の防止、ブロック時のアカウントの復元などに使用するためのセキュリティ情報を追加します。“連絡用メールアドレス”に連絡用のメールアドレスを入力して[次へ]をクリックします。
※既定では、[メールを追加してください]が指定されていますが、[▼]をクリックして、[電話番号の追加]に変更することもできます。
(図20)
- “パズルを解いて、あなたがロボットでないことを示してください。”が表示されたら、スクロールバーを下にスクロールします。
(図21)
- [パズルを解く]をクリックします。
(図22)
- 画面の指示にしたがってクイズに回答し、[送信]をクリックします。
※[送信]が表示されていない場合は、スクロールバーを下にスクロールしてください。
※以下図は、一例です。クイズの種類は複数あり、その都度内容が異なります。
(図23)
- クイズに正しく回答すると、“成功しました!あなたが人間であることが証明されました”と表示され、次の操作に進みます。
(図24)
- 「より迅速かつ安全にサインインするために、顔認証(指紋)を使用しますか?」画面が表示されたら、[今はスキップ]をクリックします。
※顔認証センサーまたは指紋センサー搭載モデルのみ表示されます。非搭載モデルの場合は、次の操作に進みます。
※顔認証または指紋認証は、セットアップ完了後にも設定できます。設定については、以下を参照ください。
[019257:「顔認識(Windows Hello)」顔認証を使う<Windows 11>]
[019133:「指紋認識(Windows Hello)」指紋認証を使う<Windows 11>]
(図25)
- 「PINの作成」画面が表示されたら、[PINの作成]をクリックします。
※PINは、安全性が高い暗証番号です。パソコンに保存されるので、設定したパソコンとセットでしか使えません。
(図26)
- 「PINのセットアップ」画面が表示されたら、“新しい PIN”欄と“PINの確認”欄に、同じPIN(4文字以上の数字)を入力し、[OK]をクリックします。
※数字だけではなく英字と記号も含めたい場合は、[□ 英字と記号を含める]にチェックを付けてください。
※PINを忘れないように必ず控えてください。
(図27)
- 「デバイスのプライバシー設定の選択」画面が表示されたら、[次へ]をクリックします。
※最初に表示された内容が、マイクロソフト社がおすすめする設定です。これらの設定は、セットアップ完了後にも変更できます。
(図28)
- 画面が下にスクロールします。[同意]が表示されるまで[次へ]をクリックします。
(図29)
- [次へ]が[同意]に変わったら、[同意]をクリックします。
(図30)
- 「情報提供・サービスのご案内」画面が表示されたら、[ウイルスバスター使用許諾契約書および脅威情報と端末環境情報の送信(Trend Micro Smat Protection Network)に関するプライバシー)]をクリックして内容を確認し、[次へ]をクリックします。
※“名前”、“メールを送信する”、“国または地域”は自動的に表示されます。
※「ウイルスバスタークラウド」搭載モデルのみ表示されます。表示されない場合は、次の操作に進みます。
(図31)
- [□ 使用許諾所契約に同意しウイルスバスターの利用を開始します。・・・]、[□ パソコンをより快適にご使用いただくために必要な・・・]にチェックが付いていることを確認し、[次へ]をクリックします。
※「ウイルスバスタークラウド」は約1時間後に自動起動します。
※「ウイルスバスタークラウド」と「dynabook かんたん設定」を利用しない場合は、チェックをはずしてください。
(図32)
- 「エクスペリエンスをカスタマイズしましょう」画面が表示されたら、[スキップ]をクリックします。
※この設定は、セットアップ完了後に行えるので、ここではスキップします。
(図33)
- 「PCからモバイルデバイスを使用する」画面が表示されたら、[スキップ]をクリックします。
※この設定は、セットアップ完了後に行えるので、ここではスキップします。
(図34)
- 「常に最近の閲覧データにアクセスできます」画面が表示されたら、[今はしない]をクリックします。
※Microsoft Edgeの設定は、セットアップ完了後に行えるので、ここでは設定しない選択をします。
(図35)
- 「Microsoft 365 Basic サブスクリプションを確認する」画面が表示されたら、[辞退する]をクリックします。
※この設定は、セットアップ完了後に行えるので、ここでは確認しない選択をします。
(図36)
- 「月額わずか¥990でPC Game Passに参加できます」画面が表示されたら、[今はしない]をクリックします。
※ゲームの設定は、セットアップ完了後に行えるので、ここでは参加しない選択をします。
(図37)
- 「リコールを使用して写真メモリを呼び覚ます」画面が表示されたら、[いいえ、保存しません]をクリックします。
※リコールの設定は、セットアップ完了後に行えるので、ここでは保存しない選択をします。
(図38)
- 「更新プログラムを確認しています」画面が表示されたら、そのまま電源を切らずに、しばらくお待ちください。
※アップデートを確認後、新しいバージョンをインストールする画面が表示される場合があります。 - 準備が整ったら、パソコンが再起動します。
- ロック画面(画面中央に大きく日時が表示されている状態)が表示された場合は、[Enter]キーを押してください。
- サインイン画面が表示された場合は、作成したPINを入力してください。
- デスクトップ画面が表示されたら、Windowsを使い始めることができます。
(図39)
操作は以上です。
関連情報
- Office搭載モデルをご購入された場合は、以下の操作も行ってください。
[018906:「Microsoft Office Home & Business 2021」はじめて利用するときのセットアップ方法<Windows 11>]
[019473:「Microsoft Office Home & Business 2024」はじめて利用するときのセットアップ方法<Windows 11>]
- 「Microsoft 365 Basic」搭載モデルをご購入された場合は、以下の操作も行ってください。
[019000:Microsoft 365 Basic(1年無料版)について]
- 初期セットアップ後、手動で「Windows Update」や「Microsoft Store」にて更新プログラムのアップデートを行いたい場合は、以下を参照してください。
[018856:「Windows Update」更新プログラムを今すぐ確かめる方法<Windows 11>]
[018855:「Microsoft Store」ストアアプリの更新プログラムを手動で取得する方法<Windows 11>]
- デバイスの暗号化対象モデルの場合は、デバイスのロックを解除するために回復キーの入力を求められることがあります。回復キーの入力が求められた場合は、デバイスの暗号化の回復キー(BitLocker回復キー)を入力して、デバイスのロックを解除してください。 デバイスの暗号化の回復キーは、あらかじめ確認して控えておく必要があります。以下を参照してください。
[019315:お使いのパソコンがデバイスの暗号化対象モデルか確認する方法<Windows 11>]
[019318:デバイスの暗号化の回復キーを確認する方法<Windows 11>]
以上