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PC管理台帳とは?

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PC管理台帳とは

  • PC管理台帳とは、企業や個人が所有するコンピュータや関連機器の情報を一元管理するための台帳のことです。台帳には、機器の購入日、モデル番号、シリアルナンバー、ソフトウェアのライセンス情報などが記載されます。この台帳を使うことで、機器の状態や所在を把握しやすくなり、管理効率が向上します。定期的なメンテナンスや更新のタイミングも把握しやすくなるため、機器の寿命を延ばすことができます。企業にとって非常に有用なツールとなるでしょう。

  • PC管理台帳とは:イメージ

PC管理台帳への記載項目

PC管理台帳には、機器ごとの詳細な情報を記載します。例えば、購入日やメーカー、モデル番号、シリアルナンバーなどを含めます。さらに、インストールされているソフトウェアのライセンス情報や、修理履歴、メンテナンス記録も登録しておくとよいでしょう。これにより、故障時の対応が迅速になり、何が原因でトラブルが発生したのかを容易に把握できます。PC管理台帳は、効率的な資産管理や、日常の業務をスムーズに運営するための基盤となるのです。


▼PC管理台帳への記載項目の例

項目名 説明
資産番号 各PCに一意に割り当てられる番号。資産の特定や追跡に使用します。
ユーザー名 PCを主に使用する人物の名前。必要に応じて部署名も記載します。
配置・配置場所 PCが設置されている場所。オフィスの場合は部屋番号やフロアなどの詳細な位置情報を含めます。
購入日またはリース開始日 PCが購入された日付、またはリース契約が開始された日付。資産の耐用年数やリース期間の管理に使用します。
購入価格またはリース料 PCの購入価格またはリースにかかる費用。財務管理や予算計画に使用します。
メーカーとモデル PCの製造メーカーとモデル名。サポートや互換性の確認に使用します。
シリアル番号 PCのシリアル番号。メーカーのサポートや保証の申請、盗難時の識別に使用します。
スペック情報 CPU、メモリ容量、ストレージ容量などのPCのスペック情報。性能の確認やアップグレード計画に使用します。
オペレーティングシステム インストールされているOSの種類とバージョン。ライセンス管理やセキュリティ対策に使用します。
ソフトウェア インストールされているソフトウェアのリスト。ライセンス管理やセキュリティ対策に使用します。
ネットワーク設定 IPアドレス、MACアドレスなどのネットワーク設定情報。ネットワーク管理やセキュリティ対策に使用します。
保守・サポート情報 保守契約の有無、サポートプランの詳細、連絡先など。障害発生時の迅速な対応に使用します。
更新・交換履歴 ハードウェアの更新や交換、OSやソフトウェアのアップグレード履歴。資産管理やセキュリティ対策に使用します。

主な利用シーンと用途

PC管理台帳は企業での利用時に必要です。企業では、多くのPCや周辺機器を所有しており、それらを一元管理する必要があります。この台帳を活用することで、新入社員が使用する機器の割り当てや、故障した際の管理がスムーズに行えるでしょう。次に、個人でも利用が考えられます。例えば、家族が所有する複数のデバイスを管理する際に役立ちます。台帳を用いることで、メンテナンススケジュールを一目で把握できます。これにより、突発的な故障を未然に防ぐことができるのです。さらに、台帳をクラウド上で管理することにより、複数の拠点や人々で情報を共有しやすくなります。

PC管理台帳の必要性

PC管理台帳は機器の総数や状態を一元的に把握できる点で必要性が高いものです。これにより、不必要な機器の購入を防ぎ、コストの削減につながります。また、機器の故障やソフトウェアのライセンス切れに対応するための管理も容易になります。次に、セキュリティの強化が挙げられます。例えば、紛失や盗難が発生した際、速やかに対応できる体制を整えることが可能です。企業や個人にとって、PC管理台帳は非常に重要なツールとなります。これによって、PCのライフサイクル管理が効果的に行えるため、業務の効率化やコスト削減が実現するでしょう。

管理方法の種類

ツールを選定する際に考慮すべきポイントはいくつかあります。まず、管理する台帳が使いやすいことが重要です。次に、機能の拡張性も考慮しましょう。ツールが今後のニーズに応じて簡単に機能を拡張できるかどうかは、大切な要素です。さらに、コストも重要なポイントです。予算内で最大限の機能を提供するツールを選ぶことが求められます。一般的には以下の2パターンが考えられます。


1.表計算ソフト

表計算ソフトを用いて管理する方法は、比較的コストが低く、誰でも簡単に始められます。Excel等の表計算ソフトが一般的に利用されるツールです。これらのツールは、操作や編集が容易で、必要な情報を迅速に整理することができます。


2.クラウド管理ツール

専用の管理ツールは、PC管理の効率性を大幅に向上させる方法です。クラウドベースのツールを使用することで、どのデバイスからでもアクセスが可能になり、リアルタイムで情報を更新できます。たとえば、Google WorkspaceやMicrosoft 365などが代表的なツールです。これらは多機能なだけでなく、セキュリティ対策も万全です。さらに、自動バックアップ機能があるため、データの喪失リスクも低減します。

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コロナ禍以降の管理方法のトレンド

PC管理台帳の役割や求められる機能は、コロナ禍以降に大きく変化しました。以下に、その主なトレンドを説明します。


1.表計算ソフト

コロナ禍以降、リモートワーク・ハイブリッドワークが急速に普及したことで、クラウドベースの管理ツールの利用が増加しています。クラウドを利用することで、インターネットに接続できる環境であればどこからでもアクセスが可能となり、リアルタイムでの管理が実現します。これにより、リモートワーク・ハイブリッドワークの普及に対応しやすくなり、地理的な制約を受けずに資産管理が行えるようになりました。この変化は社内のIT管理の効率化に寄与する重要なポイントです。


2.自動化の進展

コロナ禍による業務の効率化が求められる中で、自動化ツールの普及が進みました。これにより、データの収集や更新が自動で行われるようになり、手動入力によるミスが減少しました。また、定期的な棚卸しや資産の状態確認も自動化されることで、管理業務の効率化が図られています。自動化により、管理者はより戦略的な業務に集中できるようになり、全体的な運用効率が向上しました。

3.モバイルデバイスの管理

コロナ禍以降、リモートワーク・ハイブリッドワークの普及に伴い、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスも管理対象に含まれるようになっています。これにより、企業が所有する全てのデバイスを一元管理できるようになり、資産管理の範囲が広がりました。モバイルデバイスの普及に伴い、これらのデバイスの紛失や盗難に対する対策も強化されており、リモートワイプや位置追跡機能なども導入されています。

これらのトレンドにより、PC管理台帳はより高度で効率的なツールへと進化し、企業のIT資産管理において重要な役割を果たしています。コロナ禍以降の新たな働き方に対応するため、これらの管理方法のトレンドを把握し、適切なツールを導入することが求められます。

ツール選定時の注意点

ツールを選定する際の注意点はセキュリティ対策です。特にクラウドツールを利用する場合には、データの暗号化やアクセス権限の管理が重要です。次に、使いやすいツールであることが求められます。容易に操作ができなければ、運用が難しくなります。さらに、運用元のサポート体制の有無も確認しましょう。導入後のトラブル時に迅速な対応が受けられると安心です。また、ツールが定期的にアップデートされ、新機能やセキュリティパッチが提供されることも重要です。

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