現場DXによるピッキング作業の効率化と、意識するポイント
人的ミスやアナログ作業によるミスは、ピッキング支援ソリューションを導入・活用することで改善し、省人化と効率化が期待できます。
では、ピッキング支援ソリューションの導入を検討する際、どのような点を意識するべきでしょうか。
ここでは、3つ紹介いたします。
①. 導入時の初期コスト・ランニングコスト
大規模なゲートアソートシステムや、マテリアルハンドリング機器を導入すれば、現場の効率化を図ることができます。しかし、大規模な機器を導入する際は、初期コスト・ランニングコスト共に非常に高額になるケースが多いです。導入後イメージと違った場合等のことも想定して、コストパフォーマンスが高いソリューションを検討することが必要になります。スモールスタートができるようなソリューションであれば、試験導入を行い、効果測定をすることも容易にできます。
②. 導入後のロケーション変更などに対応しているかどうか
導入後、動線の確保や商品の需要、類似性などの理由から、棚のロケーション変更を行うことが想定されます。そういった際に柔軟に対応できるかどうかは、ピッキング作業全体の効率化を図るうえで非常に重要です。画像認識コードを使用するソリューションなどであれば、コードの貼り直しのみで簡単に位置変更を行うことができます。
③. 機器の使いやすさ
ソリューション機器を導入するにあたり、機器の使いやすさは非常に重要です。高性能な機器を導入しても、現場で作業するスタッフが使いこなすことができなければ、高い導入効果は見込めません。
また、機器によっては片手がふさがってしまい、ピッキング対象が重かった場合に返って作業効率を下げてしまいます。ハンズフリーで運用することができるようなソリューションは、現場作業スタッフの負担を減らすことができるでしょう。スマートグラス等のウェアラブル端末を使ったソリューションであれば、ハンズフリー運用が可能です。
ここまで、ピッキング作業の効率化ソリューションを選ぶ際のポイント例をご紹介いたしました。
ピッキング支援ソリューションを検討するうえで、ぜひ参考にしてみてください。